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Q.家族以外との関わりがほしい。どうしたら自分の世界を変えてくれる場所や人達と出会えるのか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.家族と仲はいい方だし家に居場所はあるけど、家族以外との関わりがほしくて仕方がないです。家族以外の人と触れ合いたい、人生を歩みたい、何かしたい。どうしたら自分の世界を変えてくれる場所や人達と出会えるのでしょうか。

A.ウ・サギもわりと自分と重なるところのある話でした。(それを得る必要があるかは別として)家族以外との関わりでしか得られない何かはあるとウ・サギも感じます。だから、あなたの願いを叶える方法について、あれこれアイデアを出してみよう…!と前のめりな気持ちの今です。
まず、傾向としては、
・結果を出す必要がある場所よりは、結果をそこまで求められない場所
・同属性が高い場所よりは、多様な人の集まる場所
・レールに乗ったような道を歩んできた人よりは、型破りな生き方をしてきた人
を狙っていくのをおすすめします。

それらを総合すると、まず一つおすすめなのは、NPO系(社会活動)のボランティアです。
ただ、これはちょっと光属性な感じの人が多いのと、手伝い内容に柔軟性が求められる場合があるのが欠点かなと思います。型破りな人に出会える確率はかなり高いですが、中リスクハイリターンのイメージです。

リスクやハードルの低さで考えると、生きづらい人の居場所に参加してみる、サポステなどの就労支援の利用…ですかね。
こちらの欠点は、支援者が人として関わるタイプではなく「支援してくれる」「適応を推奨してくる」ようなタイプだと、反面教師以上の学びが薄いのと、生きづらい同士の出会いは時に距離感が難しい、同属性が強い、あたりかと思います。

あとは、絶対損にはならない人間関係となると、幼い子どもや、重度の障がいがある人(つまり言語でのコミュニケーションではない相手)の関わりかなと思います。
広い世界を見せてくれるとは違うかもしれませんが、言語じゃないコミュニケーション=異文化でのコミュニケーションと言えるので、世界はある意味で変わると思います。そうやって世界が変わると、また次の新しい出会いへの勇気や、自分の自信が生まれる可能性はあるとウ・サギは感じます。

でも何より大事なのは、あなたが好きなもの、興味の持てるもの、または適性的に合うものに参加することかと思います。
ウ・サギの経験的には、あまりいけてない場所でも、気の合う人や面白い人と出会える確率は一定数あって、でも合う人を見つけたり仲良くなれるまでは、少し時間がかかる場合が多いです。だから継続して、過剰な無理はせずに参加できる何かを探すのも、大切な視点かなと思います。応援していますね。

update 2025/5/21
Q.誰も死に方を選べないのに、生きられなかった人の分まで生きるべきだと言われて辛い。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.誰も死に方を選べないのに、生きられなかった人の分まで生きるべきだと言われて辛い。
もし自分の寿命を渡す事ができるのなら全部生きたがってる人にあげるのにと考えている。

A.それはつらいですね…。そんなことを言ってきた人には、無言でキックしたいくらいの気持ちです。「生きられなかった人の分まで生きろ」とか「もっと苦しんでいる人がいる」(というのも言われたと補足にあったので…)論は、世の中でなぜか正論のように出されることが時々ありますが、ウ・サギはいろいろと文句を言いたい点があります。
ウ・サギは、「死にたい」というのは、「死にたい以外の結論が見えないくらい気持ちがいっぱいいっぱい」の状態であると捉えています。そんなにいっぱいいっぱいの人が、なぜ他の人の感情や苦労まで背負わなくてはならないのか?というのがまずウ・サギの怒りポイントです。他の人の感情や苦労に思いを馳せ、背負うのは、その余裕がある人の役割だと思います。もっと苦しんでいる人がいるというのを苦しい人に押しつけてる暇があるなら、苦しんでいる人のために、あなたがやれることを黙々とやってなさい…!とお説教したいです。
生きられなかった人の分まで生きろは、生きられなかった人に直接言われるならわかりますが、第三者が押しつける意味も筋合いもわかりません・・・。
あと、指摘したいのは、それらの理論を生きるのがしんどい人相手に話すことで、誰が幸せになるのか?という合理性です。そんなことを言われたら、生きるのがしんどい人はもっと苦しんで、苦しんでいる人のことを考える余裕のある状態は遠ざかるし、生きる力も弱っていくはずです。
と、いろいろ怒りながら反論させてもらいましたが、たぶん言う側はそんなに深く考えて言ってないと思うのですよね…。死にたいというくらい弱っている人に、考えなしの言葉を投げること自体、ウ・サギは大反対です。
ずいぶん怒ってしまいました。すみません。とにかく、つらいものはつらいのだから、比べなくていいし、自己嫌悪しなくていいし、せめて自分だけは自分のつらさを一番に思い遣ってあげようじゃないか。自分のつらさを申し訳なく思っている人全員に、そう叫びたいウ・サギでした。

