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タグセクシュアリティ
Q.異性に優しくされるとすぐ恋愛的に好きになる癖をやめたい
この記事の担当 ウ・サギ

Q.異性に優しくされるとすぐに恋愛的に好きになってしまいます。今まで何度も失敗してるのでその癖をやめたいと思うのですがなかなか難しいです。どうしたら治ると思いますか?

A.好きに「なってしまいます」と書いてあるように、気持ちは勝手に湧いてきてしまうものだとウ・サギは思っています。だから、治すというのがどういうイメージか、失敗というものがどういうものかはわからないですが、好きにならないようにする、というのを目指すのは(少なくともすぐには)難しそうだと感じました。
すぐ恋愛感情になってしまう背景には、あなた自身の中に何か満たされないもの、自信のない部分、寂しさなどがあるのかなと想像しています。恋愛は、そういった何かしらの不全感や欠落を埋めてくれるように見えて、実は恋愛では解決しなくて、何が違うもので地道に埋めていくしかないのかなあ、とか考えたりもします。
すぐ恋愛的に好きになるという現象は、分析するほどに、あなた自身の心のことがよくわかりそうだとウ・サギは感じました。まずは「恋愛で何を求めているか」だけでも整理できたら、恋愛以外の方法も思いつくかもしれないですし、思いつかないにしても、わかるだけで治るために大きく前進しそうな気がします。
とはいえ、色々と頭ではわかっていても、感情というものに逆らうのは難しいですよね…。もういっそ、しばらく失敗し続けるのは仕方ないと諦めて、「いかに失敗を小さくしていくか」の工夫を考えていくのもありだとウ・サギは思います。

update 2025/5/19
Q.自分の恋愛対象じゃない、今まで友達だった人に告白されたらどう思いますか?
この記事の担当 所長室

Q.自分の恋愛対象じゃない、今まで友達だった人に告白されたらどう思いますか?

A.ウ・サギはとりあえずちょっとびっくりして、ちょっと申し訳なく思うような気がします。友達には自分の可能な範囲では願いに応えたいですが、恋愛対象になるか否かはわりと理不尽な要素(性別、体格など)で決まる部分があるので、そこが一致しないのは仕方ないにしても、でも、一致してたらハッピーだったのに・・・と。
気持ちも好みも、お互いにコントロールできるものではないですからね…そんなやりきれなさを、しばらくぐるぐる思い続けそうです。

せっかくなので、ちょっと他の所長にも聞いてみましょう。(うさえながにはちょっと難しい話なので、うさえながには質問しません)

*やみーペンの場合*
やみーペンは好意を向けられることに弱いから、告白されたらそれだけで嬉しいかも〜。でも、告白されたらお付き合いしなきゃならない…??お付き合いはまた別のお話になっちゃうから悩ましい…

*生きかたカエルの場合*
「どうしてだ?どういうことだ?」と疑問に思いますね。そして、徹底的に話し合いたいと思います。最初から恋愛対象だったのか、それとも途中から変わったのか、友達と恋愛は何が違うのか?自分がこれまで通り友達でいたいと思ったら、友達として継続することはできそうかなどなど、興味をもって聞いてみたいと思います。

update 2025/5/11
Q.高校生のFTMです。生理がつらいです。どうしたら楽になると思いますか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.高校生のFTMです。生理がつらいです。くるのが嫌で数日前から不安定になり、きているときはちょっとした痛みや不快感から、自分の体が女性なことを意識してしまいます。どうしたら楽になると思いますか?

A.補足を読むと今やれる工夫はかなりしているようだったので、FTMの友達に話を聞いてみました。友達も、生理の苦痛を少しでも減らすよう、色々と工夫をしていたとのことです。(でも、補足の内容に追加で教えられるようなことはありませんでした)
楽になる方法を結論から言うと、ピルを出してもらえるように作戦を練るのはどうだろう?というのが友達の提案でした。ウ・サギから具体的にどうこうはいえないですが、病院によって方針が違う部分もあるかと思いますし、つらさの伝え方も色々あるかと思います。
イヤだと願い続ければ止まってくれたらいいんですけどね…。

update 2025/5/11
Q.中二女子です。妊娠していました。どうすればいいですか。
この記事の担当 うさえなが

Q.中二女子です。彼氏と性行為をしていたら妊娠していました。
彼氏には見捨てられ、親にも言えてません。どうすればいいですか。

A.それはたいへん!
生きかたカエル~、どうしたらいいか教えて!

