Q.奇声をあげながら追いかけたり急に叫んだりする人がいて怖く、その人は発達障がいがあります。もちろんそうなっちゃうのは仕方ないし、しない人もいるのは分かっています。けど発達障がい関連の記事や人を見てると、わかんないけど怖いです。
A.自分の理解を超えた振る舞いをされたり、追いかけられて怖いと感じるのは自然なことだと思います。実際に怖い経験があったとき、その人の属性ごと怖い対象となるのも、それこそ仕方ないことだとも感じます(例えば他には、男性恐怖とかが該当しますね)。
でも、問題は発達障がいがあるないではなく、その人個人が自分に合った学ぶ機会や、自己コントロールできるような環境が足りていない部分にあるとウ・サギは考えています。というのも、今の社会は発達障がいの人にとって学びづらい環境や、過酷な環境になっていて、もう日々暮らすだけでストレスいっぱいの状態になっている人もいるのです。質問者さんもそのあたりを理解、想像しているから「そうなっちゃうのは仕方ない」という言葉があるのだと思いますが、この記事を読んでいる人が発達障がいについて偏ったイメージを持たないために、ちょっと書かせてもらいました。
発達障がいがあることで生きづらさやストレスを感じている人が多くいる社会であること、そうならない社会づくりを考えていくのは大前提として、同時に「こわい」と感じてしまう人が気持ちを話せる機会も大切だとウ・サギは思っています。追いかけるのはダメにしても、(他の方法で難しいなら)奇声をあげたり急に叫ぶことで自分を落ち着かせるのはありかなとウ・サギは思っていて、ただ、それは周りの人が説明された上で理解できたり、怖いと思ったことを言えたり、お互いの気持ちや事情が尊重されて成り立ってほしいと思っています。
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