Q.いじめはいじめられる方が悪いとか、鬱になるのは心が弱いからだ、みたいな考え方ってどういうことなのでしょうか。弱肉強食的な、弱いことは悪で、強いことこそ正義、ということなのでしょうか。傷ついて生きる自分はおかしいのでしょうか。
A.傷ついて生きるのは全くおかしくないと思います。誰しも弱く、傷つく存在だとウ・サギは思っていますし、傷つくことができるのは自分の痛みを引き受けられる強さだと言いたいくらいです。
いじめはいじめられる方が悪い、鬱になるのは心が弱いからだ、みたいな考え方は
・何も考えずに、世の中で言われていることを適当に信じて話しているだけ
・自分自身のつらい経験を「いじめはいじめられる方が悪い」「鬱になるのは心が弱いから」と捉えて、強くなろうとすることでやり過ごしてきた
・自分を強く見せたいし、他の人の弱さに付き合いたくないから、魔よけのように弱肉強食を叫んでいる
といった背景があるかもしれないとウ・サギは想像しました。全然違うかもしれないし、それらが混ざっている場合もあるだろうし、同じことを言っている人でもそれぞれ気持ちは違うと思いますが、いずれにせよ「幼い思考」または「悲しい保身」だとウ・サギは考えています。
最近読んだ本に、他人の痛みをそんなことで傷ついて…と否定するような人は、自分の痛みから目を逸らしているから他人の痛みに寄り添うこともできないのだ、と書いてあってウ・サギはとても納得しました。
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