Q.勉強は小さい頃から苦手で運動も大して出来ません。挙句の果てに今は学校にも行けておらず外にも全く出れていません。この状況では高校に行けるのかも分からなく、働けるのかも分かりません。この先の人生が全く見えません。生きていけるのでしょうか
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Q.勉強は小さい頃から苦手で運動も大して出来ません。挙句の果てに今は学校にも行けておらず外にも全く出れていません。この状況では高校に行けるのかも分からなく、働けるのかも分かりません。この先の人生が全く見えません。生きていけるのでしょうか
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Q.就きたい仕事があって、その仕事ができる業界受けまくっても、なかなか会社に受からない。周囲には、就きたい仕事がなくて焦っている人がいるのに、自分の悩みは贅沢なものなのだろうか。
A.悩みが贅沢なのかどうかですか・・・なるほど。結論からいうと、どんな悩みも全然贅沢じゃないと同時に、誰かにとっては贅沢であるというのがウ・サギの考えです。そして、自分の悩みを贅沢だと感じる誰かには配慮したほうがいいことはあっても、自分の中で「贅沢かな」「他の人はもっと大変」などと責めたり気持ちをおさえこむことには、(たぶん)何も良いことがないと思うので、比べるのはやめようキャンペーンをウ・サギとしてはやりたい気持ちです。
配慮についてもう少し具体的な話をすると、何か悩みを話すときには、その悩みトピックについて、自分の方が恵まれていないだろうか?とチェックしてからウ・サギはなるべく話すようにしています。つまり、あなたの悩みについて言えば、就きたい仕事がなくて焦ってる人や、就職活動したいのにできない人などに対してだけは、あまり言わないほうがいいかな…という話になります。ウ・サギは、たとえば忙しいという悩みを話したい場合は、自分より忙しい相手と、働きたいのに働く機会と巡り会えてない相手には、話さないようにします。
でもそれは「その相手に話す」のはやめておこうというだけの話で、悩みは悩みだし、つらいものはつらいので、気持ちをおさえたりすることは全くしなくていいと思います。強い希望があるのにそれが叶わない状況は、葛藤が大きく、大変なものだろうとウ・サギは想像しています。
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Q.仕事も家事もどうしても頑張りたいと思えず、こなすこともできない。死にたいくらい苦しい時もある。福祉や医療や家族等の支え、そして何より好きなことでなんとか生きてる。無職で家事をこなせなくても福祉などで安心して生き続けられる社会がいいな。
無職で家事もやらず好きなことだけして暮らすのは、確かに誰かに負担を強いることかもだけど、本人にとっては今を生き延びる手段なんだと自分は思います。
A.やみーペンも自分ができない時に誰かが助けてくれて、そうしてもらってることに苦しさを感じない社会であって欲しい!と思ってる〜
それぞれのキャパや得意不得意を理解しあえる世界であって欲しいなぁ〜。ちなみにやみーペンは家事は嫌い…同じ作業を繰り返すのって好きじゃないんだよね〜
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Q.フィクションのマンガ作品でも、無職であることや働きたいと思っていないことは否定的に扱われたり、否定的に扱われなくとも無職のキャラは後々仕事をする展開になる印象
現実同様「働かない」選択肢が大体は否定されてる気がする。どう思いますか
A.ウ・サギはマンガ好きなので、確かにそうかも…?どうだろう…?と好きな作品を浮かべてみたのですが、働くというものがまだ現実味のない学生ものがほとんどでした。実はウ・サギも、働かなくてはいけない、みたいなものを感じさせるマンガを無意識で避けていたかもしれないです……。
まず「働かない」選択肢について思うのは、生きかたカエルがこの質問やこの質問でも書いている通り、今の世の中での「働く」というのが、あまりにお金を稼ぐという意味に限定されていていることです。そういった限定された、資本主義の世界で労働するという「働く」については、「働かない」選択肢はあるべきだし、むしろみんなで「働かない」を選択していきたいとさえウ・サギは思っています。
どうやったらみんなの衣食住が安全に確保されて、持続可能な暮らしができて、困ったときはお互いさまができるのか、というのをウ・サギは考えたいです。そして、それを考えたときに「働く」というのは、家事をすること、小さい子の見守りをすること、みんなをフラットに認める存在としてそこにいること(例えば重度の障がいのある人などはこの働きができます)、これでいいのかと疑問を投げかけること(生きづLABOの質問はそういう「働く」だと思っています)など、実に多様であり、どんな人にも役割があると思っています。いわゆる働かないで遊んで暮らすみたいな人がいても、それはそれでその余裕やゆるさが誰かを救うこともあれば、普段遊んでいる分本当にピンチなときは働いてくれる気がするし、存在するだけでみんな「働いている」ということになるのではないか?とウ・サギは感じます。疲れて心を病んでしまう人がいたら、それは安全じゃないコミュニティになっているというサインであり、そのサインを出すことも大切な働きだと思います。病んでしまった側はしんどいはしんどいでしょうが…。
だから、おそらくあなたは「働かない」選択肢を求めている気持ちがあるのかなと思いますが、働くに偏りすぎた社会に何かを感じ、生きづLABOに質問している時点で随分と働いているとウ・サギは思いました。
あれ、話が脱線しすぎた気がします・・・。どう思うか?という話に戻ると、フィクションだろうと生み出した人間は現世にいるので、現世の価値観が作品に反映されるのはどうしてもあるのでしょうね…とは思います。ちなみにウ・サギはそれが苦手なので、小説は海外の100年近く前のものを好んで読んでいます。
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Q.多くの仕事を抱えていた時にパワハラを受け、適応障害になりました。それを相談窓口でお話ししたら「あなたが真面目すぎるんだよ、頑張りすぎるんだよ」と言われ、なんだか傷つきました。
どう思いますか?
