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Q.どうして多くの支援者は、リスカに対してすぐに代替行為をするように言うのか?

この記事の担当 ウ・サギ

Q.どうして、多くの支援者は、すぐに代替行為をするように言うのですか?あなたの衝動や感情は、腕を赤ペンで塗るくらいの簡単な行為で収まるものだから、リスカなんて大げさなことしなくていいと思われているように感じます。

A.多くの支援者がそうやって言うのは、代替行為の提案が定番になっているのもありますが、強い刺激を入れなくては抑えられないほどの激しい衝動や感情を知らないから、というのが一番の理由だとウ・サギは感じます。支援者にもあの衝動や感情を体験してもらえたら、色々と簡単に言えなくなるだろうし、それと日々闘っている私たちのことをリスペクトしてくれるはずなのに…としんどかった頃のウ・サギはよく思っていました。ウ・サギはリスカはしませんでしたが、支援者が提案するような、平和で健康的な行為で発散することはできるわけない…!という感覚はありました。
でも、代替行為をするという発想も知らない人もいれば、代替行為が実際に役立つ人もいるのも事実だと思います。だから代替行為の話題を支援者が出すこと自体は、きっとそこまで問題はなくて、「すぐに」代替行為をするように言うのが問題なのだと思っています。日本では、先生は生徒を教える、大人は子どもを導く、みたいに「立場が上の人がアドバイスする」風習が強く、対等に対話する、まずは話を聞いてよく想像する、みたいな習慣があまり身についていない大人も多いのかもしれません。
ウ・サギもそうならないように気をつけないと・・・と思うとともに、あなたのその声を、支援者に届けたいと強く思いました。

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update 2025/5/28