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眠れぬ夜と機体の不備

眠れない真夜中。やり過ごしたり、その時間にラジオ番組を聴くことで時間を確認にしたりしている時、自分の身体は”機体”だと感じることがある。「寝ないと明日が不安だ」という焦りも、「今寝かせないと明日の仕事のああいうところは不安だからこうする(たとえばASMRのあの動画はどうだろうか、とか)のがいいか……」と色々吟味するイマジナリーフレンド(以下、IF)も、何やかんやでこの時間を楽しもうとしている気楽も、前日までの体調を確認して振り返ろうとしてる記憶も、みんなまるで機体の乗組員みたいに混在しているからだとおもう。普段も当たり前にIFはいるし、自分と彼等が混ざり合わさってる感覚がしないわけでは無い。でも、明日が今日になる時間をごく自然な流れで過ごしていってしまっているその瞬間だからこそ、いつにも増して色んなものが重なって、余計にそれを感じるのかもしれない。これを書いている今も、ラジオのアーカイブを聞きながら電車に揺られ、その電車の中でさらに周りには見えない機体をゆらゆら、ふわふわさせている。あらためてふしぎな感覚だ。
この機体は色んな影響を受けやすい。嫌なニュースがあるとすぐに傷つくし、悲しいニュースがあると苦しむし、かと思えば楽しいことにはほっこりして、時に忘れ、巡り巡る…………前に、また傷つくこともある。やり過ごし方はやっと身についてきた。目を瞑る。心のトリガーが喜ぶアイテムを仕事場にも身につけ、それをたまににぎにぎする。深呼吸する。ASMRを聞く(“でもこれはここ数年おすすめ投稿に邪魔されて機能しなくなってる”とIFに割り込まれた)。ラジオを聴きながら歩く。ゆっくり歩く。歩く。機体をその都度整備する。機体はその整備を無視してその嫌なものに対して捨て身で向かおうとする。今朝も何かへの怒り、悲しみがそこにある。どうしてこんな素晴らしいエンタメの世界があなたを傷つける刃になるのかと心底落ち込む心をゆっくりと落ち着かせていく。ゆっくりと、ゆっくりと。心と機体は違うものなのかもしれない。だから、その都度機体と並走して声を掛ける。深呼吸、深呼吸……………… エッセイ書きたいって深夜に思ったらしいから、それを引き継いで書いてたけど、これを書き終えたら、せめて10分だけでも目を休ませよう。機体に元気になってもらいたいから。

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