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Q.私はもう消えてしまいたいです。どうやったらその気持ちを抑えられますか。
この記事の担当 うさえなが

Q.私はもう消えてしまいたいです。どうやったらその気持ちを抑えられますか。

A.気持ちを抑えるのは・・・むずかしい!
だって、気持ちは出ちゃうよ!

*ウ・サギから補足*
消えてしまいたい気持ちを抱えているのが苦しい、という話で受け取りました。気持ちは勝手に湧いて出てきてしまうものなので、抑えるというイメージよりは、どう付き合うのかというイメージで考えたいとウ・サギは思います。抑えようとすれば、それなりの期間抑えられることもありますが、抑えるとあとで爆発しちゃう場合が多いとウ・サギは感じています。そうしたら、今よりももっと消えたい気持ちになってしまうのではないかと心配なのです。

消えてしまいたいという気持ちは、生きることがしんどい(から、消えることで楽になりたい)という気持ちだとウ・サギは思っています。
だから、しんどいことを減らす、しんどい環境から少しでも逃れられることが、消えてしまいたい気持ちを小さくするのには大切だと感じています。でも、そう簡単にできない状況もあるかと思うので、だとすると今できるのは、気持ちをなるべくどこかに吐き出すことかな・・・とウ・サギは思いました。否定されず受け止めてもらえる相手に吐き出せたなら、気持ちはちょっとくらいは楽になる=抑えやすくなると、自分の経験からも感じています。

・身近な相談できそうな人に話す(学生さんなら、スクールカウンセラーなどは学校にいないでしょうか)
・チャット相談や電話相談、メール相談などに相談する(気持ちが苦しくなったら何度でも、使えそうなところならどこでも使っていいと思います)
・安全な掲示板に書き出す(知っているかもしれませんが、オンライン居場所「かくれてしまえばいいのです」のこっそりハッキリルーム、サイト「死にトリ」のとりコミュがおすすめです)
・ノートに書き出す、絵など自分の表現しやすいもので表現してみる
このあたりが、否定される可能性が低いのかなとウ・サギは思います。あ、あともちろん生きづLABOの質問箱も、一つの吐き出し先ですね。
つらい気持ちを減らすのは、誰かの力を借りることが大切で、メンタルが安定している人も実は何かを頼っています。自分に合った頼り先を見つけるのはそんなに簡単じゃないかもしれませんが、信頼できそうと感じるものがあったらどんどん力を借りてほしいです。

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update 2025/8/25
Q.大衆向けコンテンツでは、性的な表現はもう少し控えてほしいと思う
この記事の担当 所長室

Q.性的な表現の強いコンテンツへの嫌悪感。例えば、アニメや漫画。誰かの性的嗜好を色濃く落とし込んだような表現は、大衆向けのコンテンツでは、もう少し控えてほしいと思ってしまう。考えすぎかな。

A.ウ・サギはその感覚、考えにとても共感します。人は情報に影響を受ける生き物なので、どんな情報がどう発せられるかは、人権の感覚に影響を与えると感じます。
原則としては、大衆向けのコンテンツで、性的搾取を助長・肯定するような表現(例えばギャグの一種として、セクハラに該当する行為が出るなど)はウ・サギは絶対反対の立場です。キャラ造形に作者の性的嗜好らしきものが入るのは、どのラインから禁止というのもそもそも難しいですし、まだ立場を決めかねています。
控えてほしい理由として、補足に性的搾取への不安が書かれていましたが、そのためにはコンテンツの適切な制限と同時に、誰もが対話に参加できて、自由を守り合えるような社会をつくることも欠かせないとウ・サギは思います。
生きかたカエルの意見も聞いてみましょう。