A.同じ状況で同じようなことを言われたら、ウ・サギもなんだか傷つくだろうと思いました。自信がない自分だったら「私が悪いってことなのかな…」と泣きたくなり、もう少し元気な自分だったら「真面目だからってパワハラしていいわけじゃないじゃん!」と、もやもやしそうです。
理不尽な暴力があった際に、被害者側に原因や改善を求めていくのは、本当によくない風潮だとウ・サギは思っています。典型例だと、スカートを履いてるから痴漢されるんだ、とかがありますが、どんな服を着てようとどんな態度をしてようと、合意なく触っていいという話にはならないはずです。
だから、あなたの中に原因があるという話では全くない、というのは強調した上で、真面目で頑張りすぎる性格とどう付き合っていくかは悩ましいことだとウ・サギは感じています。ウ・サギは真面目すぎ頑張りすぎだと言われることがありますが、確かに周りを見てみると、多少不真面目だったり雑だったり、時にずるかったり忘れっぽかったり、そういった要素がある方が自分の身は守れそうだなあ、とは感じます。ただ、どう考えても、ウ・サギは不真面目になれそうにはないので、真面目で頑張り屋だからといって仕事の量がどんどん増えたりしない働き方、パワハラの起こりにくい風通しのいい場所を探す方にエネルギーを注ごうと思っています。
あとは真面目不真面目関係なく、嫌なことを嫌だと言える力、断る力はたぶんどこに行っても大切だと思うのですが、それを身につける道はなかなか一筋縄ではいかなさそうなウ・サギです・・・。
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Q.仕事が怖いです。面接で学歴や職歴を責められるのが怖いです。でも、このままずっと無職も辛いです。社会からも親からも認められず怒られるのは辛い。最近怖い事件も多くて何もかも怖い。居場所がないです。死ぬ以外で何か少しできることはあると思いますか
A.怖いという気持ちと、どうにかしたい、という強い気持ちの両方があなたにのしかかっているイメージが浮かびました。
何かできること・・・というのが、どのようなものをイメージしているのかはわかりませんが、怖さというのはこれまで蓄えた「経験」「情報」「想像」などが生み出すものだと思うので、何かしら悪くない「体験」「関わり」を積み重ねていくのがポイントになるのかなとは感じました。例えば、超理想を言えば、実際に面接を受けて学歴や職歴を責められず採用されて、怖くない人と関わることができればいいのに・・・というのがウ・サギの感じたことです。(いきなり就職というよりは、サポステなどの就労支援、タイミーなど面接無しの働き方、がひとまず頭には浮かびました)
といってもどこに良い場所があるのか、行動しようとしてさらに傷ついたらどうするのか?など、ハードル、不確定要素、不安要素は尽きないとは感じます…。そうなると、不安を吐き出せる先や、信頼できそうな情報収集ルートを手に入れるのがいいのでしょうかね……。方向性としては、チャット相談の利用やこういったサイトの活用など匿名のものをうまく扱うのと、身近でカウンセラーやソーシャルワーカーなど専門家とうまくつながるのの二方向がありそう?とは思いました。
世の中には確かに怖いこともたくさんありますが、そこまで怖くないものもありますし、こうやって質問してくれたように、無理のない範囲で何かしらとつながってみるのをウ・サギはおすすめしたいです。
Q.将来なりたいと昔思っていた職業と、今なりたいものがちがいます。でもそれになれるだけの実力も努力もできないし、親に反対されるからやめないとなって思います。
A.ウ・サギは、子どもの頃将来なりたいと思っていた職業と、これまでで一番なりたくて真剣に頑張った職業と、今やっている職業は全部違います。なりたいものは変わるし、実際になろうとしてみないと向いているかもわからないし、なりたいことよりも向いてることをやっているうちにそれが楽しい職業になることもあります。
と、そんな一般論は置いておいて、なりたいものがあるけれど、なれなさそうだし、親に反対されるし、やめないとと感じている…という話ですね。「やめないとな」という表現から、やりたいという気持ちが結構強いものにウ・サギは感じました。ウ・サギは努力しても一番なりたかったものにはなれなかったですが、なりたいという気持ちで試行錯誤した経験は、今の糧になっていると感じています。
未来はどうなるかわかりませんが、あなたがなるべく充実した今日や明日を過ごせる道があるといいな、とウ・サギは思います。何を選ぶも自由で、正解もないと思うし、なんか違うなと思ったらこれまでやったことを捨てて、新しい道にいってもいいのです。でも「親に反対されるから」という理由で何かを選ぶ(選ばない)と、つまづいたときやしんどくなったときに後悔しそうなのが、ウ・サギはちょっとだけ心配です。
Q.母親から、「働かないと年金も支払えないでしょ」「若いんだから働かないと若年性認知症になるよ」と強く言われ、再就職に向けて準備中の私の現在を否定されてる気がして辛いです。自分は働いていなくても幸せに感じられる瞬間があるのに…。
