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Q.頑張りが足りないとか暗いとか直接的な言葉じゃなくても遠回しに言われたりする事に耐えられない

この記事の担当 ウ・サギ

Q.頑張りが足りないとか暗いとか甘えてるとか、直接的な言葉じゃなくても遠回しに言われたりする事に耐えられないです。適切な環境で育った人と同じように生きろと言われても無理です。私も苦しかったけど頑張ったんだよとか言われても…何をどう頑張ればいい?

A.まっとうな感じ方で、主張だと思いました。
頑張れるかも頑張った上で結果を出せるかも、生育環境の土台や、今の社会において有利な要素があるか(たとえば、あくまで傾向ですが、繊細よりは鈍感、内向的よりは外向的…あとは容姿がどう評価されるか、求められるジェンダーとマッチする性格か…その他諸々)が大いに関係しているとウ・サギは考えています。だから問題は、安心安全が保障されていないこと、本来は多様な個性であるものが理不尽に有利不利や優劣となってしまうことなど、社会構造にあると思っています。「私も苦しかったけど頑張ったよ」は、言った側にそのつもりはなくても、そういった不公正な社会の問題を個人の努力の問題にすり替える発言になってしまっていると感じます。でも、有利な要素をたまたま多くもっている側は自分の有利に気づく機会もなかなかないし、有利な要素があったとしても生きるのが苦しい場合も十二分にあるので、よくわからずに、時に善意で、私も苦しかったけど頑張ったよと言ってしまうことがあるように感じています。(このあたりはウ・サギが最近勉強している分野なので、ちょっと小難しく語りすぎたような・・・すみません)
何をどう頑張ればいいに答えるなら、自分の気持ちを元気にしてくれる環境に少しでも身を置けるように頑張ること…ですかね……。世間のメッセージを浴びるほどに、あなたの力が奪われていくと思うので、それは勿体ないととても思います。頑張りなんてそもそも指標が曖昧なものだと思いますし、この社会を生き抜くだけで、みんな精一杯闘っているとウ・サギは心から思っています。

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update 2025/7/13