update 2025/5/21
Q.Xジェンダー?の中学生です。配慮してもらうためカミングアウトしたいけど怖いです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.Xジェンダー?の中学生です。学校では男女で扱いが違うとき、男女で分かれるときがあります。今は誰にもカミングアウトできず、過ごしにくいです。ただ、配慮してもらうためには言わないといけないです。なんで?どうして?と友達に聞かれるのも怖いです。
一人、言えそうな前担任がいます。その先生には、自分が同性が好きということを伝えて、全然いいじゃんと言ってくれました。なので、言うならその先生です。ただ、言ったあとに、違う先生や友達に伝わるのが嫌です。また、今まで友達だった人と関係が変わるのも怖いです。いや、優しい人たちだから、そんなことないかもしれません。
どうすればいいと思いますか?
あ、Xジェンダー?と?をつけた理由は、まだ自分の性別の言い方が決まってないからです。感覚的にはどっちでもない、です。もはや日本語の問題では・・・?と思い始めてますが。
(編集注:「質問入りきらなかった」という言葉が補足にあったので、補足の内容も質問として公開しました)

A.言えそうな大人がいるなら、その大人を手掛かりにするのは大いにありだと思います。いわゆる常識から少し距離のある個性について、すべての人たちが理解をしてくれたり、受け入れてくれたりするわけではないと思います。どう思われるのか怖く感じるのもとてもよくわかります。ただし、一見無理解な反応や拒否的な感触には「よくわからない」「知らない」ことが大きな理由のようにカエルは思っています。だから、わかってくれそうな人からじわじわと理解を広げていったり、もしも、一人では受け止められない反応があったときに報告したり、一緒に考える人や場を持つことは大きな意味があると思っています。
例えばXジェンダーという呼び名も一つの表現ではありますが、「?」がついているところを見ると、あなたがもっとしっくりとくる表現が見つかるかもしれません。実際には一人ひとりの性別への認識や感覚はそれぞれ異なるところが、何となく女と男の二種類に分けられていることで、苦しさを感じる人は意外とたくさんいるはずなので、こうした質問をカエルは大歓迎しちゃいます。

update 2025/5/21
Q.「身近な人の自殺のサインに気付こう」という言葉をどう思われますか? 
この記事の担当 ウ・サギ

Q.「身近な人の自殺のサインに気付こう」という言葉をどう思われますか? 
私の経験上、希死念慮が他人からは想像以上に見えていないと痛感しています。だから簡単には気付けなくて当然で、逆にそれが明らかに見て分かる頃では支援が間に合わない気がします…

