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Q.親に好きなことを否定されて疲れる。行きたい高校があってしてるはずの勉強が嫌になる。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.今年は受験で、自分が行きたい高校があるから親には塾も行かせてもらってるけど、自分でやってるはずなのに勉強が嫌になる。親に好きなことを否定されて、そんなことやっても何にもならないとか言われるのも疲れる。何もしたくない。

A.「そんなことやっても何にもならない」なんて否定の言葉をかけられたら、疲れて当然ですし、ウ・サギもいくらやりたいことでもやる元気が出なくなりそうです……。あと、疲れてる中で誰かに否定されたら、何もかも嫌になるときもあるので、嫌になるのも自然な現象だと思いました。
相手の好きなことを否定するのを全員がやめたら、世界はもう少し優しく、健康に回り始めると思うのですが…。誰とどんな関係だろうと相手の好きなことを否定するのはNGだと思いますが、親が子どもの好きなことを否定するのは、法律で禁止してしまいたいです。そして、違反した人には、好きなことを否定するのが子どもにどんな悪影響をもたらすかレクチャーして、育ちを応援するための関わりを練習してもらいましょう。

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update 2025/6/9
Q.母との会話にモヤモヤした。なにが誰がおかしいのか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.部活に真剣になる人について。下に母との会話を載せました。心に引っ掛かりを覚えて、なんかモヤモヤします。なにが誰がおかしいんでしょうか。

A.会話が見えないと解説が難しいので、補足の内容をここに書かせてもらいますね。

母:部活に一生懸命になって学業が疎かになって困ってる親がいるらしいよ。せっかく進学校に入ったのにって
私:別に部活頑張ったってよくない?それはそれで
母:いいよ?あなたの人生だから
 勉強しなくたって別にいいよ?
 だったら大学に行く必要なんかないよね
 Fランに行くなら専門学校で職を身につけたほうがまだマシだよ
私:、、、、、、

ウ・サギが気になったのは、とりあえず以下3点です。
①勉強を他の何より大切なものだと強く信じていそうな母の価値観
②その価値観を自分以外の人にも押しつける姿勢
③押しつける気満々にもかかわらず、「あなたの人生だから」と表面的には自由を持ち出してくる矛盾
他にも細かいツッコミはいくつか出来そうですが、自分の価値観を正しいと強固に思い、それを察させるような圧で押しつけるのは、多様な考えがあること、他の人にも他の人の価値観や生き方があることを軽視しているとウ・サギは感じます。ウ・サギのあり方も否定されているように感じてモヤモヤしますし、それを親→子という力関係がある中でやるのは本当にやめてほしいところです……。
ただ、逆にウ・サギの考えにモヤモヤする人もいるかと思います。だからどの考えが正しいみたいな話ではなく、大人は子どもに対して(立場の強い人は立場の弱い人に対して)モヤモヤを言ってもらえるような関係、自分と合わない考えだとしてもどうしてその考えをするのかを聞いたり想像する姿勢をもつことが、きっと大切なのだとウ・サギは思います。だからあなたがモヤモヤを伝えても受けつけなさそうな雰囲気が母から感じられるのが、もしかしたら一番のモヤモヤかもしれないですね。

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update 2025/6/4
Q.お母さんに「育て方間違えたね」などと毎日言われてめちゃくちゃイラつく
この記事の担当 ウ・サギ

Q.お母さんに「育て方間違えたね」「なんでこんな子になっちゃったの?」「産まなきゃ良かった」などを毎日言われるんだけどめちゃくちゃイラつく。勝手に産んで育ててその言い草はないでしょ…

