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タグ相談・支援等
Q.リスカと暴力が身近にあります。力になれることはあるでしょうか…?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.リスカと暴力が身近にあります。力になれることはあるでしょうか…?

A.身近にあるというのは、お友達が困っていて、その力になりたいという質問と理解したうえでお答えしますね。(※質問の補足に状況の説明があったので、それを踏まえた回答になります)
まずは、「力になれることはないか」と自分に心を寄せてくれる人が身近にいるということが大切なのかなとカエルは思いました。そのうえで、リスカと暴力の二つはちょっとタイプが違うことなので、一つずつお答えします。

リスカは自分で自分のつらさを自分だけで解決するための孤独な手段の一つなので、一人じゃないって思えることが何でも力になると思います。
だから、何でもいいから一緒に話をしたり(できるだけぶっちゃけた話)、遊んだり、リラックスして過ごせるような時間が大切かなと思います。無理をして、誰かに合わせるような時間になるとよりストレスがたまりそうなので、一緒にいなくても時々、メッセージのやり取りをするとかそんなことでもいいと思います。
力になりたい気持ちが先行して、お友達が申し訳なく思ったり、自分は情けないなぁと思うようなことがあると逆効果になるので気をつけましょう。「助けてもらってる感覚」「助けてあげてる感覚」みたいなものではなく、お互いに自然体でいられることが大切かなって思います。
つらい状況に追い込まれている人は自分はダメな人間だ、力がないと思ってしまいがちです。でも、リスカをしていることは自分を守ろうとする力のある人ですし、それまで我慢をしてきた人ともいえます。だから、そんな友達をリスペクトして、いろいろ教えてもらうのもいいかもしれません。

暴力に関しては、どんな理由があっても暴力を受けていい子どもというものはいないとカエルは考えています。
特に大人からの暴力は子どもの権利を侵害するものなので、カエルとしてはできるだけ早く解消したいと思います。ただ、子どもだけで解決できないことが多いので、まずは率直に話をしてもらえるのなら状況を聞いたうえで、タイミングや相手を見て、大人に相談をしてもらいたいと思います。

あと、死にたい気持ちを抱えていることが一緒なら、一緒に「死にたい気持ちって何だろう?」とか「死にたい気持ちはどこから来るのかな?」などと、話し合ってみるのもおススメです。ぜひ、話し合ってみた結果を質問箱で教えてもらえたらと思います。

update 2025/3/16
Q.安全そうな自助グループを見つけるためのポイントを教えてください。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.摂食障害のオンライン自助グループに参加したいなと思っています。安全な自助グループを見つけるためのポイントを教えてください。

A.なるほどです。安全な場を見つけるためのポイントというと難しいですが、危険に気づくためのポイントは、自分のもやもややフィーリングを大切にすることだと思っています。あれ?ん?と少しでも感じたら、違和感を研究してみるのをおすすめしたいです。
安全かを判断する材料がそろうまでには少し時間はかかるので、ウ・サギであれば、いつでも逃げる準備を整えつつとりあえず参加してみるような気はしましたが・・・違ったなとなっても、それはそれで一つの勉強、くらいに出来たらと思いつつ、傷が深くなったり逃げるのが大変だったら困りますしね・・・難しい。
ウ・サギの経験的には、期待する気持ちが強いと安全判定の能力が落ち、ほどほどに疑ってるとわりと適切に判断できると感じているので、あなたは自分の力で見つけられる気もしています。

update 2025/3/13
Q.疲れて自傷してしまい辛い。どうやって相談したらいいか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.疲れて自傷してしまいます。
どうしても辛いです。
どうやって相談したらいいですか

A.なるほど、どうやって「相談したらいいか」という質問ですが、相手が誰かによって相談の方法は違いそうです。うまい相手を選ぶことができたら、どうやって相談してもおそらくそれなりにうまくいくと思いますが、相手を間違うとどうやってもうまくいかないというのがカエルの意見です。
だから、まずは相手を選びたいものです。身近にいなければ、匿名の相談がよいかもしれません。そして、質問に書いてくれた「疲れて自傷してしまいます。どうしても辛いです」と伝えていいと思います。それか、相談の際に思い浮かんだことを何でもいいので伝えてみください。

そうはいっても、相談は難しいですよね。相談が難しいことはSOSの出し方ガイドで流さレンジャーグリーンが教えてくれています。

update 2025/3/2
Q.自殺する人を止めたいと思うことで生き延びてきたが、生きていてほしいと言うのが正しいことなのか分からなくなった。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.高校3年です。自殺する人を止めたいと思うことで生き延びてきました。死にたい人に生きていてほしいと心から強く言いたいのに、それが本当に正しいことのか、良いことなのか分からなくなりました。死にたい人と向き合うことが怖いです。皆さんは怖いですか?

