Q.浪人生です。自律神経がぶち壊れました。予備校の授業を休んで、家でぐったりしています。ダラダラスマホをいじって時間をつぶしています。ずっと座っているのでも息切れや動悸がして、家の手伝いも出来ず、ニートみたいになっててつらいです。
A.自律神経がぶち壊れたのなら、それは回復のプロセスをすっ飛ばして勉強を頑張ることは難しそうだとカエルは思いました。しかも、いろいろな症状が出ているようですし、お医者さんからの見立てももらっているようなので、怠けているとか根性が足りないのではなく、今は休むべき時だと推測されます。
ただ、休むことに罪悪感があるようなので、単に休むことが難しいのでしょう。頑張らないと気持ちが落ち着かないのなら、今は勉強ではなく自律神経を整えることに頑張ってみるというのはどうでしょうか?現在の症状が緊張など脳神経系の働きすぎが要因だとしたら、長い目で見ると今根性をかけて頑張ることは、勉強をするという目標から遠ざかってしまうコスパの悪い対策のような気がします。それよりも、脳神経の緊張にアプローチしてみて、勉強が無理なく持続できるコンディションにしていくことにシフトするというのはどうなのだろうと考えました。
自律神経を整えるためにはマインドフルネスやストレッチ、軽い運動、自分が落ち着く感覚刺激(好きなにおい、音楽、手触りなど)を入れてみる、などなど方法はいろいろありそうです。「何もしないでゴロゴロしている」という認識から、「自律神経を整えるための大切な時間」という認識に変換するのは、難しそうでしょうかね。
ちなみに、「ニートみたい」という表現から、ニートに対する恐れというのか、よくないものという理解があるのかもしれませんが、カエルは「ニート」と言ってもそれぞれの事情や背景があると思っています。だから、もしもニートの状態になったとしても、それでイコールよくないとか否定されるものではないとも思います。何か課題が起こると、それにわかりやすい名前を付けて理解しやすくする方法を私たちは使うのですが、同時に画一的なラベリングで決めつけてしまい、個々の事情をわかりにくくする弊害があります。質問者さんの事情を垣間見て、ますますそう思いました。
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