A.それはイラつくし、悲しいだろうし、とにかくたくさん負の感情が出てきそうです。なるべくその気持ちを吐き出して、共感されたり(同じようなことで苦しんでいる人も実は結構いそうな…?)受け止められたりしてほしい・・・と思いました。
ウ・サギとしては、あなたの痛みをまず一番に受け止めますが、それを毎日言うというお母さんの精神状態もなかなか心配に思いました。気持ちのコントロールができていないと感じますし、それは子どもにぶつけるのではなく、きちんと何か他のものでケアしてほしいところです……。今はいろいろと追い詰められたりストレスの大きい社会になっているので、大人がストレスを抱え、そのストレスを子ども(自分より弱い者)にぶつけてしまう、という悲しい循環が起きていると感じます。
とはいえ、どんな事情や社会背景があろうとも、子どもに酷いことを言っていい理由にはならないし、言われる側はしんどいし傷つきます。だから、いくら腹を立ててもいいし、また何かあったら質問してください。

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update 2025/6/2
Q.過去の母の暴言が許せない。許さなくていいですよね?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.現在25歳です。過去の母の暴言が許せません。
数えきれないほど浴びた暴言から厳選した2点。1.小学校登校前に言われた、車に〇かれて死んできたらいいのに。2.何度も言われた、高校を退学させてやる。忘れられません。許さなくていいですよね?

A.はい、許さなくていいと思います。許さないことに何ら問題はありませんし、ウ・サギは「許さない」は「自分の受けてきた傷をきちんと認識してあげる」「暴力は許容されていいことじゃない」という、自分への優しさと正義と捉えていいと感じています。(もちろん、許す・許さないに優劣はなく、自分で自由に選べばいいし、それにどう意味を見出すかも自由だと思っています)
許す許さないに限らず、心の中で何を思うかも自分一人の自由です。もし残酷な思いが湧いてくるなら、それはそれだけ傷ついてきたし我慢してきた、という話なのだとウ・サギは考えます。想像の世界でまで我慢していたらやってられないよ…!と思いますし、想像の中で自由に暴れる方が現実の自分をコントロールできるかと思うので、想像の世界くらいは好き勝手にやりましょう…!と言いたいです。
また、質問の文面や補足から、あなたが多大なエネルギーを使って日々を生きていることをウ・サギは感じました。「生きているだけで偉い」なんて言葉にすると薄っぺらいですが、(あなたと同じというにはおこがましいものの、ウ・サギも怒りを抑え込んでいるタイプなので)そこにささやかな共感と、大きなリスペクトを抱いています。

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update 2025/5/30
Q.お母さんは具合が悪いと伝えると怒ってくる。大丈夫?って優しく言って欲しかった…
この記事の担当 ウ・サギ

Q.お母さん、小さい時からずっと具合が悪いと伝えると心配ではなくひたすら怒ってくるのが辛い。具合が悪いと尚更しんどくなる。大丈夫?って優しく言って欲しかった…

A.それはしんどいですね…。自分で好き好んで具合が悪くなるわけでもないのに、怒るなんてひどい話だ…!と、ウ・サギとしてはお母さんに抗議をしに行きたくなりました。大丈夫?と優しく言って欲しかった、という言葉には切実さを感じますし、温かい(せめて冷たくない)対応をしてほしい、と感じるのは自然だと思います。
世間一般でいえば、具合が悪いときには、心配してくれる人の方が多いとウ・サギは感じています。だから、お母さんじゃない人でいいなら、大丈夫?と優しく言ってもらえる機会はこの先あるとウ・サギは思います。といっても、お母さんに心配してほしい気持ちもあるかな・・・。生きづLABOでは怒ることはしないので、またよかったら質問をください。

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update 2025/5/28
Q.親に「あなたのため」とよく言われるが、それはエゴなのか本当に私のためなのか分からず辛い
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親からの「要求」と「愛情」の境目が分からないです。
「あなたのため」ってよく言われるけど、これは果たして親のエゴなのか?それとも本当に私のためを思って言ってるのか?それが分からなくて辛いです。

