Q.クラスの男子たちが、からかい文句で「発達なんじゃねえの?」みたいなことをよく言うのがとても嫌。
当事者から見ると余計に。(私はADHD不注意型、弟も自閉症です)
これは私たちが我慢すべきこと?
A.「発達障がい」という言葉だけが広がって、適切な理解をする機会が不足しているので、そういったことが起こっているのでしょうね…。嫌な気持ちになって当然ですし、当事者が我慢すべきことじゃなく、大人がきちんと対応すべきことだとウ・サギは思います。
適切な理解とは何か?というと、それはそれで色々な考え方がありますが、
・人にはそれぞれ、目に見えない違いがたくさんある(感情にどれくらい気づくか、刺激への反応しやすさ、耳で聞くのが得意か目で読む方が得意か…)
・世の中ではまだその違いが十分に知られていなくて、一部の人がとても苦しんだり、学ぶチャンスを逃したりしている(本当は、感情を言葉で教えてあげればわかるかもしれない、刺激を減らせば落ち着いて取り組めるかもしれない、合った勉強法をすれば理解できるかもしれない…)
・だからそうやって苦しむ人がいないように、目に見えない違いがあるかもしれないと想像しながら人と関わって、必要な配慮があったらお互いにしていこう
みたいな考え方が広まってほしいとウ・サギは思っています。
そして実は、発達障がいと言われるもの以外にも目に見えない違いはたくさんありますし(たとえば感情だってそれぞれ違います)、「目に見えない何かの違いで、今もしかしたらすれ違ったり、余計に苦しんでいるかも」と想像して丁寧にコミュニケーションをとっていく世界は、誰にとっても安心な世界なのではないか…?とウ・サギは考えています。
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