Q.高校の探究活動をしている者です。「SNS上のこどもの居場所を守るには?」というテーマで探求しています。近年、海外で未成年者のSNS利用の禁止措置が取られていて、日本も「適切な対応を取りまとめる」としていることを知りました。ですが、内閣府の調べでは、SNSが居場所になっている子供が半数を占めています。SNS上の危険や子供の心身への悪影響も理解していますが、その反面、私のようにSNS上だからこそ、自分の悩みや苦しみを吐き出すことができる子供も一定数いると考えています。ただSNSの利用を禁止するのではなく、こどものこころを守るために、高校生である私には何ができるかに興味があり、このテーマを設定しました。
かなり規模が大きい話になってしまっているので、ここから実際に活動することはもっと身近で規模を小さくしたものにしたいのですが、皆さんだったらどんなアクションを実際に起こしてみようと思いますか?また、皆さんはSNSがこどもの居場所になっていると思いますか?
(編集注:質問は一部要約、省略させてもらいました)
A.探究活動、応援しています。SNSは大人側の視点で規制が進められつつありますが、子どもの意見や実情もしっかり聞いて、本来は子どもと大人で対話して使い方を考えていけたらいいのだろうな…とこの質問を読んでしみじみ思いました。
さて回答ですが、我々はSNSにあまり詳しくなく、オンライン居場所の活動をしてきているので(生きづLABOもですし、他にも関わっているものがあります)、もう少し広く「ネット上の子どもの居場所を守るには?」という視点で答えさせてもらいます。また、回答はウ・サギからとなりますが、SNSについては仲間たちと結構話をしてきたので、みんなの声や意見が含まれているものとして受け取ってください。
インターネットが抱える今の大きな問題の一つは、それが利用者の健康を蔑ろにするレベルで、儲け優先のシステムが作られてしまっていることなのではないかとウ・サギは思っています。もちろんそうじゃない運営もあるとは思いますし、儲けることは必要なことですが、倫理が後回しにされすぎていると感じます。そして、儲け優先の倫理後回しは、インターネットに限らず今の社会の大きな課題だと思っています。だから結論が子どものSNS規制になるにしても、すべての組織やすべての大人たちが、子どもや社会的弱者から搾取することのないシステムづくり、儲けと同時に自由や幸せを生み出すような仕事をしていくことが、解決の本来の筋だとは思います。特にインターネットは今の社会でインフラとなっていることから、他の分野よりも一層高い公共性がないと、社会が適切に回っていかないのではないかと感じています。
ウ・サギがSNSについてアプローチしてみたいのは、SNS(X、Instagram、TikTok…)の違い・使い分けをどうしているのか、SNSに何を求めているのか、逆にリアルの世界で何が足りてないのか(一つは居場所ですね)、SNSで埋めているものを他の何かで満たすことはできないのか、どんなSNSであれば安全に使えるのかなどの調査研究です。SNSが子どもの居場所になっているかは、もちろんなっている場合もあるのはわかりますが、現状のSNSはリスクの方が大きいと感じるので、SNSは規制し安全なネットの居場所を充実させていくのがウ・サギは望ましいと思っています。
回答:ウ・サギ

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