A.補足にあった「あなたのため」シリーズはすべてカエル的には「親のエゴ」認定します。というのか、親から子どもへの要求は基本的に「親のエゴ」だとカエルは思っています。
もしも、親が子どもに望むことや求めることがあるとしたら、それは要求ではなくお願いや提案として表明されるべきなのです。一方的な要求や禁止や制限をすることは、権利的にはお行儀が悪い行為と言えます。ただし、子どもが経験や情報が不足しているゆえに判断ミスをすることもありますので、その際には大人が経験や情報を補う役割はあるとカエルは思います。それにしても、限りなく対等な交渉の機会が必要です。
しかし、現実としてはこうした大人としての子どもと関わるうえでのお作法(カエル的には難しい言葉として「パワーリテラシー(力の正しい活用法)」と表現しています)を学ぶ機会がないので、自分の持っている力を濫用してしまいがちです。力の濫用は英語で言うと「マルトリートメント」と表現され、それはいわゆる虐待の意味を持ちます。エゴ自体は何の問題もないのですが、エゴを弱い者に押し付けることはハラスメントや暴力になるので、質問者さんのようにつらい気持ちをする人が出てしまうため避けなければいけません。まずは、親が「これは自分のエゴだ」ということに気づくことが大切なのかもしれません。
「あなたのため」というワードはいっそのこと、禁止してしまいたい気持ちです。その言葉は使わずに表現する練習をしてみたいですね。

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update 2025/5/28
Q.なぜ、家の中で起きた虐待のような長年の殺人未遂や恐喝は、罪になりづらいのでしょうか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.なぜ、家の中で起きた虐待のような長年の殺人未遂や恐喝は、罪になりづらいのでしょうか

A.とても鋭い質問だと思います。実際にはすべて罪だとカエルは思っていますし、対策もされるべきだと思います。そのうえで、「罪になりづらい」というより「犯罪行為だと気づかれにくい」という理由を整理してみました。

①家庭が密室化していること
家庭内で起こったことは基本的に周囲から見えにくいです。被害にあった人が外に訴えても、「そんなことはない」と思われたり、家庭内の問題だから周囲の人が口出ししにくい雰囲気があります。近年、近所付き合いや親せき付き合いも減ってしまい、家庭が外から見えにくい傾向にあります。
②子どもや女性など、弱い立場の人たちの人権が軽視されている
子どもや女性など、家庭内で立場が弱くなってしまう人たちを守る考え方や仕組みが十分ではありません。子どもなら大人の方が偉いから、言うことを聞かなければならないとか、女性は家で夫に従い尽くすべきなど、偏った価値観が社会にはまだまだあります。その考え方が基盤としてあると、閉鎖された家庭内では強いものが弱いものを支配したり、従属させることに、罪悪感や間違っている感があまり起きず、むしろ正しいことをしているという常識ができてしまい、問題として浮上しにくいです。むしろ、子どもや女性がわがままを言っているなどという別の問題としてすり替えられることもあります。
③子どもが家以外で暮らす選択肢が少ない
子どもが希望した場合、家以外のところで暮らせる(ちょっと逃げられるところを含めて)選択肢があることが子どもの権利を守るために必要なのですが、そうした仕組みがあまりありません。施設か家か二極化がありますし、施設の数も多くはないことや課題もあります。
カエルとしては全国の学校に寄宿舎を作り、希望する子どもが寄宿舎で暮らせるような仕組みがあるといいと思っています。
④子育てを親に任せすぎる風潮
子育ては親がするもの、して当たり前という考え方が大きいです。そもそも、親だけで子どもを育てることは難しく、どんなに優れた親であっても親だけで子どもを育てるのは望ましいことではありません。子どもの育ちには豊かで多様な大人との出会いや関わりが必要なのですが、現代は何かと「親の責任」みたいなことが重要視され、親が知らないうちにプレッシャーを感じてしまうことも多くあります。そうしたプレッシャーは虐待を起こしやすくします。

