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タグ家族
Q.「障害を抱えた兄」の弟という属性でしか見てもらえないのだ。と軽く絶望しています。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.私の兄は障害を抱えています。
そのため両親が亡くなった時には、私が兄を支えるべきと周りの人に言われ続けてきました。また兄のことについて相談されることが多く、私は「障害を抱えた兄」の弟という属性でしか見てもらえないのだ。と軽く絶望しています。

A.きょうだいだからと言って、支えるべきというのは周囲の勝手な押し付けだとカエルは思います。
今は障がいのある人たちへの意思決定支援というものが福祉制度として位置づけられていて、専門家に任せることもできますよ。
カエルの個人的な考え方としては、家族は家族であるだけで抱えてきたものがあると思いますので、積極的に担いたいという希望があれば別ですが、専門家に任せてもいいと思います。今は両親がいて、お兄さんのことを決めたりしているのだろうと思いますが、両親が年老いたり、亡くなったら(別に元気なうちでもカエルはいいと思っていますが)、成年後見人をつける方法もあります。
とにかく、あなたが周囲からの扱いに軽い絶望をしてしまう気持ちを心から支持したいです。自分と兄のことを切り分けて考え、自分としての気持ちや意思をお持ちだという証だと思います。

update 2024/7/19
Q.親に「頭おかしい」と言いたくなることがある
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親に「頭がおかしい」と言いたくなることがあります。こう言いたくなるのは、私が自分を正当化したいからでしょうか…?とてもモヤモヤするのでどんな理由で言いたくなるのか気付きたいです。

A.カエル的にはどんな理由でも、理由があってもなくても、親に「頭おかしい」と言いたくなる気持ちがあることを否定しなくてもいいし、気持ちは尊重したいと思います。(自分の正当化であっても構わないと思います)

そのうえで、考えられる理由をいくつかリストアップしてみます。お好きなものを選んだり、組み合わせたり、アレンジしてみてください。
①親から自分に合わない何かを理不尽に押し付けられたから
②親とあまりにも価値観や感性が合わずに理解ができないから
③言いたいことがあったのに、これまで言わずに我慢してきたから
④誰かに「頭がおかしい」と言われ続けてきたから
⑤他に伝えたいことがあるのに、「頭がおかしい」という表現しか浮かばない(便利な言葉的な存在になっている)から
⑥親への嫌悪感や否定感情があふれてしまっているから
⑦自分に蓄積した不の感情を出したいがどうしていいかわからず、とりあえず親に向かってしまっているから
などなど・・・ 

どんな理由でもいいと思うし、理由がなくてもいいじゃないでしょうか。
カエルは「こう思っているし、こう言いたい!」と自分に気づいていることを支持します。

update 2024/6/26
Q.お父さんとお母さんがいつも喧嘩していて、自分ももやもやしてしまう。
この記事の担当 うさえなが

Q.お父さんとお母さんがいつも喧嘩していて、自分ももやもやしてしまう。それが1年半続いているから、精神的につらい。

A.うん、喧嘩はこわいしイヤだ。
どうしたらいいかわからないから、生きかたカエルに聞いてみるね。

*生きかたカエルから補足*
もしも、もやもやの中に「自分のせいかも」という気持ちがあるのなら、その心配はしなくてもいいことは伝えたいです。喧嘩をするのは、100%親の事情なのです。
その親の事情が、本来はのんびりと過ごしたい生活の場に持ち込まれているのですから、もやもやして、精神的につらいのは当然だとカエルは思います。そうはいっても、親の事情なので、どうにかできるわけでもないのがまたつらいところです。
ただ、「わたしは、喧嘩はいやだし、やめてほしい」と思ったり、言ったり、叫んだりする権利があります。家から距離を置いたり、もやもやを誰かに相談したり、話したりすることもできます。
「つらい」と思えて、こうして伝えられる力をカエルは支持します。

update 2024/6/13
Q.なんでもお金で解決しようとする父親への憎しみを手放す方法はありますか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.なんでもお金で解決しようとする父親への憎しみを手放す方法はありますか

