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Q&A > 生きかたカエル回答のQ&A
Q.相談窓口は、最後は結局「身近な人に相談してみましょう。」で終わる気がします
この記事の担当 生きかたカエル

Q.いろんな相談窓口があるけど、最後は結局「身近な人に相談してみましょう。」で終わる気がします。そんな人がいないからどうしようもなくて利用したのにな、と思います。どうやってそんな人を見つければいいんでしょうか。誰も信じられません。

A.おっしゃることはごもっともですね。
どんな相談窓口の人がどんな意図で「身近な人」を引き合いに出したか分かりませんが、最後の一言がそれであれば「これにて相談は終わります」のあいさつに近いような気がします。
言っている側が相手の気持ちに気づいていないことも多いと思いますので、「そんな人がいないから、どうしようもなくて利用したのにな」と伝えてもらえると助かります。ただ、言いにくいことではありますよね…苦笑
こうして、質問という形で教えてくれたので、これを見た相談に携わる人たちが我が身を振り返ってくれることを願います。

update 2024/8/22
Q.働かないといけないのに、アルバイトもボランティアもハードルが高すぎます。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.働かないといけないのに、アルバイトもボランティアもハードルが高すぎます。

A.ハードルの高いことを無理してやることにいいことはないとカエルは思っています。あなたにとってハードルが高くないことを見つけることが大切だろうと思います。
働かないといけない事情がどのようなものかわかりませんが、お金の問題なら使える手助けは活用しつつ、まずは自己理解と一人でもいいので自己理解をアシストしてくれる誰かを見つけることから始めることをおススメしたいです。

update 2024/8/9
Q.不登校になりたくてスクールカウンセラーさんとも相談しているが、いい案が出ない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校や部活動が嫌いになってしまい、学校を休みたい、不登校になりたいと思っていて、スクールカウンセラーさんとも相談したのですが、あまりいい案が出ませんでした。どうしたらよいのでしょう…親に直接話すのは少し嫌で…

A.スクールカウンセラーも単なる一人間ですから、いい案が出る場合もあれば、いい案が出ないこともありますね。カエルとしては「あまりいい案が出なった」とあなたが感じ取れることに注目しています。
つまり、嫌なことがわかり、学校を休みたいといういう意思もわかっていて、スクールカウンセラーに相談してみて、その結果の感触も評価もできる、そのうえで親に相談するのは少し嫌だということも分かっている…もうそれだけそろっているのなら、あなたにはお悩み解決のポテンシャルがあるということなのだと思います。

おそらく少し嫌な親に相談しても、何らかの成果はありそうですし、嫌だから相談せずにほかの誰かを見つけてもいいでしょうし、自分自身に聞いてみてもいいでしょう。
カエルとしては、あなたの中でもうある程度答えは決まっているように感じたので、その自分の答えを信じていいと思うし、カエルはそれを支持したいです。

update 2024/8/1
Q.家のことを牢獄みたいだと感じる。成人してるけど牢獄から出られない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.子供の頃から、家のことを牢獄みたいだなと感じています。自立することは、脱獄のように感じます。とっくに成人していますが、まだ牢獄から出られていません。何の障害もなく自立している人がうらやましい。私は何か悪いことをしたのでしょうか?

A.結構昔ですが、フーコーというなかなか個性的な哲学者がいて、監獄の誕生という本を書いています。そこでは、権力を持つものが、規律や規範を勝手に作って、管理することで監獄システムが立派にできてしまうということが書いています(ざっくりしすぎていて、専門家が見たら怒られそうですが)。
質問をくれた方の家はおそらく、家の謎ルールがたくさんあったり、家の人たちが勝手に決めた規律とかそんなものがあるのでは?とカエルは想像しました。そして、その見えない管理システムに「ここは牢獄だ」と気づけるあなたの感性は鋭く働いているようにお見受けしました。
物理的な束縛や支配よりも、心理的な束縛や支配の方がわかりにくく、脱獄しにくいのかもしれません。ただ、こうしてあなたの言葉で質問をしているのは、すでに牢獄から片足ぐらいは出ているようにカエルは思いました。
そして、何も悪いことはしていないと思います。

update 2024/8/1
Q.うまく立ち直れないままに大人になってしまった人間はもう救いようがないですか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.小さな頃から生きづらさを感じてうまく立ち直れないままに大人と呼ばれる年齢になってしまった人間はもう救いようがないですか。働くこと、選ばれることだけじゃない、支援にも年齢制限がありますね。

A.確かに年齢で区切られる支援(公的な制度)はありますが、そういった支援制度は人間界では、いわゆる広い意味での「支え」「サポート」のほんの一部だと思っています。
また、働くことも、選ばれること?(中身までの詳細は分からないのですが)にも年齢制限はないような気もします。
実は年齢制限というものは、それぞれの心の中にあるものが最も強いのかもしれません。カエルは年齢も性別も超えて(生物としての枠組みも超えて)、自由でいたいと願うのでした。

update 2024/7/19
Q.「障害を抱えた兄」の弟という属性でしか見てもらえないのだ。と軽く絶望しています。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.私の兄は障害を抱えています。
そのため両親が亡くなった時には、私が兄を支えるべきと周りの人に言われ続けてきました。また兄のことについて相談されることが多く、私は「障害を抱えた兄」の弟という属性でしか見てもらえないのだ。と軽く絶望しています。

A.きょうだいだからと言って、支えるべきというのは周囲の勝手な押し付けだとカエルは思います。
今は障がいのある人たちへの意思決定支援というものが福祉制度として位置づけられていて、専門家に任せることもできますよ。
カエルの個人的な考え方としては、家族は家族であるだけで抱えてきたものがあると思いますので、積極的に担いたいという希望があれば別ですが、専門家に任せてもいいと思います。今は両親がいて、お兄さんのことを決めたりしているのだろうと思いますが、両親が年老いたり、亡くなったら(別に元気なうちでもカエルはいいと思っていますが)、成年後見人をつける方法もあります。
とにかく、あなたが周囲からの扱いに軽い絶望をしてしまう気持ちを心から支持したいです。自分と兄のことを切り分けて考え、自分としての気持ちや意思をお持ちだという証だと思います。

update 2024/7/19
Q.発達特性のある人は一生変わらないの?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.発達特性のある人は一生変わらないの?

A.発達特性は一生変わらないといえば、変わらないですし、いつでも変わるといえば変わります。
つまり、特性という性能は変わりませんが、具体的な場面の言動としては、その条件によって変わることができると思っています。

特性は「感じ方」「学び方」「表し方」として特徴が出ますが、主に「学び方」が人と異なるため、通常の方法で気づいたり学んだりすることが難しいです。
なので、多くの人がわかっていることに気づかず、オートマティックに獲得していることが獲得できない場合があります。
また、マイルールやオリジナルな感じ方でやり過ごしていることも多く、誤った方法を身につけてしまっていることもあります。多くはそれに気づいていなかったり、その方法を固辞する傾向があることから、人間関係に難しさが生じてしまうことがあります。

多くの場合、わざとではないので親切に丁寧にわかる方法で学ぶことができれば変わることにつながります。びっくりするぐらい簡単に変わる人たちも多く見てきました。
ただ、理解することは身近な人でも難しいこともある(身近であるほど利害関係があって難しいかも)ので、得意な人の力を借りるのをおススメします。

update 2024/7/9