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Q.カッコウのヒナの絵本を読んで、血の繋がった人に育ててもらうことがすべてではないと思った

この記事の担当 ウ・サギ

Q.血が繋がった親に育てられなかった子供は不幸だと言う人がいるけれど、カッコウのヒナの絵本を読んで、血の繋がった人に育ててもらうことが生き物のすべてではないのではと思った。

A.血の繋がりにこだわるのは人間だけなのでは?とウ・サギは思っているのですが、どうなのでしょうね…。カッコウ(別の種族)のヒナでも気づかず子育てをするくらいなので、自分の血を引いている・引いていないに気づく生き物がいるとはあまり思えないような…。自分の種の存続という話で考えても、血縁がないなら育てません!とか、血縁がない相手に育てられたら不幸になるとかは、全く合理的ではないと思います。
だから血の繋がりに意味があるなんて、人間のつくった感情的な妄想なのでは?とウ・サギは思っています。血の繋がった親に育てられて苦しんでいる人だって山ほどいます。「親は産んだ子を無条件に愛し育てるもの」といったものが普通となっているが故に「普通じゃない育ちの自分」に苦しむことはあると思うのですが、育ててくれた相手に血の繋がりがあろうとなかろうと、尊重されて育てば幸せで、尊重されずに育てられたら不幸だとウ・サギは思います。もっと言うと、子どもが幸せに暮らせるかは、親や養育者だけの責任ではなく、取り巻く環境の全てが関係してくるとも感じています。
あとそもそも、「血の繋がった親に育てられなかった子どもは不幸」と、他の人の幸不幸を属性情報だけで勝手に決めるのがまず変な話だし、失礼な話なのでは?と世の中にもやもやしてしまいました。

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update 2025/10/12