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記事の担当 ウ・サギ
Q.今ある希望を諦めたくない気持ちもあるが変化を起こすことに積極的になれず苦しい
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自力では死ねなかったから
安楽に死ねる選択肢が切実に欲しい
それでも、それが不可能な以上生きるしかない絶望と諦めを感じている
その一方で、今ある希望を諦めたくない気持ちもある
しかし、変化を起こすことに積極的になれず苦しい
どう思いますか?

A.とても自然な心の動きや揺らぎだと思うと同時に、変化をサポートするハード面・ソフト面両方の資源が乏しい現状を改めて感じました。本来は積極的にならずとも、それほど手間をかけなくても、自分が安心できる生活をしたいという希望は叶うべきで(それができてやっと最低限の人権の保障だと思います)、選択肢も多様にあってほしいとウ・サギは考えてるので、現状にやりきれない思いです。
また、希望を叶えたい気持ちが大きくなるほど、思うように動けない自分や優しくない現実に対するストレスや葛藤も大きくなるのだろうともウ・サギは感じました。絶望と諦めの中にいると、希望があってもまた何かのきっかけで絶望に引き戻されたり、変化へのエネルギーも枯渇して当然だと思うので、自分の思う中で一番快適に完璧に希望を叶えてくれそうな選択肢(安楽に死ねる選択肢)に強く惹かれるのもまっとうな心の動きだと思います。ウ・サギも時々、自分が消滅すれば自分の苦しみも全部解決じゃん、それでいいじゃん、と思うことがあるのでなんとなくわかる気もしました。

補足も読みました(これまでも質問くださりありがとうございます)。
お気遣いが伝わってきました。思うこと、感じることは誰にも止められないですし、湧き出てくるものがあるなら、それについて開示してシェアできるのが対話なのかなと思っています。だからなんというか、大丈夫ですし、むしろ良かったとウ・サギは感じました。

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update 2025/11/9
Q.学校がしんどい。ストレスを解消する方法がえっちな電話なのに親にバレて携帯没収され絶望
この記事の担当 ウ・サギ

Q.学校に行きたくないです。みんなの前では休まないいい子を演じて家では号泣してます。友だちもいるし勉強も好き、なのに学校に行くと疲れてしまってしんどいです
学校のストレスを解消する方法がえっちな電話をしてるときです
その電話をしてる時が一番癒やされるし、幸せです
エッチな電話してることが親にバレて携帯没収されて絶望です

A.ショックの大きさが伝わってきました(補足にもいろいろ気持ちを書いてくれていましたね)。気の休まる隙間もないような高ストレスな環境の中で、えっちな電話をしているときだけが、自分を解放できたり幸福を感じられるひと時だったのでしょうか。脳の話で説明するなら、電話のときだけ、何かしらの快楽物質が強く出る状態にあるのかなと想像しています。
相手への恋心というよりは、えっちな電話という行為への依存に近いものだとウ・サギは受け取っているのですが、もぎとられるように相手との関わりが絶たれてしまったのは苦しいものだと思います。相手がどんな人であれ、あなたにとって貴重な癒しの時間を与えてくれたなら大切な存在だったと思いますし、それがなくなるとどうしようもなくしんどくなりますよね……。
えっちな電話という強い刺激でのストレス解消の様子は「いい子を演じているストレスがもう限界です!」という一つのサインや証明だとウ・サギは感じるので、どんな形であれど、サインが外に出されたのは大切なことだと思いました(親がそのサインを適切に拾ってくれてなさそうなのが苦しいですが…)。こうやって表現して吐き出す機会も大切で、あなたにとって必要なことにも思うので、またよかったら質問も使ってください。

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update 2025/11/4
Q.前質問した者です。回答を見て、社会よりまず私を大切にしていいんだと思えました
この記事の担当 ウ・サギ

Q.「Q.穏やかに生きるのも安楽死するのもどちらも選べる世界になってほしい。どう思いますか。」の質問者です。
ウ・サギさんの回答を見て
無理に社会と向き合わなくてもいいんだ
社会よりまず私を大切にしていいんだ
そう思えました
ありがとうございます。

A.なるほど…!?ウ・サギの回答がどうよりも、質問者さん自身に自分を大切にしようとする気持ちがあって、そこがちょっと元気になったというか、改めて輪郭がくっきりしたような現象だと受け取っています。
社会というのは、なんだか外部のことにも聞こえる言葉ですが、つまり「私たち」のことだとウ・サギは思っています。だからまず「私」に適切に優しくするところから、その私が少しずつ「私たち」に広がっていく世界であってほしいと思います。