A.憎しみという感情を手放すというのはなかなか難しいことだとカエルは思います。なぜなら、感情はそもそもどうにかすることが難しい存在だと思うからです。

例えば、手放そうとするのではなく、憎しみとの付き合い方を考えてみるとか、憎しみについて取り出して考えてみるとか、憎しみ以外の感情にも着目してみるなど、「気づいてみたら、少し憎しみが減った/質が変わった」というふうに、進めていくのはどうかと思います。
おそらく、手放したいほど強い憎しみに直接立ち向かうのは、難しいうえに、成功率も高くないと思われます。

どうしても直接対峙して、手放したいとなると、理論を越えた不思議なパワーを借りるぐらいの対策が必要かと思います。
例えば、手放したい憎しみをコオロギに注入して、カエル宛に送ってくれたらパクリと一飲みにしたいという気持ちです。

update 2024/5/17
Q.不登校です。不登校の前は無理やり学校に行かされて泣いてました。親はなぜこんなに子供をいじめたいのか気になります。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.不登校です昔は学校大好きだったけどコソコソ悪口言われるし不登校の前は無理やり学校行かされる日々毎日泣いてました親はなぜこんなに子供をいじめたいのかが気になります

A.おそらく、親は子どもをいじめたいのではなく、親の幻想を子どもに無自覚に押し付けているのだろうとカエルは思うのです。

今回の質問の場合、親の無自覚な幻想とは主に以下の二つです
①「子どものために」努力する親でいなければならない。(しかし、それは建前であり、本音には親自身の保身が隠れている)
②子どもの成功や失敗は親の力にかかっている。(しかし、親は親、子どもは子どもとして別の人格と人生であり、本来意思は尊重されるべきなのに)

ただ、単に親が悪いのではなく、何かがあると、親はどうした、何をしていた?と責任を追及する世間の風潮が親の幻想を強くしているようにカエルは分析しています。

そもそも、学校は行かなければならないし、行くのが善、行かないのは悪という学校幻想もありましたね。

親が子どもをいじめてくると思えるほど、理不尽な思いをしているあなたはとても健全な感覚の持ち主だと思いました。
カエル界にスカウトしたいです。

update 2024/5/16
Q.元不登校生です。自分を受け入れてもらえない環境から身を守るために、私には何が出来るでしょうか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.元不登校生です。私は私らしく生きていただけなのに、家庭内で余計な心配をされます。焦る親の気持ちや価値観も理解できるけど辛いです。自分を受け入れてもらえない環境から心を守るために、私には何が出来るでしょうか。

A.まず、あなたがあなたらしく生きようとする意志にとても共感、応援の気持ちが湧いています。

ウ・サギも元不登校生で、そのまま学校からドロップアウトしてここまで生きてきました。そのことによる不利益は実際いくつかありますし、不安なときもありましたが、今となっては「自分にとって適切なステップ、道だった」と心から思っています。
どうこう言ってきたり心配してくる人たちには、「誰もが結局は自分としてしか生きられないのだから、自分を抑圧する(無理をする、自分以外の何かになろうとする)道を行っても、その先には落とし穴が待っていると思うのです…」と、誠実に反論したいところです。

自分を受け入れてもらえない環境から心を守るためには、自分が受け入れてもらえる環境や価値観(人でも、本や漫画でも、ネットの何かしらのコンテンツでも…)に触れる時間をなるべく増やすのが最も手っ取り早い気がします。
不登校経験者でも、そうじゃなくても、その人らしく(いわゆる「普通」とは異なる)生きている大人が周りにいたら一番いいのですが…

update 2024/5/3
Q.家の宗教で悩んでいます。宗教についてどう考えますか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.私は家の宗教で悩んでいて、本を読んだり、歴史についてネットなとで調べたりして考えています。宗教の事件、宗教2世など騒がれていましたね
宗教についてどう考えますか?

A.ウ・サギは何の信仰ももっていませんが、宗教はよりよく・安定して生きるための「一つの手段」としては興味深いと思っています。
人間は、自分だけの力で自我を健康に保つのは難しいので、自分の考えを率直に話して公平なフィードバックをくれる相手や、自分なりの「どう生きていくか」の答えみたいなものは、あった方が便利だと思っていて。ウ・サギは前者は周りの人や、この人だったらこう言うだろうなという想定で賄って、後者は一応自分オリジナルの答えみたいなものはありますが、そこに神様や宗教を据えるのも全然ありだと思っています。
(こういった考えや発想自体が、失礼だったらごめんなさい……)

