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Q&A
Q.相談するチャンスがあっても「私だって大変なのに」って気持ちが見える瞬間があり何も言えなくなる
この記事の担当 生きかたカエル

Q.人に相談するようなチャンスがあったとしてもなんとなく「俺だって・私だって大変なのに」って気持ちが透けて見える瞬間があって何も言えなくなってしまいます。そういう人たちの基準の中に取り込まれてしまう感覚が怖いんです。上下関係ができてしまう感じ。

A.なるほど、それをわかってしまうのですね。
わかってしまうのは仕方ないので、せっかくならいい方に使いたいものです。おっしゃる通りそういう基準に取り込まれるのはおそらくいいことはないと思うので、そう感じたときには相談するのは避ける方がよいとカエルは思います。もしくは、そうしたリスクを念頭に置いたうえで、実験的に相談してみて相談相手を選ぶためのデータ収集をする方法も一つかと思います。

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update 2025/6/4
Q.自分が普通ではないことを思い知ってとてもつらくなる。みんなみたいにできない自分が嫌い。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自分が普通ではないことを思い知ってとてもつらくなります。みんなみたいにできない自分がすごく嫌いです。
いわゆる、普通に憧れていて中学は行ったり行かなかったりを繰り返していたのに全日制の公立高校を自分で選んで受験しました。(うちの地域では公立の高校に行くことが一般的でした)もう3年生になりますが、2年の途中からだんだんしんどくなり、疲れが酷く体力がなくなり思うようにやらなければいけないことができない生活を続けています。たまに休みながらこの生活を続けてきましたが、それにも疲れてきて全部放り出してにげたくなってしまっています。すっごく逃げたいけれどここで辞めるのは少し悔しい気持ちもあったりします。うまく生きられない、やっぱりみんなと同じ生活ができない自分がとてもきらいです。

A.何を「普通」とするかは諸説ある気がしますが(あなたがこの話で言っているのは全日制の公立高校に行くことですね)、「普通」には、そうありたいと思わせる魔力、そうでなければまずいと不安にさせるパワーがどうやら強くあるようだ、というのは経験から感じます。実際に普通と呼ばれるものからズレたら不利益がある場合もありますし、時に無言で、時に露骨に「普通じゃないのは良くないこと」というような圧を社会が発しているのも、残念ながら事実だとも感じます。
みんなと同じ生活をできる自分でありたかった、そうできない自分がきらい、という気持ちはウ・サギとしては100%受け止めました。ただ、中学高校というのは人によってはかなりハードな環境なので、きっとあなたの何かに合わないのかな…?と感じています。例えば大学だとわりと環境の質が違うので、何か変わることもあるかなあとか、3年生まで来てるなら辞めて高卒認定とってその後の進路に向かうのもそんなに難しくないかも?とか、環境次第であなたの思う「うまく生きる」に近づけるパターンもあるのではないだろうかなんて考えました。でもウ・サギは「うまく生きる」というのは、自分に合った生き方を見つけることだと思っていて、世間のいう普通にみんなが適応しなくてはならない(人が努力して自分を変える)という方向性ではなく、みんなが自分にとっての普通、自然体で生きられるために生き方が多様になってほしい(社会が変わるべきだし、変えていきたい)とは考えています。
とはいえ、憧れは簡単に消えるものでもないだろうし、きっとその中にはあなたの切実な何かが含まれているのだともウ・サギは思います。だから、憧れている気持ちはどこからくるのか、うまくいかないと思うのはどの部分で、何が原因で疲れているのかなどを、誰かと一緒に考えてみる機会があるのが大切なのかな・・・とも感じました。またよかったら質問をください。

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update 2025/6/4
Q.母との会話にモヤモヤした。なにが誰がおかしいのか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.部活に真剣になる人について。下に母との会話を載せました。心に引っ掛かりを覚えて、なんかモヤモヤします。なにが誰がおかしいんでしょうか。

A.会話が見えないと解説が難しいので、補足の内容をここに書かせてもらいますね。

母:部活に一生懸命になって学業が疎かになって困ってる親がいるらしいよ。せっかく進学校に入ったのにって
私:別に部活頑張ったってよくない?それはそれで
母:いいよ?あなたの人生だから
 勉強しなくたって別にいいよ?
 だったら大学に行く必要なんかないよね
 Fランに行くなら専門学校で職を身につけたほうがまだマシだよ
私:、、、、、、

