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Q&A
Q.「いつかは賃労働を、経済的自立を」が前提にあるのが無職が追い詰められる原因な気がする
この記事の担当 生きかたカエル

Q.例えば公的制度等を活用して賃労働をせず生活している方にも、風潮的にも仕組み的にも「いつかは賃労働を、いつかは経済的自立を」が前提にある気がするのです、それが無職の方が心身共に追い詰められる原因な気がするのですが、それについてどう思いますか
(編集補足:「Q.無職なら馬鹿にしても否定しても悪扱いしてもいいなどの風潮が社会に強くあるように感じて苦痛」を見ての質問だということです)

A.とても妥当な指摘だと思いますね。世の中の多くが、働くことがいいことで目指すべき方向性がそこにあるような風潮があります。そして、働く=賃労働という理解が強いと思います。カエルも、障がいがある人も納税者になろうとか、いつかは一般就労みたいなキャッチを見ると、とても理解が狭いと思うし、そうした狭い理解が一部の人を苦しめているとも感じます。
もっと多様な働くがあり、もっと多様な生き方があり、そして、多様な考え方も「それもありかもね」ぐらいに認められることで、追い詰められなくても済むことがたくさんあると思っています。

update 2025/4/21
Q.適応障害って、いつ働けるようになると思いますか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.適応障害って、いつ働けるようになると思いますか?

A.適応障害という括りよりは、「心の健康を崩してしまった状態から、働ける状態に戻るまでどれくらいかかるか?」というので考えて回答させてもらいますね。
ずばり答えは、「必要な分だけ休めば働けるようになる」だとは思うのですが、①「必要な分」とは、②「休む」とは、③「働ける」とは、の3点に分けて整理してみたいと思います。
①「必要な分」とは
例えば、同じ適応障害という診断がついていても、背景にある心のダメージの量や質はかなり個人差があるかと思います。幼少期から家庭環境などでダメージを受けていて、ずっとギリギリでいたところに限界がきたパターンから(複雑骨折のイメージ)、それまでは比較的健康に自分らしく生きてきたけど、今いる環境が合わなくてメンタルを崩したパターン(風邪を引いたに近いイメージ)、その他諸々あるかと思います。ダメージの質や量によって、回復にかかる時間も、必要な社会資源も、ひとまずどのラインまでの回復を目指すかも、変わってくるように感じています。
②「休む」とは
休むも、ただ仕事を休むだけで十分に休めるとは限りません。住環境(人間関係含)にストレスがある、病院の先生とうまくコミュニケーションがとれない、焦りや自己嫌悪が強いなどの状態だと、なかなか休めていない場合もあるかと思います。質のいい休みがとれれば、いずれ回復すると思いますが、休む環境が整わないと回復には時間がかかってしまうかもしれません。
③「働ける」とは
働けるか否かは、職場の理解や業務内容とのマッチングでハードルが変わるかと思います、理解ある職場、自分に合う仕事であれば、最低限回復すれば働けるかもしれませんし、自分にとってハードな職場環境と内容であれば(ブラックな職場や苦手な職業はそもそも選ばない方がいいですが)、十分に回復してからじゃないと働くのは難しいかもしれません。また、今はどうしても生活するためには、フルタイムに近い就労が必要な場合が多いですが、本来は働くのは衣食住を確保するための「手段」であって「目的」ではないはずです。だから働くことだけが絶対のゴールではないはず・・・とは、一応お伝えしておきます。
メンタルの不調は「このままの生き方を続けてはいけないよ」というサインだとウ・サギは感じています。だから、適応障害でも他の診断名でも診断がなくても、自分らしいペースや生き方をちょっぴり掴めそうになってきた、何かしてもいいかなと思えてきたときが、何かをやり始めるべきタイミングなのかなと思っています。

update 2025/4/21
Q.悪夢を見て、それが現実に起きたらどうしようという恐怖に支配される。どうしたら気分が安らぐか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.悪魔を見てしまって、それが現実に起きたらどうしようと、日常が変わってしまうことへの莫大な恐怖感に支配されて、不安で仕方ないです。どうしたら気分が安らぎますか?

A.不安や恐怖が暴れているとき、どう気分を回復させるか・・・実に難しいですね。ウ・サギもずっと悩んで、まだ試行錯誤中です。
構造的に考えると、不安や恐怖は悪い想像に「意識が囚われている」状態かと思うので、その意識をいかに他のものに向けるか、バランスの良いものに戻すか、という話なのだとは思います。恐怖に支配されることはウ・サギも時々ありますが、こんな恐怖(たとえば、お化けが出るかもしれない)なんていつでも可能性はあるし、お化けの存在を知らなければ絶対想像もしないはずなのに、どうして想像し始めると止められないのだろう・・・と自分にうんざりします。頭では冷静に突っ込みができても、心は言うことを聞いてくれないので、困ったものです。
意識をバランス良いものに戻す方法としては、深呼吸やマインドフルネスなど、体へのアプローチが有効なのかなとは思います。意識を他のものに向ける方で考えると、あなたが何に惹かれやすいか次第にはなりますが、動画、漫画、料理、食事など、何か夢中になったり無心になれるものがあると便利そうです。あとは気分が安らぐで考えると、音楽か、またはすぐには難しいかもしれないですが、植物やペットなど心を現実に結びつけ癒してくれるものがあるといいのかなあ、なんてアイデアも浮かびました。
でも夢というものは、記憶や自分の想像がカオスに混ざって出てくるものかと思うので、悪夢を見るという時点ですでに不安が溜まっているのかもしれないですね…。いい夢見れるYouTubeライブや、悪夢から切り替えられるYouTubeライブなんかを生きづLABOでできないかなあ。

