Q.「悪いのはその人じゃない、病気だ」という考えにもやもやしています。
A.話をわかりやすくするために補足の内容も要約して書かせてもらうと(もしズレていたらごめんなさい)、精神疾患の症状や行動を病気のせいにすることが本人を責めないためのロジックだとは理解しつつも、自分の一部だけを悪者にされる考えに感じもやもやするし、その違和感を表明しても周りに受け取ってもらえない、という話だとウ・サギは理解しました。
ちょっと答えになっているか自信はないですが、ウ・サギの考え方の原則として、以下のようなものがあります。
・「良い」「悪い」を周りや世間がジャッジする権利はない ※ただ、実害がある場合は、やめてもらいたいと伝えて交渉する権利は勿論あるとは思います
・心の病は、個人の気持ちや求めるものと、環境(周囲の人、社会の風潮)の求めるものに摩擦があり、その摩擦について個人側だけが我慢や妥協を求められることで起こる現象である
・つまり心の病を治すと考えたとき、個人にも努力や工夫の余地はあれども、環境が変わる(多様な人が生きやすい世の中になる)ことも絶対に必要
⇒精神疾患について、悪いのはその人という考えも病気だという考えも一面的であり、しいて犯人を一つだけあげるなら、精神疾患がその個人に起こるにいたった社会構造である
だから結論としては、質問者さんの思いとはまた違うかもしれませんが、「悪いのはその人のせいじゃない、病気だ」という捉え方はウ・サギもあまり好みではありません。
でも、回答する上でいろいろ考えていると、違和感を表明しても受け取ってもらえない、という点が何よりのもやもやポイントかも・・・とも思えてきました。もやもやしていない状態=今の状況や考えで心地よく生きられている人にとって、それに異を唱えられることや、問いを向けられること自体があまり心地よくなく、しかも自分は多数派だから「あなたがおかしいよ」ともやもやする側を抑え込めてしまうというのか・・・。だとしたらそれはアンフェアなことだと思います。
でもそういったことは誰しもやりがちなことなので、ウ・サギも気をつけないとと思いました……。
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