ウ・サギが気になったのは、とりあえず以下3点です。
①勉強を他の何より大切なものだと強く信じていそうな母の価値観
②その価値観を自分以外の人にも押しつける姿勢
③押しつける気満々にもかかわらず、「あなたの人生だから」と表面的には自由を持ち出してくる矛盾
他にも細かいツッコミはいくつか出来そうですが、自分の価値観を正しいと強固に思い、それを察させるような圧で押しつけるのは、多様な考えがあること、他の人にも他の人の価値観や生き方があることを軽視しているとウ・サギは感じます。ウ・サギのあり方も否定されているように感じてモヤモヤしますし、それを親→子という力関係がある中でやるのは本当にやめてほしいところです……。
ただ、逆にウ・サギの考えにモヤモヤする人もいるかと思います。だからどの考えが正しいみたいな話ではなく、大人は子どもに対して(立場の強い人は立場の弱い人に対して)モヤモヤを言ってもらえるような関係、自分と合わない考えだとしてもどうしてその考えをするのかを聞いたり想像する姿勢をもつことが、きっと大切なのだとウ・サギは思います。だからあなたがモヤモヤを伝えても受けつけなさそうな雰囲気が母から感じられるのが、もしかしたら一番のモヤモヤかもしれないですね。

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update 2025/6/4
Q.言葉が意図と違う形で相手に伝わってしまわないかと不安。所長さんはどんな考え方で言葉を使ってる?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.私は、実際に思ったことと、それを言葉にすることの間には、大きな壁があると感じます。発した言葉や文が、自分の意図と違う形で相手に伝わってしまわないかと不安です。たくさんの質問に答えている所長さんは、どのようなで考え方で言葉を使っていますか?

A.言葉は誰かを元気にする力にもなれば、時に凶器になることもあるし、誤解されると自分が結構ダメージを食らうことになる場合もありますよね……。だから、言葉について不安を感じるのは、もっともなことであるとウ・サギは感じました。
質問への答えになるかはわかりませんが、ウ・サギは生きづLABOの質問回答については、一度自分の書きたいことを書きたいように書いてから、一晩以上寝かせて内容や表現を修正しています。微修正で終わるときもありますが、ほとんど全部消して新しく書くようなときもわりとあります。
①自分の目線で感情や感覚のままに書く
②周りの(質問してくれた相手や一読者の)視点からその文章を読んでみる
という、①作者の自分と、②編集者の自分の共同作業で言葉を扱っているような感覚です。
そして、作者ウ・サギと編集者ウ・サギがうまく働くためには、日々のトレーニングが必要です。変な表現をしてしまっても意図を汲み取ってくれる相手(少なくとも、誤解したまま傷ついたりして黙るのではなく、どう感じたか教えてくれるだけの信頼関係がある相手)とやり取りをして、自分の思うことを表現する練習をし、なるべくいろんな人の受け取り方や感じ方を知る機会をつくって、編集者としての視点を広げようとは思っています。それでも全然読み取りがズレることとか、誤解を招くような表現をしていることもきっとたくさんあるのだろうと思います。しかも最近はちょっとトレーニングを怠り気味な気もします・・・。
また、言葉はあくまでも自分の思いを伝えるための不完全な「道具」であり、言葉にした時点で、思いは多かれ少なかれ切り取られ、ズレてしまうものであるように感じます。だから言葉以前に、私はあなたのことを否定しません、だから言葉だけで捉えずに言葉の背景をお互いに考えていきませんか?という、目に見えない信頼や合意を形成するのが大切なのかもですね。自分がそれをできているかの自信はないですが、善処したいとはいつも思っています。

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update 2025/6/2
Q.高校生で一人称が僕や俺ってやっぱおかしいですか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校で一人称が僕や俺などになったりその一人称に合った口調になるのですが、何年か前に「もう少し、女の子らしい言葉づかいをしなさい」と親に言われました。高校生で一人称が僕や俺ってやっぱおかしいですか?直すべきですか?直し方はありますか?