気持ち的に親には言えないかもしれないけど、事態としては親に言わないとどうにもならない状況ですね。まずは親に打ち明けて、一緒に病院に行きましょう。(親に直接が難しそうなら、他の大人でもいいです)

性行為は、リスクと責任が付きものの行為です。だから、カエルとしては自分で責任をとれない子どものうちは性行為をすることには基本的には賛成しません。なぜなら、100%避けられる避妊方法はないので、妊娠してしまうことがあるからです。そうはいっても、子どもたちを取り巻く環境を見ると、正しい性教育をしていない実態もありますし、誤った情報が氾濫していたり、そもそも大人が正しい性教育もお粗末で、そんな背景もあり、結果として子どもがリスクのある性行為をするケースは少なくないと思います。大人に責任がたくさんあるとカエルは思います。(参考までに、望まない妊娠は、子どもや若い人たちよりも、結婚している大人の方が多い実態もあります)
でも、自分の選択と判断で性行為をしたのであれば、その結果については逃げられないことも事実なので、まずは親に話してください。中学生とはいえ、今のあなたにできる責任の取り方だとカエルは思います。そして、今後に向けてどうしたらいいかも、信頼できる大人と話をしてほしいと願います。

それから、妊娠するのは女性側なので、女性側が性行為を求められたときに断れる環境も大事だと思っています。今回当てはまるかわかりませんが、嫌われないために望まない性行為をするとか、リスクがあっても避妊をしてもらえないなどの実態もあるので、女性側の立場の弱さもカエルは伝えておきます。

update 2025/4/21
Q.彼氏が別のクラスで話す時間がなくて別れたらどうしよう…
この記事の担当 うさえなが

Q.彼氏が別のクラスで話す時間がなくて別れたらどうしよう…
彼氏ってクラスの女と仲良くしたりするからなぁ〜

A.お別れはさみしいよね~ こわい!
・・・彼氏ってなあに?

*ウ・サギから補足*
別れたらどうしようと心配するのも、他の子と仲良くしているのにやきもきするのも、お付き合いしてるからこそ味わえる気持ちなのかなと思いました。(といっても、楽しいものではないでしょうが…)
クラスが違っても、なるべく話せる時間をつくれるといいですね。

update 2025/4/14
Q.振り返りたくない過去と、どう共存していくべきでしょうか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.戸籍上の性別に合わせて生活してきた幼少期のことを思い出すと、当時は認識できなかった辛さを感じてしまい、幼少期の記憶を消してしまいたいし、まわりの人も忘れてほしいと思ってしまいます。振り返りたくない過去と、どう共存していくべきでしょうか?

A.記憶を消してしまいたいし、周りの人も忘れてほしいと思っている時期はウ・サギもあるので、勝手ながら共感しました。
経験的には、自分らしくいられる期間が積み重なって、ちゃんと扱われたり認められるほどに(これから新しく出会う人は、素晴らしいことに、自分のこれまでを知らないのです!)、過去が心を占める割合は徐々に少なくなります。だから一般論っぽくなりますが、時間がある程度楽にしてくれるのはあるとウ・サギは思います。
あとはそのつらい経験に意味を見出すことで、なんとか折り合いをつけていくアプローチもあります。ウ・サギは、消したいほどの大変な時期がなければ、こうやって色々と考え言葉にすることはできなかったと感じています。考える力や言葉にする力なんていらないなら、ハッピーに生きてきたかったとも思いますが、どんな経験も自分の一部として役に立つこともあるんだなあ、とは思います。まあそれはそれとして、記憶はなるべく振り返りたくないので、せっせと働いて、他の人の話に耳を傾けています。
また、過去の辛さを感じるのはしんどいものですが、自分の悲しみを癒すための大切なプロセスだともウ・サギは感じています。

update 2025/4/14
Q.HSPやXジェンダーと自称する人の多くがASDで、その概念により支援から遠ざかっているという意見をどう思う?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.HSPやXジェンダーと自称する人の多くがASDで、その概念により支援から遠ざかっているという意見についてどう思いますか?安心感を得られる側面がある一方で、ASDならば受けられる支援にアクセスできないのはどうなのかなと思ってしまいます。