update 2025/4/20
Q.死にたいと思うけど、他の人みたいに眠れないとか体調不良にはならない。私はまだまだってこと?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.死にたいなって思うことも確かなんだけど、でも他の人みたいに眠れない、とか体調不良にはならない。なんなんだろ。私はまだまだってことなのかな?こんなんで苦しんでちゃ甘いって、ことかな?

A.体調に出るか出ないかは人によって違うので、「死にたいって思う」という感覚や苦しいという気持ちがあるのだから、それを素直に受け止めていいとカエルは思います。
あんまり身体に出ないタイプかもしれないし、身体に出ないからこそ、心が負担を引き受けているのかもしれないし、ひょっとしたら体調や眠りが気づいていないけど不調ってこともあるし…
死にたい気持ちや苦しさに甘いとか、甘くないとかはないので、自分の気持ちや感覚を信じて、受け止めたいとカエルは考えます。

update 2025/4/20
Q.高校生です。授業中に急に死にたくなるときがあって、苦しくなります。どうしたらいいですか。
この記事の担当 やみーペン

Q.高校生です。授業中に急に死にたくなるときがあって、苦しくなります。どうしたらいいですか。

A.普段の「つらい」が授業中に急に押し寄せるのかな~…。苦しくなった時には、やみーペンは最近は我慢しないで過ごすことにしている。周りがどう思うかは分かんないけど泣いてみたり、その場から立ち去ってみたり…。でも、学校だとダメって言われたりするかなぁ…助けてもらえるきっかけになったらいいんだけど…。
周りに何も言われなさそうな方法として思いついたのは、質問箱に送る質問を考える!かな。また質問待ってるね~

update 2025/4/20
Q.最近食べてもすぐお腹が空いて、自分はおかしくなったのではないかととても不安です。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.最近食べてもすぐお腹が空くのですが、自分はおかしくなったのではないかととても不安です。慣れない環境だからなのか、節約を意識しすぎて量が減っているのか、そのどちらもなのか、脳の誤作動なのか、考えているのですがどうしたら分かるでしょうか。

A.わりと脳は誤作動を起こしやすいものだとウ・サギは感じてるので、食べても「体が」満たされてないわけでなく、満腹や空腹を「感じる」ところに何かが起こっているように思いました。(あくまで推測ですが)
いま軽くネットで調べた感じ、ストレスが「感じる」部分を狂わせる原因になる場合は多そうだったので、環境の変化があるなら何かがバグるのはそんなにおかしいことではない気がします。どんなところがバグるかは人それぞれだと思いますが、バグること自体は、むしろ自然な反応とさえいっていいかもしれません。
だから、食べ過ぎによる体調不良や経済面の問題が出るまでいかないなら、そんなこともあるか、くらいにとりあえず様子見してもいいのかなとも思いました。量が減ってるせいなのかの確認は、食べたものを入れるとカロリーや栄養バランスを出してくれるアプリがあったはずなので、それで量が足りてないのか脳の問題なのかの見極めまではできそうです。
とはいえ、不安になるのもわかりますし、慣れない環境だと不安も増殖しやすくなるよなあ、と経験的にも思います。不安を感じるという脳の作用には、ウ・サギもいつも頭を悩ませています・・・。

update 2025/4/20
Q.所長さんたち、休みの日はなにして過ごしますか?
この記事の担当 所長室

Q.所長さんたち、休みの日はなにして過ごしますか?

A.うさえなが:毎日休んでるよ!いっぱい寝てる
ウ・サギ:漫画を読んだり動画を見て過ごすことが多いです。気が向いたら、外食で油や糖分多めのものを食べます。
生きかたカエル:最近の休みは、ふわふわのドーナツを作っています。
やみーペン:水浴びして、ジェラート食べて、ごろごろしてるよ~