*生きかたカエルから*
カエルも性的な表現については、歯止めが必要だと思っています。それは放っておくと弱い者への搾取につながってしまうからです。
人間にとって、性的な要素は生きていくうえで不可欠なことの一つだと思いますが、現段階では暴力と密接な関係にあります。背景にはジェンダー(社会的な性別役割)や子どもの権利が守られていないという課題があります。その課題が残ったままの社会において性的なコンテンツを自由にすることは、性的なコンテンツが容易に暴力や支配の手段になるとカエルは考えています。
ジェンダーギャップが限りなく無くなり、子どもの権利が守られ、多様性が尊重される社会であれば性的な表現をもう少し自由にするのもありかなと思います。ただ、そうした社会になったときには今よく見るようなコンテンツは自然となくなって違う表現になるように思います。
とても興味深い質問でした。みんなでもっと考えてみたいです。

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update 2025/8/25
Q.生活保護を受けてる人間に対してのネットの投稿が怖い
この記事の担当 生きかたカエル

Q.生活保護に関して自分が払った税金を使ってるんだから生保受けてる人間を生かすも殺すも自分たちが決められると思っているような投稿を度々ネットで見かけて怖くなります。税金の全てが生活保護に使われているわけではないと思います。

A.ネットの投稿は税金の仕組みを誤解しているようです。
自分が払った税金だから…という理論であれば、生活保護だけではなく、赤ちゃんもお年寄りも公共のあらゆるサービス、または防衛費や外国に援助していることなどあらゆることを自分たちが決められるということになります。
それはそれである意味間違ってはいなくて、自分たちのことを自分たちが決めていく民主主義は私たちの基本ではあります。ただ、民主主義は税金を払っているから勝手に決めていいということではありません。本来なら払っている人ももらっている人もすべての人たちが話し合って決めるべきなのですが、現実的にみんなで決めることは不可能なので、それを代わりに考えて決めてくれる人に託す(つまり選挙で自分の代わりを決める)方法になっています。だから、一人の判断で勝手にできるのは選挙で誰に入れるのかということぐらいで、それ以上のことを勝手に決められるということではありません。
もちろん、意見を言うことはできますが、それはあくまでも一つの意見であるという範囲だろうとカエルは思うのです。

意見は自由だとしても、ネットの投稿は本質的に福祉制度についての理解が間違っているように思いました。
生活保護は生きることを保障するとても大切な福祉制度です。福祉は誰かがかわいそうな人に恵んであげるものではなく、当たり前が奪われている人に対して機会や権利を保障をする役割があります。
安全に安心して生きていくためには誰もがたくさんの手助けが必要です。それが身近な家族など頼る人がいる人もいますが、いない人もいます。また、生活するお金を自分で得ることができる人もいますが、いろいろな事情があってできない人もいます。誰もが、助けてもらえる人がいつまでもいるわけでもないですし、働けなくなることもあり得ます。その時のために福祉制度があるので、必要になって福祉を使う人が後ろめたく感じるものではないのですが、なぜか後ろめたく思わせるまなざしや考え方があります。
ネットの投稿はそうした「福祉はみんなのためにある権利の保障」という考え方ではなく、強い者が弱い者を助けてあげているという支配的な考え方が含まれているので、カエルは危ない誤解だと思いました。
怖くなったあなたの感性はとても鋭いし、本質を突いているとカエルは思いました。

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update 2025/8/25
Q.自分はやられてないけどいじめを見るのがしんどい。学校に行きたくない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校で軽いいじめがあってて、自分はやられてないけど、それを見るのもしんどくて、自分もやられるのでは、、、と思い何も言えません。最低ですよね。自分が受けたわけではないけど学校に行きたくありません。

A.いじめを受けていなくても見るだけで、つらく苦しい経験になり、人を無力化します。自分もやられるのでは?と不安になり、何も言えないのは無理もないことです。全然最低なんかじゃありません。まずは、いじめを嫌だなと思える自分の感性を労って、大人の力を借りれることとカエルは切に願います。苦しさは我慢しなくてもいいので、逃げることも一つの方法です。自分の苦しさを少しでも理解してくれそうな人に伝えてみてください。ただ、身近な人が理解してくれないこともありますよね…カエルが大人を代表して謝りたいところですが、謝ってもどうにもならないので、手詰まりの場合はまた質問ください!