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update 2025/11/4
Q.職場に便所飯禁止の貼紙が。お互いが見えない区切られたテーブルがあるだけでも減ると思うのに。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.職場のトイレでご飯食べる人がいたらしく、便所飯禁止の貼紙が貼ってある。互いが見えないパーテーションで区切られたテーブルとか一つあるだけでも、便所飯する人減ると思うんだけどな。

A.「○○を禁止します」で問題が根本的に解決することってあんまりないよなあ、と読んでいて考えてしまいました。トイレでご飯食べる人が、どうして食べるかを想像していかないと(できれば本人に聞いてみないと)、ただその人の選択肢が狭まってもっと苦しくなってしまいますよね……。管理側になると、ルールを定めて物事を解決したつもりになってしまうことがあるので、気をつけたいなと改めて思ったウ・サギです。
便所飯禁止の貼紙をはった人にも、この質問を伝えにいきたい気持ちになりました。

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update 2025/11/4
Q.「その学校で何か就職に役立つことが得られるの?」と聞かれ進学していいか分からなくなった
この記事の担当 ウ・サギ

Q.やりたいことがあって専門学校に進学したいけれど、
「その学校に進学したら何か就職に役立つことが得られるの?」と聞かれて専門学校に進学していいのかが分からなくなった

A.自分のやりたいことをするのが一番いいとウ・サギは思いますよ。人生は就職したり就職に役立つことを得るのが目的ではありません。自分なりの豊かな暮らしを送るための一つの手段として就職があります(就職以外のお金の稼ぎ方もありますし、お金を稼がない生き方もあります)。対して、自分のやりたいことがわかっていたり、それを実際にできることは、自分なりの豊かな生活を送るためにおそらく欠かせないことだとウ・サギは思います。すごくやりたいことがある!というだけが人生ではないですが、やりたいなあとか、やってもいいなあとか、そういった自分の感性がまず大切だと思っています。
就職についてだけの話をしても、会社に受かったり仕事を続けるために必要なのは、資格や技能などのスキルだけではありません。もっと大切なものは他のところにあるとウ・サギは思います。
何か(自分より弱いもの)を背負っていたり守らなくてはならない場合は、時に自分のやりたいを犠牲にする必要もあるかもしれませんが、そうじゃないときに自分のやりたいを犠牲にする必要はないし、自分のやりたいを犠牲にしてまで得るべき価値のあるものもあまりない気がします。

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update 2025/11/4
Q.精神薬を飲んでいます。周りからは止められるのですが、どう反論すればいいでしょうか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.精神薬を飲んでいます。周りからは止められるのですが、どう反論すればいいでしょうか。

A.それは困っちゃいますね。周りは何を思って止めようとしてくるのでしょうか…。精神薬なんて怪しいとか、心のことは自分の意思で解決しろとか、そういう発想なのでしょうか。
精神薬についての説明としては、治したいから薬の力を「借りている」といった表現がウ・サギはいいのかなと思っています。心の問題について薬で完全解決や治療ができるかというと実際に少し違うとも思うので、熱が高すぎてつらいとき解熱剤の力を借りるように、顎関節症がつらくなったらマウスピースを使うように、治療や症状との付き合いを補助する、治療しようとする本人の意思や体力を支えるという側面が大きいと思います。ただ、専門家でもないのに服薬を止めてくる相手に論が通用するかはかなり怪しい気はするので、反論としてこれが役に立つかにはちょっと自信はありません…。単純に「私が何を飲むかは私の問題ですし、お医者さんの判断なので、あなたたちに口出しされる筋合いはありません」と言いたいウ・サギです。

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update 2025/11/4
Q.障害者界隈で、障害の種類や重さでのヒエラルキーを感じて辛い。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.障害者界隈で活動していると、障害の種類や重さによってヒエラルキーがある事を日々感じて辛い。ただでさえ世間で肩身が狭い障害者同士なんだからフラットに仲良く出来ないものかといつも思う。

A.つまり、いわゆる障がいが重いほど、ヒエラルキーが高いということでしょうかね……。ウ・サギは界隈についてはよくわかりませんが、似たしんどい立場や気持ちがある同士は、共感したり支え合えるときもあれば、大変さのマウントや押し付け合いが生まれてしまうときもあるので、可能性と難しさの両方を感じています。
つらい思いをした=誰かのつらさを理解できる、寄り添えるという側面と、つらい思いを耐えてきた=だからみんなも耐えてくれていいでしょ、私の方が大変なのに…と感じてしまう側面と、ウ・サギも時々後者の自分が顔を出してしまうこともあります。(おそらく)誰しもがそういった両側面を抱える中で、コミュニティがフラットな関係で続いていくには、どうしたらいいのでしょうかね・・・。ピアグループの中にひとつまみでいいので、心が回復して安定している当事者と、社会問題として生きづらさを一緒に考えられるマジョリティが参加しているのが理想なのか・・・?ウ・サギもそのあたりは模索し続けたいです。