とてもたくさん書きましたが、カエルは質問者の心の叫びを感じて、熱くなっています。心の叫びを届けてくれたことに敬意と感謝を表明します。こうした実態がもっと理解され、対策が進むように生きづLABOも活動していきたいと思います。

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update 2025/5/28
Q.毎年母の日に母に感謝を伝えていたが今年はできなかった。家族でも感謝できない時もあっていいよね?
この記事の担当 やみーペン

Q.毎年、母の日には食事を作って、母に感謝を伝えていました。今年は、母の日の2日前に、母と口論になり、心から感謝することができませんでした。罪悪感でいっぱいです。家族でも、感謝できない時もあっていいですよね?

A.感謝って自分のタイミングが必要だよね……。「〇〇の日」は普段言えなかったりする時はきっかけにしやすいけど、やみーペン的には「〇〇の日」文化苦手だから、自分のペースで感謝を伝えたい時が、「やみーペン的〇〇の日」にしてる!例えば美味しいケーキ見つけたからウ・サギに持ってく日とか!!

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update 2025/5/25
Q.親に言われたことで悲しく辛い気持ちになってしまった。辛い時、楽になれる方法を教えてほしい。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.親に自分を否定するようなことを言われて、悲しく、辛い気持ちになってしまいました。辛い時、楽になれる方法を教えてほしいです。

A.否定されて悲しい、辛い気持ちになったときに、一番てっとり早く楽になる方法は、自分(の感性、頑張り)を理解して応援してくれる人と話すことだとウ・サギは思います。といっても、そんな人がいつも身近に、またはいつでも連絡しやすい関係でいてくれれば、困ってないよ…という話ですよね。すみません。生きづLABOの質問箱は、それぞれの感じ方をいつも応援しているので、よかったらまた使ってください。
自分一人でやれる対処だと、相手の発言の価値を下げるのが、ウ・サギはおすすめです。親というのは、たぶん子どもにとって結構力が大きく、正しいことを言っているように感じてしまうから、否定の言葉が刺さるのかな…?とウ・サギは想像しています。でも親も一人の人間ですし、「○○だよ」とわかったようなことを言っていても、たかが一個人の意見です。そんなこと言ってくる親なんてキライ!と思うのもありだし、決めつけて否定してくるなんて失礼な人ねと見下すのもありだし、親自身の気持ちが荒れてて否定するようなことを言ったのかもなと哀れむのもありです。
そうやって、親の発言とちょっと距離がとれたら、あとは気分転換かなと思います。何かあなたの趣味、夢中になれるもの、好きなもの・・・とにかく、否定の発言を忘れられるような刺激になるべく浸ります。
なんて、いろいろアドバイスめいたことを書きましたが、ウ・サギは他人に言われた、否定とまでもいかないくらいの言葉で悲しく辛い気持ちになることもあるし、すぐには楽になれないこともあります。自分の気持ちをコントロールするのはなかなか難しいです…。

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update 2025/5/22
Q.勉強しない私に存在価値がないみたいに感じてしまう
この記事の担当 生きかたカエル

Q.この間塾を休んで、理由を説明しないでいたら、怒られて、行かないのなら塾の勉強を今家でしなさいと言われて、少し休んでいたらまだ全然やっていないと怒られた。勉強しない私に存在価値がないみたいに感じてしまう。

A.大人が子どもに勉強を強要したり、プレッシャーをかけたりするのは愚かな行為なのですが、人間界はその愚かさになかなか目覚めてくれないので、カエルはとてももどかしいです。受験勉強よりも、質問箱を優先し、自分の気持ちや存在価値に心を傾けることはとても有意義な時間を使っていると言えますね。自信をもってください。
ただ、大人は簡単に行動を変えてくれないので、適当に合わせたり、やり過ごしたりするスキルは役に立つかもしれません。いずれにしても、今感じている違和感や苦しさはとても大切ですし、カエルはそんなあなたの味方であることは声を大にしてお伝えします。

update 2025/5/21