A.一人称はその人のアイデンティティの大切な表現なので、自分が使いたいものを思う存分使ってください。周囲の頭の固い大人は「〇〇らしく」などというもっともらしい理由をつけて、改善を求めることがありますが、それに従う義務はありません。あくまでも、親なりの一つの意見として言っているにすぎないと理解するのが妥当だろうと思います。
多くの人は何となく社会規範に従って同じような一人称を使いますが、自分がもっともしっくりくる表現をしたらいいのだとカエルは思います。日々変わったっていいと思いますし、気分や状況によって言いたい言葉は違うと思います。
もしも、周囲に「それは違う」とか「おかしい」という人がいても、その人の常識や感覚を押し付けているにすぎないとカエルは思うのです。自分のことをどう呼ぶかは自分の問題であり、自分以外の人は一見解を伝えることはできても、強制することはできません。
そして、そう呼ぶことにいちいち理由もないのかなと思います。そう呼びたいからということでいいと思います。だから、一人称を直す必要はないし、直さなくてもいいと思います。これを書いていて、いろんな人がそれぞれの一人称を使ったら、もう少し生きやすい世の中になりそうだ!とカエルは少しワクワクしたので、思いのままに表現することを応援したいです。カエルも自分のことを「カエル」と呼ぶととても自分らしくなった気持ちがしてホッとします。

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update 2025/6/2
Q.フィクションのマンガ作品でも、現実同様「働かない」選択肢が大体は否定されてる気がする。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.フィクションのマンガ作品でも、無職であることや働きたいと思っていないことは否定的に扱われたり、否定的に扱われなくとも無職のキャラは後々仕事をする展開になる印象
現実同様「働かない」選択肢が大体は否定されてる気がする。どう思いますか

A.ウ・サギはマンガ好きなので、確かにそうかも…?どうだろう…?と好きな作品を浮かべてみたのですが、働くというものがまだ現実味のない学生ものがほとんどでした。実はウ・サギも、働かなくてはいけない、みたいなものを感じさせるマンガを無意識で避けていたかもしれないです……。
まず「働かない」選択肢について思うのは、生きかたカエルがこの質問この質問でも書いている通り、今の世の中での「働く」というのが、あまりにお金を稼ぐという意味に限定されていていることです。そういった限定された、資本主義の世界で労働するという「働く」については、「働かない」選択肢はあるべきだし、むしろみんなで「働かない」を選択していきたいとさえウ・サギは思っています。
どうやったらみんなの衣食住が安全に確保されて、持続可能な暮らしができて、困ったときはお互いさまができるのか、というのをウ・サギは考えたいです。そして、それを考えたときに「働く」というのは、家事をすること、小さい子の見守りをすること、みんなをフラットに認める存在としてそこにいること(例えば重度の障がいのある人などはこの働きができます)、これでいいのかと疑問を投げかけること(生きづLABOの質問はそういう「働く」だと思っています)など、実に多様であり、どんな人にも役割があると思っています。いわゆる働かないで遊んで暮らすみたいな人がいても、それはそれでその余裕やゆるさが誰かを救うこともあれば、普段遊んでいる分本当にピンチなときは働いてくれる気がするし、存在するだけでみんな「働いている」ということになるのではないか?とウ・サギは感じます。疲れて心を病んでしまう人がいたら、それは安全じゃないコミュニティになっているというサインであり、そのサインを出すことも大切な働きだと思います。病んでしまった側はしんどいはしんどいでしょうが…。
だから、おそらくあなたは「働かない」選択肢を求めている気持ちがあるのかなと思いますが、働くに偏りすぎた社会に何かを感じ、生きづLABOに質問している時点で随分と働いているとウ・サギは思いました。
あれ、話が脱線しすぎた気がします・・・。どう思うか?という話に戻ると、フィクションだろうと生み出した人間は現世にいるので、現世の価値観が作品に反映されるのはどうしてもあるのでしょうね…とは思います。ちなみにウ・サギはそれが苦手なので、小説は海外の100年近く前のものを好んで読んでいます。

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update 2025/6/2
Q.不安になると抱きしめられたい気分になるが、こんな経験はある?どうしたらいいと思う?
この記事の担当 やみーペン

Q.不安になると抱きしめられたい気分になりますが、抱きしめてくれる人はいません。こんな経験、ありますか?また、どうすればいいと思いますか?自分でハグするのはイマイチでした。

A.うーん…やみーペンはお気に入りのぬいぐるみをハグして誤魔化すかな〜
でも根本的な不安を解決した時のほうが、抱きしめられたい気持ちとの折り合いがつくかも…。なかなか解決が難しい時もあるんだけどね。

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update 2025/6/2
Q.自分が好きになる要素がなさすぎてよく死にたくなる。どうしたら好きになる要素が見つかるか?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自分が好きになる要素がなさすぎて、よく死にたくなる。どうしたら、好きになる要素見つかるか教えて下さい。