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update 2025/11/4
Q.辛いときにこれがあるから頑張れるというような、深く好きなものがないのが悩み
この記事の担当 ウ・サギ

Q.辛いときにこれがあるから頑張れるというような、深く好きなものがないのが悩みです。自分はしんどい時はほかに「帰ったらこれやろう」みたいに考えられることがなくてずっとしんどいだけなので、他の人はちゃんと好きなものがあっていいなあと思います。

A.なるほど・・・つまり周りには「辛いときにはこれがあるから頑張れる」みたいなのがある人がいるということでしょうかね。ウ・サギは深く好きなものがあってもこれがあるから頑張れるみたいには全然ならないので(しんどいと好きなことをやるエネルギーも真っ先に無くなってしまいます)、好きの深さの問題かはちょっとわからない気はしましたが、いいなあと思う気持ちには切実なものを感じました。
コンテンツや情報や理不尽も溢れた世界で、何かに強い思いや関心を抱けるのは、余計なものをシャットアウトしやすいという長所とかもあるのでしょうかね……。ウ・サギは世間話の多い環境にいると「幅広く物事を楽しめる才能がほしい」と悩み始めるので、質問者さんの今いる環境での苦しさが「深く好きなものがあればもう少し違ったのにな」と感じるものが多いのだろうか、なんて想像を巡らせています。

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update 2025/11/2
Q.夜家で一人自傷してしまう。相談したいけど、知られたい・知られたくない気持ちが共存している。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.夜家で1人になった時、親と同居中の頃を思い出したくないのに急に思い出し、苦しくなり自傷もしたくないのにしてしまいます。誰かに相談したいけど自傷していることを知られたい気持ちと、知られたくない気持ちが共存しています。どうしたらいいでしょうか。

A.知られたい気持ちと知られたくない気持ちの共存や揺らぎは、苦しいときにウ・サギ自身もあったし、周りからも聞いたことがあります。うまくいえませんが、ウ・サギとしてはそれを「私はここにいる」と伝えたいエネルギーみたいなものにも感じたりしていて、これまで自分を隠してきた人にとっては、怖かったりためらう気持ちを伴うものなのだろうと捉えています。
ただ、実際に相談するとなると、その後の距離感なども含めて悩ましさやリスクもあるので、本当簡単な問題じゃないですよね・・・と思ってしまいます。身近で相談できたり話せる人が見つかったときに、その関係性をサポートしてくれるような支援(相談仲人みたいな、相談される側も相談する側もパンクしないように見守ってくれたり困ったら話を聞いてくれる存在)があったらいいのになあとウ・サギはずっと思っています。

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update 2025/11/2
Q.子供はハンバーグが大好きという謎の大人たちのステレオタイプを捨てさせたい。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.子供はハンバーグが大好きという謎の大人たちのステレオタイプを捨てさせたい。

A.いいですね、ウ・サギも賛成です…!ウ・サギは、子どもはジュースが好き、何かを買ってあげれば喜ぶという謎のステレオタイプを捨てさせたいと思いました。
属性に対して何かしら傾向があるのは事実で(例えば、子どもはピーマンが苦手)、それに根拠や理由があったとしても(子どもは大人に比べて味覚が敏感で苦みを強く感じてしまう)、好き嫌いというのはあくまで個別の問題だとウ・サギは思います。属性でイメージを抱いてしまうところまでは仕方ないかもしれませんが、何かをするときはきちんと確認してほしいですし、確認なしで勝手に行った気遣いや親切が相手を困らせるときがあるのをわかってほしいです・・・。相手が「喜ぶだろう」「好きだろう」と思ってやっただろう行いを断るのって、関係性によっては難しいし、断ったとしても微妙にこっちが悪いとか傷つけたみたいになるので困ってしまいます。
あ、子ウ・サギだったときのいろいろを思い出して暴走してしまいました……。何にせよ、ステレオタイプは捨てていきたいですし、自分もステレオタイプを相手に当てはめないように気をつけたいと改めて思いました。

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update 2025/10/29