A.自殺する人を止めたいと思うことで生き延びてきた、というのは、ウ・サギはあまり聞いたことのない生き延び方だったので、どうしてその思いが生き延びる軸になったのかが、とにかくまず気になりました。

ウ・サギは、死にたい=「自分らしく生きれないなら」死にたい=自分らしく存在したい、という意味があると思っているので、自分らしくありたい思いの支持・応援はしたいと心から思いますし、それが生きる道で叶ってほしいと願う気持ちはあります。
ただ、生きていてほしい、というメッセージは時と場合によっては、自分らしくあれない苦しみを尊重していない・受け止めていない態度に相手には見えてしまうこともあるので、取り扱いは難しいなと感じています。

死にたい人といっても、その「死にたい」に込められた思いや傷、背景は人それぞれだと思いますし、周りはその「死にたい」の背後に耳を傾けることしかできないとウ・サギは思います。
そして、相手の気持ちの背後にあるものに耳を傾けるためには、まず、自分の気持ちの背後にあるものをよく知るのが必要だとウ・サギは思っています。そうしないと、相手の声なのか、相手の声を聞いて出てきた自分の声なのか、混乱して、相手の声をうまく聞けないときがあるからです。

ウ・サギは、どんな人相手だろうと、自分に余裕がないときや自分の声(気持ち)がざわざわしているときは、人と向き合うのは怖いです。

update 2025/2/27
Q.障害者だから仕事につけなかったり収入が低いのは仕方ないことなんですか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.障害者だから仕事につけなかったり収入が低いのは仕方ないことなんですか?

A.障がい者だから~という考え方はカエルとしてはあまりしたくはないです。
もしもカエルが誰かに「カエルだから、はける靴がないのは仕方ないよね」と言われるととても嫌な気持ちになります。なぜなら、カエルと言っても、それぞれ違うからです。そもそも、カエルがみんな靴をはきたいと思っているわけでもないですし、はける靴があるカエルもいれば、そうじゃないカエルもいます。ただし、相対的に見て、人間よりもはける靴は少ない(まぁめったにお目にかかれません)ことは確かです。でも、それをもって「カエルは〇〇だから、仕方ない」と周囲に決められるのは違うような気がします。
それと同じように、「障がい者」といっても、一人ひとり違って、働くことに対してもそれぞれだと思います。それを、「障がい者だから」というまとめ方をすることには、(社会に向けて)異議を唱えたいです。

そして、次なる論点は「仕事につけない、収入が低い」という部分です。
カエルは「仕事に就く」ことと「収入が高い低い」は本来は別のことだと思っています。しかし、今の日本社会(人間界)が資本主義を採用していることから、仕事をすることと、収入を得ることがほぼ同義で扱われてしまい、しかも、収入が高い=立派な仕事をしていると勘違いしている節があります。
その勘違いが、「障がい者は仕事ができない、収入が低くて社会的地位が低く扱われている」という理解を生み出しているように思います。
本来の「働く」ことはお金以上の価値を生み出すことがあります(代表的なものとして、家事や子育て・介護、社会活動など)。また、労働をしなくても存在そのものが価値を生み出すことも当たり前にあります。資本主義の影響力が強いために、人間界がお金にだけ特別な高い価値があると思ってしまうのではなく、お金と並行してお金以外のものの価値をもう少し可視化したり、分かち合うような文化や仕組みができたら、障がい者だから…だけではなく、他の〇〇だから…仕方ないというまとめ方をせずに、大切なことを語り合えるような社会になるだろうとカエルは思っています。

さらには、そうした資本主義の中で金銭を稼ぐことがどうしても難しい人のためにどういう仕組みがあるのがいいかは別に考えていく必要はあると思っています。
カエルは現金じゃなく、住むところ(水道光熱費付き)と食べるものは現物で保障したらいいのにとかねがね思っています。その人なりの「働き(広い意味での)」に対して生活保障してくれたら、生活のために心身をすり減らして働かなければならないということはなくなると思うのです。(この辺は長くなるので、次の機会にとっておきます)

update 2025/2/27
Q.家での居心地が悪い。子どもシェルターや自立援助ホームを利用したい思いはあるけど…
この記事の担当 生きかたカエル

Q.家での居心地が悪くて毎日つらい。母と妹が毎日些細な事で怒鳴り合う居間から逃げ、父が理不尽に怒り出さないかと怯える日もある。子どもシェルターや自立援助ホームを利用したい思いはあるけど、もっとつらい人がいると思うと複雑。