A.なるほど、自分を好きになる要素を見つける方法・・・ですか。ウ・サギとしては、ウ・サギが自分をそもそも好きでなく、すでに好きになるのを諦めて自分を過剰に嫌いじゃなければいいと思っているところですが、ちょっと考えてみたいと思います。(ただ、「死にたい」と「自分を好きになる要素がない」の関連性については、もう少し研究が必要だと思っています。関連性は確かにゼロではないと思いますが、好きになる要素があれば死にたいと思わなくなるのかはちょっと疑問ですし、死にたいと思わない人は自分を好きでも嫌いでもないパターンが多いような気もしています)
一つは、「~なことはしていない」と、マイナス要素の少なさを挙げる発想はあると思います。例えば、ハラスメントをしていない、汚職をしていない、公の場で差別的な発言をしていない(それをする個人を否定するつもりはなく、あくまで否定しているのは行動です)・・・とか。そういう発想でいくと、結構自分もマシな存在かもな、とウ・サギは自分について思えます。
あとは、何かを好きになるというのも、自分を好きになることにつながる可能性があるとウ・サギは思います。推しでも、好きなファッションでも、好きなマンガでも、好きな人でも・・・。それを素敵だと思える自分のセンス、ささやかにでも応援する行動、そういったものを好きになることはできそうな……?ウ・サギは自分のことは好きになれそうになくても、自分たちで作ったこのサイトは好きですし、ここに見に来てくれたり参加してくれる人がいるのには心が温まっています。

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update 2025/6/2
Q.小学六年生です。お菓子の盗み食いを何回も繰り返してしまいます。
この記事の担当 うさえなが

Q.私は今小学六年生です。こんなことで質問するのも変ですがお菓子の盗み食いを何回も繰り返してしまいます。ダメとわかっていても何回注意されてもやめられません。一応発達障害の診断はありませんが、いくつか当てはまるのでグレーゾーンかもしれません。

A.我もいつもお菓子盗み食いしてる!
だってお菓子はみんなのものだよ~。え、ちがう?

*生きかたカエルから補足*
やっちゃいけないと思っているのに、やめられないのには必ず理由があります。詳しい事情が分からないので、ここで明確には言えませんが、可能なら子どものための精神科のお医者さんに相談できるといいのかなと思います。お医者さんに行くのはハードルが高いのなら、スクールカウンセラーさんとか、親身になって話を聴いてくれる大人に話すのが大切かと思います。何らかの特性が影響している場合もありますし、見えないストレスや緊張などに関係しているかもしれませんし、その両方かもしれません。また、他にも理由があるかもしれません。あるいは、明確にこれだ!と理由がわからないこともあるかもしれませんね。
ただ、こうして自分の課題に気づいてSOSを出せるのはすでに解決の入り口にいるとカエルは思っています。とても大切な第一歩です。いい質問を送ってくれて、カエルはとても考えさせられました。こうして質問箱に質問する以外にすぐにできることとしては、「やめなければならない」と思ったり、「こんなことを繰り返して自分はダメな人間だ」「もっと頑張らなくては」という気持ちがあるとしたら、少し切り替えてみることをおススメします。
「やめられない理由や事情が自分にあるんだ。自分の力だけではどうすることもできないんだ」「自分が悪いのではなく、自分の力の及ばないところの問題だ」「だから、理解して一緒に考えてくれる人に頼ろう」という具合です。

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update 2025/6/2
Q.お母さんに「育て方間違えたね」などと毎日言われてめちゃくちゃイラつく
この記事の担当 ウ・サギ

Q.お母さんに「育て方間違えたね」「なんでこんな子になっちゃったの?」「産まなきゃ良かった」などを毎日言われるんだけどめちゃくちゃイラつく。勝手に産んで育ててその言い草はないでしょ…

A.それはイラつくし、悲しいだろうし、とにかくたくさん負の感情が出てきそうです。なるべくその気持ちを吐き出して、共感されたり(同じようなことで苦しんでいる人も実は結構いそうな…?)受け止められたりしてほしい・・・と思いました。
ウ・サギとしては、あなたの痛みをまず一番に受け止めますが、それを毎日言うというお母さんの精神状態もなかなか心配に思いました。気持ちのコントロールができていないと感じますし、それは子どもにぶつけるのではなく、きちんと何か他のものでケアしてほしいところです……。今はいろいろと追い詰められたりストレスの大きい社会になっているので、大人がストレスを抱え、そのストレスを子ども(自分より弱い者)にぶつけてしまう、という悲しい循環が起きていると感じます。
とはいえ、どんな事情や社会背景があろうとも、子どもに酷いことを言っていい理由にはならないし、言われる側はしんどいし傷つきます。だから、いくら腹を立ててもいいし、また何かあったら質問してください。

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update 2025/6/2