A.働いていなくても、幸せに感じる瞬間があるのなら、それでいいとカエルは思います。母親の言っていることは何だか合理性もないし、配慮にも欠けたひどい発言だなぁとカエルは思いました。否定されている気がするのも当然だと思います。ただ、そうしてひどいことを言われて「否定されている気がする」と気づいたり、自分が幸せな瞬間を感じられる自分の感性には自信を持ってもいいと思いますよ。カエルはいつでもあなたの感性を応援したい気持ちです。
Q.子供の頃、一刻も早く自立したいと強く思っていました。それなのに自立していなければおかしい年齢になってもいつまでも自立できず、結局親に依存しています。もうずっとこのままなのかなと思うと本当に怖い。何をどうすれば自立できるのか悩んでいます。
A.それは「自立」をどうとらえるかによるとカエルは思います。
自立というと、自分でお金を稼ぎ、自分のことを自分でやることのように思われているけれど、実は違うというのがカエルの意見です。
特に経済的な自立に関しては、就労とのマッチングがこの社会ではあまりに平等ではなく(企業の求める人材というのがあまりに限定的で)、生活費を稼げる人が自立している人とみなすには、合理性を欠くと思っています。そもそも、能力的に制約がある場合に、就労して生活費を稼ぐことが難しい人は一定数いるため、いわゆる社会保障を利用して生活費を確保することも当然ありで、利用する意思決定や選択そのものが自立の行為であるとカエルは考えます。
例えば生活保護の制度はそのためにあります。生活保護を受けたとしても、少しでも働ける分は働くことができますし、何かしらの障がいがあれば年金をもらう方法もあります。どうも、生活保護制度が正しい理解をされていないことや、誤解をたくさん受けていることもその背景にはあるように思っています。
生活保護法の第1条には「この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」と明確に自立を後押しするためにあると書いています。
生活保護を受けること=自立していないのではなく、その人なりの自立のために生活保護をはじめとした社会保障の仕組みを活用することが一つの方法だと理解が広がるか、もしくはどんな人も漏れなくその人なりの労働(いろいろなパターンがある)が保障され、その対価として生活が保障される仕組みがあることで、誰もが様々な形で自立できるようになることが必要だと思っています。
そもそも、誰もが誰か(何か)に依存して自立をしています。自立とは「上手に依存できるようになること」と表現されることがあり、カエルもそれに同意しています。質問者さんが親に依存するのが本意ではないのであれば、依存先を親から別の方法に変えることもまた自立の形だと思います。
年齢や性別、能力に関係なく誰もが自立することができるよう、自立の在り方についてもっともっと議論をしてみたいと思いますし、いろいろな自立のための仕組みがあることを願っています。(長くなりました…)
Q.親が自営業なんだけど、客が少なくなって、貧乏です。親も死にたいみたい。あんまり私の前では言わないけど。借金の話もしていて、気分が落ち込んじゃいます。これから、高校、大学とお金がかかるのに・・・
A.借金の話題がもれ聞こえてくると子どもとしては心配になるのも無理はないと思います。いろいろわからないことがある中で不安があると思いますが、推測するに、課題がシンプルなので、いざとなったら方法はありそうだと感じています。
借金問題や事業不振については、決断次第で、自己破産や倒産など公的な手続きとして白旗を上げることができます。負いきれない借金を清算する方法もありますので、借金やお金がないことを解決する方法はあると思っておいてください。(親も知っているかもしれないし、知らないかもしれないですが)くれぐれも大変な状態を無理して引っ張らずに引き際が大事だとカエル的には思います。…とここで答えても、親が見てくれるわけじゃないだろうけど。カエル的には商売や水物ですから、うまくいかないこともありますから、倒産したり自己破産することをそんなに大きく恥じることはないと思っています)
また、親が経済的に大変だとしたら、進学の際には使える奨学金もあります。少し前は多額な借金を抱えるような貸与型が主流でリスクが高かったのですが、最近は給付型の奨学金が増えているので、家庭の経済的な事情があっても進学できる道はずいぶんと増えたと思います。また、世間では人手不足が深刻化しているので、大学生のアルバイトも選べるほどあるとは思います。ただ、バイトと学生の両立などが難しいことはあるかもしれませんが、難しければ、働きながら通信の大学に進学するとか、定時や通信の高校だとバイトがしやすいと思います。
あなた自身の進学について相談できるところを確保するのと同時に、親に「大変だったら、自営業たたんで、他の仕事をやってみたら?」とか「借金が大変なら倒産とか自己破産するのも一つの方法だって聞いたことあるよ」と言ってみるのも手かもしれませんね。