PAGE
TOP

Q.人それぞれって優しい言葉ですか?話を聞いても結論は変わらないと突き放された気分になる。

この記事の担当 ウ・サギ

Q.人それぞれ、って本当に優しい言葉ですか?
私はもやもやします。何も考えなくても簡単に言えてしまうから。これ以上あなたの話を聞いても結論は変わらないって突き放された気分になる。
人それぞれで片付けずに対話したいです。でもあまり共感されません。

A.なるほど…最近知り合いの学者さんからも似たような話を聞いたので、とてもタイムリーな話題で、興味深く思いました。人それぞれという言葉は、使われる文脈によっては優しさの場合もあるとウ・サギは思いますが(これはどんな言葉も同じですね…笑)、質問者さんの言っているような文脈だと「対話したいという希望にはお応えできません」という意味合いをもつので、優しさとは言えないとウ・サギは感じました。相手への優しさではなく、「私は傷つきたくないです」という、自分への優しさ…というか防衛の側面が大きいように感じます。
このあたりは国によっても違いがありそうにウ・サギは思っていて、「人は人、意見は意見だから、意見がいくら違っても人間性の否定ではない。だから議論も対話もします」という文化の国もあると聞いたことがあります。日本の場合は、立場が上の人が下の人を抑圧する文脈で意見の否定が使われ、そこでは意見の否定が人間性の否定になってしまっているので、反射的に身を守ってしまう人が多いのかもしれないとウ・サギは考察しています。もちろん要素は複合的なものだと思うので、それだけで語れるわけではきっとないですが。
だから対話の普及には、感じ方や意見の違いは人間性の否定や抑圧ではないという土壌が欠かせないように思っていて、そのためにどうすればいいのかは……まだ試行錯誤中のウ・サギです。でも「人それぞれ」でやり取りが打ち切られてしまうことへのモヤモヤは、とても共感しました。

回答:ウ・サギ

★質問を送りたい方はこちら→質問BOX

update 2026/2/12