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Q.誰かを自殺に追い込んだ人が、殺人罪にならないのは何で?

この記事の担当 ウ・サギ

Q.誰かを自殺に追い込んだ人が、殺人罪にならないのは何で?特に、いじめとかハラスメントとかが原因の自殺は加害者側が殺人と言われてもおかしくないと思う。誰かを自殺に追い込んだら、犯罪でいいんじゃないの?

A.質問者さんの「気持ち」については、全面的に共感、仲間!と名乗りを上げたい気持ちのウ・サギです。ただ、「論」として回答すると、追い込んだ人を殺人罪とするのは不適切だとウ・サギは考えているので、その理由や根拠を説明させてもらいますね。(質問者さんのモヤモヤを否定する意図はまったくありません)
人は誰しもが社会から大きな影響を受けています。たとえば、親が子どもを追い詰めてしまうのは、子育ての責任が過度に親に課せられ、まるで家庭が一つの孤島のように閉鎖し孤立しているという社会構造の部分の罪がとても大きいとウ・サギは思っています。また、暴力を受けた人が必ずしも暴力的になるわけではありませんが、暴力を受けないと暴力をふるうことを身につけないとウ・サギは思っているので、そこには悲しい連鎖も存在していると感じます。
だから誰かを自殺に追い込んだ犯人は、犠牲になった人の感情や感覚としてこの人だ!という人がいるのもわかりますが、ウ・サギは社会全体だと考えます。社会は私たちの集合体のことなので、ウ・サギも加害者であり傍観者の立場であって、社会で再び同じようなことが起こるのを防止という償いをする責務があると思っています。そのとき「酷い人もいるもんだね」と一個人を犯罪者として断罪するのはむしろ暴力の再生産につながると思うため、ウ・サギは個人だけ罪を押しつけるのは不適切だと考えるのです。ただ、加害者が再度人を死に追い詰めるリスクが大きい場合は、刑務所に入ってもらうことは時に必要だと考えます。
とはいえ実際に誰かに傷つけられた立場からすると、相手が殺人者であり加害者だと感じるのも自然な感情ですし、それを表明する権利ももちろんあります。また、社会構造の話で考えると、「あなた(たち)が私を殺した」というのは事実なので、やはり質問者さんの問いは感情としてはとてもまっとうだと思いました。

回答:ウ・サギ

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update 2026/3/24