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update 2025/8/24
Q.最近ふと小学生の頃に友人から性被害に遭っていたのを思い出した。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.最近ふと、小学生の頃に友人から性被害に遭っていたなぁと思い出しました。今まで思い出しても自分が悪だと忘れようと責めてきましたがなぜそう思ってしまったのでしょうか。日々死にたいと思う要因の一つにはこの経験が入っているのでしょうか。

A.大きな心の傷、とくに性被害について、「自分が悪い」と罪悪感を抱くケースはウ・サギとしてはわりとよく聞く話です。ウ・サギは専門家ではないので、細かなメカニズムや心理までは解説できないのですが、人間の心の機能として、どう受け止めていいかわからない、受け止めきれないショックを「自分のせい」と意味づけて抑え込む、というのは一つの防衛本能なのだろうとは感じています。
ただ、それは誰かに頼れないときに自分を守るための方法で、本当に自分を守るためには、気持ちを誰かに受け止めてもらう中で、中立で自分に優しい意味づけを見つけていく必要があるようにも思います。
日々死にたいと思う要因に性被害の経験がどれくらい入っているかはわかりませんが、死にたいという感情は、今目の前のことだけでなく、これまでの経験の影響を受けている場合が多いとウ・サギは考えています。言葉にできない、気づけないから、全部ひっくるめて「死にたい」という感情に結晶化してしまう、というようなイメージです。
今のあなたは過去自分に起こったつらい出来事を捉え直せそうな(そのための安全や余力がなんとか確保された)タイミングがきたのかも…?とウ・サギは感じました。それはどんな出来事のどんなダメージについてのことでも、自分の「死にたい」のサイズを小さくすることにつながるとウ・サギは感じています。

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update 2025/8/24
Q.恵まれて何不自由なく生活しているのに死にたいなどと感じてしまう私はおかしい?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.恵まれて何不自由なく生活しているのに死にたい・消えたい、学校に行きたくないと感じてしまう私はおかしい?

A.何もおかしくないとウ・サギは思います。例えば、物質的に恵まれていることや、愛されて育っていることや、どんな素晴らしいと思われる生活でも、100%生きやすさを保証するものにならないというのがウ・サギの考えです。
でもそれ以前の話として、補足を読んだところ、あなたの「恵まれて何不自由なく生活している」という認識は、ウ・サギの思う「恵まれている」とは違いがあると思いました。

これは、この質問回答を読んでいる全員にも伝えたくて書くのですが、「自分は恵まれているのに…」と考えるのは、
①身体の安全が今も昔も保障されていた(暴力を受けていない)
②自分の好き・嫌い、やりたい・やりたくないを遠慮なく言える(言葉や、または雰囲気で、自由な発言を制限されていない)
を③行きたくない場所やいたくない場所があったとき、そこに離れる選択をするのが難しくない(生き方、暮らし方がいわゆる「普通」から外れているものも、それを否定されずむしろ応援してもらえる)
少なくとも、この3つを満たしてからにしませんか?と、ウ・サギは提案したいです。

このどれか1つでも守られていないなら、安心して自分が自分らしく生きられていないとウ・サギは思うので、それは十分死にたい気持ちにつながるつらさとなると考えています。もちろん、この3つを満たしている場合だって、死にたいと深刻に思うこともあります。
あと、そもそも、学校はあまり行きたいと思える場所ではないとウ・サギは思っています。だから学校に行きたくないのも全然おかしくなく、行かない子にも何も悪い点や問題はなく、行きたいと思えないような学校になってしまっている、という点に大人たちは向き合ってほしい・・・とずっと考えています。

