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Q.某放送局の訪問員から連日長時間にわたってチャイムを鳴らされたことがトラウマ

この記事の担当 ウ・サギ

Q.某放送局の訪問員から連日長時間にわたってチャイムを鳴らされたことがトラウマになりテレビが見れなくなりました。その放送局は生きづらさを抱えた人に向けた番組やサイトも運営しています。それを二面性だと捉えて気持ち悪い怖いと感じるのはおかしいですか

A.なかなか悩ましい、苦しい様子が伝わってきました。気持ち悪いと感じるのは全然おかしくないとウ・サギは感じますし、ウ・サギとしても比較的共感できる感じ方でした。
一応事実を整理してみるなら、組織といっても個人の集合体で、いろんな人がいろんな気持ちやスタンスで関わっているので、矛盾や多面性は多かれ少なかれ生じるだろうとは思います。訪問員の行動についても、やり方は上から指示されたものからやや外れて(拡大解釈などが起こって)現場の独断が入っていたり、訪問員のコンディションが何か悪かったなど個人的な要因もあるかもしれません。ただ、放送局の名前を出す訪問員である以上、放送局側の存在であるのは明確な事実なので、生きづらさに寄り添うスタンスと、生きづらさをさらに深くする(結果、トラウマまでを感じさせてしまう)行動をした点には、二面性や気持ち悪さを感じるのはまっとうだと思います。
補足に、もともとチャイム音が苦手ともあったので、トラウマの責任が某放送局だけにあるとは言えないにしろ、連日長時間にわたって、というのは普通に恐怖体験だと感じます。
訪問員の側にも、やらないといけないことやプレッシャーなどもあるかとは思いますが、目的のためにやっていい範囲のことと、どんな崇高な目的があろうとやるべきではない範囲の行動があるとウ・サギは思います。目的だけが先走し、優先されることで、人間を尊重できなくならないよう気をつけたいものです。

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update 2025/8/14