A.ウ・サギは、死にたい気持ちは「生きる負担>生きる楽しみ・価値」という状態があって、生まれるものだと思っています。もし死にたい気持ちを感じていない人でも、同じく「生きる負担>生きる楽しみ・価値」になっている場合が少なくないと感じますし、自殺を止めたいと思うなら、そういった世の中(家庭、学校、仕事・・・生きる負担があまりに多いと思います)を変えるのが、一番のやるべきことだと考えています。だから、誰かが自殺という行動に至るところでやっと「自殺のサインに気づく」ことを重要視されても、なんだかなあ、とウ・サギは思ってしまいます。亡くなってしまったら生き返ることはないので、気づくことも勿論大切だとは思いますが…。
ちょっとあなたの話からズレたことを語ってすみません。ウ・サギも、人や場合によりますが、希死念慮も自殺のサインも周りから全然見えないことはあると感じます。というかそもそも、人がどんな感情でいるか、どんな考えをもっているかは、周りには(時に自分にだって)なかなか見えないものだと思います。だから自殺のサインに限らず、感じていることを言える関係をつくることがポイントだと感じますし、そのためには常日頃から、ネガティブな気持ちを否定しない、頑張りや完璧を求めない、良い悪いの評価をしないなど、「この人になら言っても大丈夫だ」と思ってもらえるような振る舞いや生き方をするのが大切だと思っています。

update 2025/5/21
Q.勉強しない私に存在価値がないみたいに感じてしまう
この記事の担当 生きかたカエル

Q.この間塾を休んで、理由を説明しないでいたら、怒られて、行かないのなら塾の勉強を今家でしなさいと言われて、少し休んでいたらまだ全然やっていないと怒られた。勉強しない私に存在価値がないみたいに感じてしまう。

A.大人が子どもに勉強を強要したり、プレッシャーをかけたりするのは愚かな行為なのですが、人間界はその愚かさになかなか目覚めてくれないので、カエルはとてももどかしいです。受験勉強よりも、質問箱を優先し、自分の気持ちや存在価値に心を傾けることはとても有意義な時間を使っていると言えますね。自信をもってください。
ただ、大人は簡単に行動を変えてくれないので、適当に合わせたり、やり過ごしたりするスキルは役に立つかもしれません。いずれにしても、今感じている違和感や苦しさはとても大切ですし、カエルはそんなあなたの味方であることは声を大にしてお伝えします。

update 2025/5/21
Q.異性に優しくされるとすぐ恋愛的に好きになる癖をやめたい
この記事の担当 ウ・サギ

Q.異性に優しくされるとすぐに恋愛的に好きになってしまいます。今まで何度も失敗してるのでその癖をやめたいと思うのですがなかなか難しいです。どうしたら治ると思いますか?

A.好きに「なってしまいます」と書いてあるように、気持ちは勝手に湧いてきてしまうものだとウ・サギは思っています。だから、治すというのがどういうイメージか、失敗というものがどういうものかはわからないですが、好きにならないようにする、というのを目指すのは(少なくともすぐには)難しそうだと感じました。
すぐ恋愛感情になってしまう背景には、あなた自身の中に何か満たされないもの、自信のない部分、寂しさなどがあるのかなと想像しています。恋愛は、そういった何かしらの不全感や欠落を埋めてくれるように見えて、実は恋愛では解決しなくて、何が違うもので地道に埋めていくしかないのかなあ、とか考えたりもします。
すぐ恋愛的に好きになるという現象は、分析するほどに、あなた自身の心のことがよくわかりそうだとウ・サギは感じました。まずは「恋愛で何を求めているか」だけでも整理できたら、恋愛以外の方法も思いつくかもしれないですし、思いつかないにしても、わかるだけで治るために大きく前進しそうな気がします。
とはいえ、色々と頭ではわかっていても、感情というものに逆らうのは難しいですよね…。もういっそ、しばらく失敗し続けるのは仕方ないと諦めて、「いかに失敗を小さくしていくか」の工夫を考えていくのもありだとウ・サギは思います。

update 2025/5/19
Q.弟がやって許されることも私は親に怒られる。人だから好き嫌いはあると思うけどやめてほしい。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親が弟のほうが好きで、扱いが違います。弟がやっても許されることをしたら、私は怒られるんです。人だから、好き嫌いはあると思うけど、やめてほしいです。