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update 2025/8/24
Q.自分の気持ちを歌詞みたいに書き出していたらクラスの人にナルシなどと言われた
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自分の気持ちを歌詞みたいに書き出していたらクラスの人に見つかって、「きもっ、賢い気取り?」とか「ナルシすぎる」とか、ずたずたにされました。それ以来自分の気持ちを整理する事ができず、もやもやしています…

A.その言葉はなかなかグサッときますね…。誰にも見られないところで書き出していれば安心?とは一応思いましたが、言われた言葉がよみがえってくるなどして、歌詞みたいに表現するのも自分の中でためらうようになったという感じでしょうか。
ちなみにウ・サギも、歌詞みたいな詩で自分の気持ちを整理していた時期があったので、仲間を見つけて勝手ながらちょっと嬉しくなっていました。学生時代に歌詞みたいに気持ちを書き出していたという友達もいるので、歌詞スタイルで気持ちの表現・整理をするタイプは一定数いるように思います。
仲間がいるからといって何があるでもないかもしれませんが、きもいことでも賢い気取りでもナルシでもなく、歌詞スタイルが自分に合う自己表現で、その自分に合う方法で一生懸命気持ちの整理をしようとしているという話だとウ・サギは思います。そもそも歌詞みたいに書き出すことで誰かを傷つけるでもないのだし、どんな自己表現をしようがそこにああだこうだ言わないでくれ~~!とも叫びたくなりました。

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update 2025/8/24
Q.アセクシャルです。ある出来事を話したらアセクはそういうの平気そうなのにと言われた。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.アセクシャルです。ある都市に行ったら、露骨なポーズの裸婦像があって、思わず目を背けました。そのことを友達に話すと、アセクはそういうの平気そうなのにと言われました。

A.アセクシュアルといっても(どんな名前のセクシュアリティだろうと)個人によって違うので、「アセクは~」と語る時点でそもそも間違いがあるように感じますが、その友達のアセクのイメージもちょっと不思議ですね…。性的なものを見て動揺や反応をするのは、性に関心がある人だけだ、みたいなイメージなのでしょうか。
定義としても、アセクシュアルは「他者に対して」性的欲求を抱かないというものなので、性的なことに無関心・無反応であるとは必ずしも限らないのが本来の意味のはずです。用語だけはなんとなく知ったつもりでも、ちょっと理解がズレていることって結構あるよなあと、他のことも振り返ってぐるぐる考えてしまいました。
名前をつけると、生きづらさはわかりやすくなるとは感じるのですが、本質的な部分や個別性が少し軽んじられる弊害もあるので、なかなか難しいところです。

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update 2025/8/24
Q.学校で友達がいじめられているのをみました。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校で友達がいじめられてるのをみました。クラスメイトや先生に悪口を言ったり、人を菌扱いしたり、その人の目の前でその人の靴を投げたり、、やってる人は多いですが、主犯格みたいな人と席が近くなりました。

A.いじめというのは未熟な子どもが成長途中にやってしまう行動だとカエルは思っています。ここで、大切なのはそうした未熟がゆえに起こる行動があったときに大人がどう介入するのか、大人の介入によって子どもがどう成長するのかという点です。子どもが自ら解決するのは難しいことなので、信用できる大人に相談することはできそうでしょうか?大人の力を借りて大人も子どもも学ぶチャンスになるので、最も信頼できそうな人に自分の苦しさや不安を伝えてみてください。いきなりは難しいのなら、匿名のチャット相談などで、相談する練習をするのもよいかもしれません。

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update 2025/8/24
Q.高校生になったのにスマホのPWを親に知られてるしGPSつき…
この記事の担当 所長室

Q.高校生になって、色んなところ自由に行き、色んなアプリで色々できると思ってた。でもスマホは親もパスコード知ってる、学校の行き帰りはGPSつき、18時半に帰ったら怒られる。自由なんてないんだってちょっと絶望した。

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update 2025/8/22