Q.家を出たいのにお金がなくて出られなくてもう本当に限界なとき、どうすればいいのでしょうか?
A.カエルとしては限界を迎える前であっても家を出る(住まいを選択する自由)を行使してもいいと思っています。お金がなくても、いくつか使える制度があります。例えば、生活困窮者自立支援制度があり、全国どこの自治体にも相談窓口が設置されています。そして、その制度では住まいを一時的に提供してくれたり、生活についていろいろ相談にのってくれます。https://www.mhlw.go.jp/content/001563364.pdf これが厚生労働省が示しているパンフレットのイメージです。
そして、こちらのサイトでそれぞれの市町村の窓口を調べることができますよ。https://minna-tunagaru.jp/consul/
こちらで一時的な住まいを確保して、就職のお手伝いもしてくれますし、もしもすぐに働くことができなさそうなら、生活保護など福祉制度の活用も手伝ってくれます。生活保護では住まいのない人が住むところを確保するために、初期費用をある程度出してくれたり引っ越し代も出してくれるような仕組みもあります。日本社会の福祉制度は課題もいろいろありますが、基本的には人権を守るための仕組みとしてはある程度整っているので、使うことは権利ですから必要な時には活用してください。
ただ、ちょっと心に留めておきたいのは、相談窓口にしても役所の手続きにしても、対応してくれる人によってうまくいくこともあれば、残念ながらうまくいかないこともあるという実情です。うまくいかないのは手続きに行った人のせいではないので、一緒に窓口に行ってくれる人とか、一緒に行かなくても一緒に活用について考えてくれる人を見つかると心強いかと思います。生きづLABOもいつでも味方になりますので、また質問してください。
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