update 2025/4/20
Q.深く考えることができる強みが裏目に出てしまい辛い
この記事の担当 ウ・サギ

Q.私は自分自身や、人間関係、物事を深く考えることができる強みがあると自覚しています。しかしそれが裏目に出てしまい、辛いです。

A.ウ・サギも物事を深く考える力や習慣がたぶんある方だと思いますが、考える力の強みであると同時に弱みでもあるのが、自分の中の指標や正しさが固まってしまう、という部分なのかなと感じています。
世の中には、フィーリングで生きる人もいるし、感情を優先して動く人もいるし、それぞれに事情や個性があります。いろんな種類の正しさがあるし、正義が通らないことも多いし、見えてるものも感じているものも人の数だけあります。だから・・・何が言いたいかというと、自分の中の正しさが強く存在しすぎると、「正しくないこと」が多くて現実の受け止めがストレスフルになるよね、ということです。(質問の補足に書かれた内容も込みで想像すると、そういった状態にあるのかなと読み取っています)
ちょっと話が飛ぶのですが、この前ウ・サギは「優れたAIでも、適切な情報を、十分な量読み込ませてあげないと活躍できない」というような話を聞きました。深く考えることができる=優れたAI、と仮定すると、裏目に出てしまうのは、適切な情報を十分な量読み込むのがまだできていないからかも・・・?とちょっと思いました。もしかしたら、例えば違う国や文化の人との交流など、今の自分の概念をぶっ壊すようなデータを新しく取り込んでみると何か変化があるのかもしれません。
とはいえ、そんな理屈は一旦置いておいて、辛いものは辛いですよね…。お茶とお菓子を出して、考えるタイプあるある苦悩みたいな話を本当はしたい気分です。

update 2025/4/20
Q.読書が好きとのことですが、好きなジャンル、おすすめの本や作家、を教えてほしいです
この記事の担当 ウ・サギ

Q.読書が好きとのことですが、好きなジャンル、おすすめの本や作家、を教えてほしいです

A.好きなジャンルでいくと、50~100年前くらいの海外の純文学、になるかと思います。生きづらい人が苦しみながら、不器用にでもとても真っすぐに生きて、再生したり破滅したりする物語に惹かれます。作家では、スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、カーソン・マッカラーズが好きです。
おすすめは、これは純文学とはちょっと違いますが、最近読んだ中では「失われたものたちの本」です。ジブリの映画「君たちはどう生きるか」の原作で、ちょっと残忍だったり怖いものも出てきますが、ストーリーはわくわくドキドキして面白いですし、深みがあると感じました。

update 2025/4/19
Q.大学1年生です。名簿順で決められるゼミの先生が怖いです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.大学1年生です。名簿順で決められるゼミの先生が怖いです。ものの扱いが乱暴で、ゼミの卒業生からもらったというお土産も雑に放り投げていました。言葉遣いも荒いです。週一で会わなければいけません。どうしたらいいですか?
「メモを取らない人間は就職したら使えないと言われる」と言っていました。私は人に対する「使えない」という言葉選びがとても苦手で、その先生が「使えない」というたびに胸が苦しかったです。でも、なぜ自分はその言葉選びが苦手なのか考えるきっかけになったり、(使えない、という言葉を用いる人は、自分が人を使う側だと思っていると考えられるから苦手なのかもしれない、という結論が出ました)返事をするのが苦手なことを改めて実感したりと良かった面もあります。でも、今の自分のままでいてはいけないのだと強く思いすぎて、追い詰められた気持ちになりました。大学に入って少しずつでも「変わりたい」「変わっていけたらいいな」と思っていましたが、今日それが、今すぐに「変わらなければいけない」に変化した気がして、それが悲しいです。分かりやすく優しい人以外を怖く感じる私がダメなのだと、久しぶりに死にたくなりました。姿勢を正してハキハキと要点だけを話し、熱心にメモを取り、積極的に発言する、そんな強い人に今すぐならなければいけないのでしょうか。今の私のままではダメだと言われたわけではないけれど、先生の言う「大人」には今のままではなれません。来週が怖いです。

A.その先生の言っていることはあなたのことを思って(想像しての)言葉ではなく、自分が正しいと信じ言いたいことを言っているだけなので、まず、先生の言った内容は全てスルーしていいよ…!と叫びたくなりました。変わらなくていいし、あなたは自分の望むように、望むペースで生きていいと思います。
ただ、言われてしまった内容を気にするのもわかりますし、怖くなるのもとても自然なことだと思います。こんなことを言いながらも、ウ・サギも相手の言いたいことを言っているだけの言葉に傷つき、スルーすればいいと思いつつも自分を責めて、死にたくなることもいまだに時々あります。自分の意思や意欲はあるのに自分を信じきれない、そんな状態にいるのかな…なんて感じています。
その先生の言った内容について突っ込みをさせてもらうと、「メモを取らない人間は就職したら使えないと言われる」というのは、あまり真実とはいえません。言われたことをなるべく忘れないようインプットするのは仕事で大切かもしれませんが、そのために一番いい方法がメモかは人それぞれですし、まっとうな上司ならまずは「覚えるためにメモをとったらどうかな?」と提案してくれます。そう伝えもしないで使えないと評価してくる職場なら、逃げるが勝ちだとウ・サギは思います。
その先生への対応は、ウ・サギが浮かぶ方向性としては二つで、誰かと同盟を組んで対抗するか、省エネで適当にあしらうか、です。あなたの周りにも、あなたと同じく怖く思ったり、もうちょっと強気に「この先生嫌いだし、しょうもないわ」と思っている人はどこかに隠れている気はします。
相手の言葉に惑わされたときは、ちゃんと自分を理解して共感してくれる人の言葉が一番の回復薬になるとは感じます。生きづLABOの所長たちはみんな、その先生にはぷんぷん!って感じなので、あなたを応援しています。

update 2025/4/16