A.本当にやめてほしいとカエルも思いました。
そして、「好き嫌いはあると思うけど」と相手の立場への理解も示したうえで、「やめてほしいです」と要望を伝えるスタイルに感服しました。「弟ばっかりひいきしやがって、ふざけるな!」と一方的に批判するのではなく、相手に対する想像を働かせてお願いという形で気持ちを伝えることは、大人が見習った方がよいアサーティブな表現だと思いました。(もちろん、素直にふざけるな!という権利も子どもにはあるとカエルは思っています)
もしも、伝えられそうなら、そのように伝えてみたらどうだろうかと考えるカエルでした。

update 2025/5/19
Q.些細なことが気になってずっと落ち込んでいる。気の持ちようを変えたい。
この記事の担当 やみーペン

Q.些細なことが気になってずっと落ち込んでいます。やらなきゃいけないことがあるのに小さな失敗が気になって集中できずに時間だけかかり、そのせいで睡眠不足になってストレスが溜まる一方です。気の持ちようを変えたいです。

A.やみーペン的には調子が悪いときほど些細なことが気になりやすい気がする!周りからどう見えてるのかとか、自分の中の想像だとどんどん自分に対しての否定的なメッセージに捉えやすくなったり…。最近、メンタライゼーションっていうものを書いてある本が、やみーペン的にはめちゃくちゃ納得力が高かったよ!説明しろ…って言われると難しいけど…。変えるのは時間がかかることだけど、まずは気づいたり知ったりすることが大きな第一歩だとやみーペンは思うよ!!

update 2025/5/19
Q.母がテストで1位をとるのを当たり前として、姉と比較して強制してくるのが嫌
この記事の担当 生きかたカエル

Q.新学期にテストで1位を取れなかった。母に「頑張りなよ」と言われた。1位をとることを当たり前として姉と比較して強制してくるのが嫌です。でも逆らったら怒られてしまうので言えない。このモヤモヤを聞いてほしかっただけ、質問でなくてすみません。

A.それはとても嫌ですね~。嫌だって思うのは当然です。比較と強制は子どもの敵だとカエルは思うのですが、世の中では子どもに対して比較と強制を安易に持ち出す習慣がたくさんあって本当に困ってしまいます。子どもへの比較と強制をやめようキャンペーンを張りたいです。
そういう大人に対して、子どもはどんどん逆らってほしいとカエル的には思うのですが、怒られるのを承知で逆らうのもコスパが悪いので、質問箱でよければ活用ください。質問じゃなくてもいいのですよ。どうぞ遠慮なく。

update 2025/5/19
Q.仕事が怖いがずっと無職も怖い。居場所がない。死ぬ以外で何か少しできることはあると思う?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.仕事が怖いです。面接で学歴や職歴を責められるのが怖いです。でも、このままずっと無職も辛いです。社会からも親からも認められず怒られるのは辛い。最近怖い事件も多くて何もかも怖い。居場所がないです。死ぬ以外で何か少しできることはあると思いますか

A.怖いという気持ちと、どうにかしたい、という強い気持ちの両方があなたにのしかかっているイメージが浮かびました。
何かできること・・・というのが、どのようなものをイメージしているのかはわかりませんが、怖さというのはこれまで蓄えた「経験」「情報」「想像」などが生み出すものだと思うので、何かしら悪くない「体験」「関わり」を積み重ねていくのがポイントになるのかなとは感じました。例えば、超理想を言えば、実際に面接を受けて学歴や職歴を責められず採用されて、怖くない人と関わることができればいいのに・・・というのがウ・サギの感じたことです。(いきなり就職というよりは、サポステなどの就労支援、タイミーなど面接無しの働き方、がひとまず頭には浮かびました)
といってもどこに良い場所があるのか、行動しようとしてさらに傷ついたらどうするのか?など、ハードル、不確定要素、不安要素は尽きないとは感じます…。そうなると、不安を吐き出せる先や、信頼できそうな情報収集ルートを手に入れるのがいいのでしょうかね……。方向性としては、チャット相談の利用やこういったサイトの活用など匿名のものをうまく扱うのと、身近でカウンセラーやソーシャルワーカーなど専門家とうまくつながるのの二方向がありそう?とは思いました。
世の中には確かに怖いこともたくさんありますが、そこまで怖くないものもありますし、こうやって質問してくれたように、無理のない範囲で何かしらとつながってみるのをウ・サギはおすすめしたいです。

update 2025/5/19