A.そんな意見があるのですね。カエルはよく知りませんでした。
しかし、この意見には日本における発達障がい理解、診断の基準というのか通例が影響しているように思いました。日本では発達障がいとしてASDとADHDがとても有名になり、診断ではどっちなのか?両方なのか?どれなのか?という具合に分類しようとします。しかし、実際にはスペクトラムとして連続性のある症状なので、最近では神経発達症群という表現で、幅広く神経の発達が多くの人たちよりも特徴的なグループとして理解されることもあるようです。
そもそも、支援は診断名によって決まるのではなく、どんなことでどれくらい困っているのかという点でアクセスしやすく、必要な人に届くという仕組みが必要だろうと思っています。そして、支援よりも理解や配慮の方がむしろ大切だったりするので、理解、配慮、支援のすみわけやあり方にも整理が必要そうです。
ただ、「概念によって、支援から遠ざかっている」とい側面は今回指摘の内容にとどまらず、鋭い論点のような気がします。人々の概念が、私たちの社会のありようを左右します。だから、概念が変われば世の中も大きく変わる可能性があるということですね。カエルはそこに期待をしています。

update 2025/4/14
Q.「心の性別と言うけど、心に性別はないよね。」といった質問を送った者です。質問して意見を聞けて良かったです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.「心の性別と言うけど、心に性別はないよね。」といったような質問を送った者です。ご回答ありがとうございます。生きづLABOに質問を送り、ウ・サギさんの意見を聞くことができ、本当に良かったと思います。

A.ありがとうございます。「えへ」と照れるような気持ちになりました。
いろいろ考える機会、言葉にする機会をもらえて、ウ・サギも良かったです。

update 2025/4/14
Q.「自分はトランスジェンダーのはずだった。」の投稿みました。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.「自分はトランスジェンダーのはずだった。」の投稿みました。二次性徴が不安で死にたくなる、戸籍上の性別分けスペースに入ると嫌悪感や罪悪感でいっぱいになるなど、日常生活に支障がなければ、無理に自分をカテゴライズしなくていいと思います。

性別不合と診断されるような人は、心というより脳が割り当てられた性別と逆になっていて、精神障害というより身体障害(性分化疾患の全部バージョンのような感じ)に近いものだと解釈しています。

トランスジェンダーという概念が身近になればなるほど、そうじゃないかと疑う人は増えると思います。割り当てられた性別に関係なく、まずは自分の好きな振る舞いをすればいいと思います。それでも性別分けスペースに入れない・自分の体が気持ち悪いと感じるのであれば、そこでトランスジェンダーかどうか考えればいいと思います。

とはいえ、ジェンダー規範はまだまだありますし、今後すぐになくなる問題ではなさそうなので、その移行過程としてXジェンダーやノンバイナリー的な概念が生まれるのは理解できます。

また「トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら」にて、このあたりが詳しく紹介されていたので、よければ読んでみてください。私もトランスジェンダー当事者を自認しており、質問者さんのことは詳しく分かりませんが、同じ仲間としてリスペクトしたいと思います。

A.質問ではないので、今回は質問による仲間の出会いをそっと見守ろうと思います。
自分の好きな振る舞い、表現ができる世にしていきたいと改めて思いました。

update 2025/4/14
Q.「同性愛を認めるなら小児性愛も認めるべき」という意見をどう思いますか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.「同性愛を認めるなら小児性愛も認めるべき」という意見をどう思いますか?恋愛は両者の了承があって成立するので、それが正しく判断できない小さな子どもとの恋愛関係を認めないほうがいいと思います。でも、これも差別的な発言なのかなと思ってしまいます。

A.あなたの意見におおむね同意で、ウ・サギは、恋愛は対等な(適切にNOが言える)関係において成り立つものだと思っています。なぜなら恋愛は、心や体のパーソナルスペースに侵入する行為なので、十分な合意がないと、深いダメージを相手に与えてしまうからです。
フィジカル、経験、立場などに明確な上下関係がある場合、下にいる側は断りづらいですし、上に過剰に憧れて判断能力を失ってしまっているケースもあります。そういう意味では、小児性愛に限らず、認めないほうがいい恋愛関係というのは存在するとウ・サギは思います。
逆にいえば、対等であれば、どんな性別だろうがどんな形だろうが、誰が誰とどう仲良くするのも自由だと思います。

何に恋愛的・性的に惹かれるかの内心は自由ですし、選びようもないものなのかもしれません。
でも、大人が小児と付き合うのは、たとえ子ども側に恋愛感情らしきものがあったとしても、恋愛でなく暴力や支配だとウ・サギは考えます。
「小児性愛者」(人)をバッシングするのは差別になるかと思いますが、「小児性愛」(行動)を認めないのは差別ではないとウ・サギは思います。また、暴力的な行動に及びたくなる人に対しては、批判するのではなく、行動に移さないための適切なケアや教育が必要だとも思っています。

update 2025/4/13