皆さん、最近本読んでますでしょうか。
本に限らず、漫画やアニメといった物語の中でも最近は
メインストーリーの裏に、毒親・いじめ・同調圧力・雇用・性別などの問題が鮮明に描かれることが多いように思います。
そしてそれが解決していきます。
もちろんそういう描写に共感し、「私だけじゃなかったんだ」と救われることもあるかと思います。前に進む勇気を貰うこともあるでしょう。
しかし私はちょっと食傷気味です。
「そういう解決物語のために、心の闇に触って引っ掻き回さないでくれ」という気持ちになってしまう。放っといて欲しいのです。本読んでる時くらい心を休ませたいのです。
現代社会の闇を巧妙に描写し、暴き、そこに切り込んで痛烈に批判するようなものを
もう読みたくねえ!!という人間もここにいるのです。
今日はそういう人のための本を、取りあえず2つ紹介させてください。
① 斜線堂有紀『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』
1ページ一話で完結する物語が、何個も何個も載っています。
どの物語にも、「私」と「先輩」が登場します。
悲しいこと、嬉しいこと、驚くようなことが起こって、それが連なって、次から次へと起こった出来事はいつか爆発するのです。
世界が滅びることもあります。
死んで幽霊になることもあるでしょう。
私と先輩が夫婦として添い遂げることもあるかもしれません。
ただ、どの物語にも必ず、私と先輩がいる。それが大切なのです。
他に何がいるでしょう?
②浅井音楽『しゅうまつのやわらかな』
浅井音楽さんという臨床心理士さんが送る、ゆる〜い日常の書かれたエッセイ。
エピパンをエビパンだと思っていたこと、お口が満足するまでとんかつを食べ続ける日々。
偏食から見たスーパーマーケットに、雨曝しの道で育んだ「先生」との絆の思い出。
そういうことが描かれています。
毒にも薬でもなくて、この本はもはや休日に啜る温かいほうじ茶。
暇な時にぺらとめくると、心が落ち着きます。
以上。
また何かおすすめしたい本があれば何か書きま〜〜〜〜〜〜(ゆる人間だから「す」で締めない)