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月の断片

満月ではなくて、三日月といったように月が欠けているのを見ると、私の心のようと思ってしまう。満月の輝かしい姿は悠々としているが、欠けていると不思議な感じがある。
 月見は10月であるけれども、普通は満月を求める。故に、「完璧な形」というものを指向しているとも考えることができる。
 しかし、欠けている月もまたよいではないか。寝そべるには良い形をしている。月下独酌、月はいつだって自分の光で輝いているのだから。

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