ただ、それが組織になった瞬間に(これは宗教に限った話ではないですが)、権力のある側が、権力もたないもの・迷えるものを支配したり搾取したりは、どうしても起こってしまいがちだと思うので・・・その部分で印象悪く感じてしまうときは、どうしてもあります。

それが宗教かそうでないかに関わらず、自分は何を信じるのか、相手は何を信じているのか、お互いにオープンに話して尊重し合える世の中で暮らしたいです。

update 2024/5/3
Q.学校に行きたくないけど行かないと親に怒られる。学校では性の差別が自分に降りかかる。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.生きてるのがつらい
学校に行きたくないけど行かなくちゃならない
学校に行くとストレスが溜まるでも行かないと親に怒られてストレスが溜まる負のループ
学校では性の差別が自分に降りかかる
どうすればいいのか分からないです

A.それは生きているのがつらくなるのももっともな話だとカエルは思いました。
負のループ、切りたいですね。

カエルとしては、性の差別について味方になってくれる大人の存在がループを切るポイントだと考えました。
親が性の差別に対して味方になってくれそうなら、親に相談する(でも、難しそうな気配がする)
学校に性の差別について味方になってくれそうな人がいたら、その人に相談する(これも、難しいから悩んでいるのだろうと推測)

親も学校も難しいとなると、親、学校以外に性の差別に関して詳しい人に相談して、一緒に解決策を考えてみるのがいいかと思いました。
ネットで「LGBTQ相談」とかで検索すると、いろいろな相談機関の情報が出てきます。

遠くの人でも、あなたの気持ちやつらさをわかってくれる人が見つかることが第1歩としていいかと思いますが、近くに一緒に考えて手助けしてくれる人も見つけたいところです。

令和5年6月23日に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が公布・施行されたので、行政機関も少しずつ、理解ある対応をしてくれるようになっていると思います。
身近な相談先としては、児童相談所、教育委員会の教育相談、保健所などがあるから調べてみてください。

何とかなりそうもない時は、また所長室に来てください。

update 2024/4/28
Q.親に「学校に行け!」といわれます どうすれば良いでしょうか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親に「学校に行け!」といわれます どうすれば良いでしょうか

A.親は、学校に行ってほしいという願いを持っているということなのでしょうか。
質問者が学校に行かない選択をしているところに、親が行けと言ってきたという状況だとの推測のもとに、対応を考えてみました。

①親はそう思うのはわかったけれど、自分は行きたくないんだから、しょうがないと適当に聞き流す

②「気持ちはわかりました、申し訳ありません。努力します」と丁重に伝えて、やり過ごす

③「そう思う気持ちもわかりますが、私は行きたくないのです。行かない選択を認めてほしいと思います」と伝える

④学校の話題を出されたら、泣いたりわめいたりして、親が何も言えなくなる空気を作る

⑤「生きかたカエルが『学校だけがすべてじゃないし、行かない選択をして自分らしく生きている人もいる』って言ってたし、自分もそれに賛同した」と言って、生きづLABOのサイトを紹介する
参考ページ:SOSの出し方ガイド「学校に行きたくない」

まだまだ方法はありそうですが、質問者さんのキャラと親のキャラに応じてカスタマイズしてみてください。

update 2024/4/28
Q.頼れるものがある人が羨ましい。自分みたいにどこにも馴染めない人間はどうすればいいのか。
この記事の担当 やみーペン

Q.どんなに病んだり詰んだりしている人でも、皆多少なりとも頼れる家族や友達、恋人やコミュニティなどを持っていて羨ましいです 自分みたいに本当に孤独で、どこのコミュニティにも馴染めない人間はどうすればいいのでしょうか

A.人間関係で前向きな経験をしたことがないと、人と上手く関わることって難しいよね…とやみーペンは思う。やみーペンも母ぺんぎんとの関係が当たり前だと思ってた時期は、人と上手く関われなくて、どうしてなんだろうと悩んでたよ。
自分が無理して合わせた関係は長続きしないし、かと言って自分が無理しない過ごし方は難しいし…。
ただのやみーペンでいることを許されてから、少し楽になってきたように思う。だからまず第一歩として、事情や背景に理解のある大人(いろんな職業の人がいると思うけど、例えばカウンセラーとか)につながるのがよいかも。でも、そんな人と出会える可能性は、実はあまり高くないから困っちゃうよね……。難しい…。

update 2024/4/28