A.「利用したいという思いがある」というのがポイントです。
今利用するかしないかより、そういうものがいざという時はあるという認識しているのならそれでいいとカエルは思います。
そしてもっとつらい人がいると思い迷っていることも、とても大事なことだとカエルは思うのです。つまり、あなたが自分の感性や思考を巡らせていることに意味があり、それをやり続けていれば、実際の行動は後からついてくるものだと思います。

update 2025/2/19
Q.気軽に相談してねと言われても、なかなか相談できない
この記事の担当 ウ・サギ

Q.これは考えが足りないだけ、共感を求めているだけ、相手の時間を使って相談に乗ってもらう内容として相応しくないと思ってしまい、なかなか相談できない。気軽に相談してねと言われても、そんなことも1人で考えられない人と思われたくないと思ってしまう。

A.なるほど・・・確かに「気軽に相談してね」と、大人はそれこそ気軽に言ってしまうけど、それを阻む思考回路があるからそもそも困っているのはあるよなあ、と気づきました。

ウ・サギは「そんなことも1人で考えられない人と思われたくない」というあなたの気持ちが、何から来ているものなのか気になっています。
その気持ちが薄まれば、いろいろなことが楽になりそうな・・・?でも、何から来ているものなのか、どうしたら薄まるかに気づくためには、誰かとの対話(相談)も必要だろうから、あれ、それが難しいのか・・・?とぐるぐる中です。

ひとまずの対処法としては、考えが足りないだけ、共感を求めているだけ、などの自己分析ができているなら、相談相手を使い分けることで罪悪感や抵抗を軽減するのはできそうかなと思いました。
共感なら、自分と同じような悩みの仲間と話せたらお互いに盛り上がれるし、考えを整理したいなら、最近はわりとAIが良いと聞いたことがあります。生きづLABOと同じ事業でやっている、死にトリぷらっとチャットかくれてしまえばいいのです、はなかなか使えるかもしれません。

update 2025/2/18
Q.本音だと確信できない状態で相談をするのは、失礼でしょうか…?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.相談や質問をして返信をいただいた時、その返信を読んで初めて「あ、自分が本当に言いたかったのはこれじゃなかったかも」と気付くことがあります。本音だと確信できない状態で相談をするのは、失礼でしょうか…?

A.いえいえ、全く失礼ではないと思いますよ。
むしろ相談というのは、そのためにするものだとウ・サギは思っています。思ったことをとりあえず言ってみて、それはそういうこと?いや、ちがって、じゃあこう?あ、もしかしたら…みたいに、自分が本当に言いたいことを探していくのが相談(対話)だと思います。
その人の答えはその人の中にある、とウ・サギは思っています。それが見えなくなっているなら、一緒に探せたらと思いますし、何か手伝えそうなことがあるなら手伝えたら、と考えています。あと、相手の答えを探している中で、自分の中の何かに気づいたりすることもあるから、相談は不思議です。

update 2025/2/18
Q.生理痛が重すぎてしんどいが家族に病院に行かせて貰えない……どうしたらいい?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.生理痛が重すぎてしんどい
でも家族にはそんくらいで病院は甘えだって行かせて貰えない……どうしたらいい?

A.生理痛ということは、かかるのは婦人科または産婦人科(どちらでも大丈夫です)になるかと思いますが、子ども一人でも行くことは基本的に可能です。(もし心配なら、行く前に病院に電話で確認してみるのもいいでしょう)
つまり、健康保険証の場所がわかっていて、親に頼らずに病院に行く交通手段があれば、とりあえず病院で診てもらうことはできます。

ただ、あなたは親に扶養されているかと思うので、健康保険証の記録から、病院に行ったことは後々わかってしまいます。
保険証を使って病院に行った記録は、親(被保険者)へ「医療費通知書」として定期的に届く仕組みになっているからです。

だから、とりあえず行ってから考えるのか、行く前に対策を練っておくかは自由ですが、親から何か言われたときに味方になってくれる大人を見つけるのがポイントだとは思いました。(病院に行く前に見つかった方が、どこの病院がいいかも含めて相談できるので、良いかなとは思います)
生理痛についての悩みは、同じく生理痛が重い仲間の人になら、めちゃくちゃわかってもらえるし、味方をしてもらえると思います。
あなたは学生かと思うので、保健室の先生がよさそうな候補としては浮かびましたが、他の先生でも、親戚などの身近な人でも、生理痛を「そんくらい」と言わない人を探してみてほしいと思います。
ウ・サギの身近には、生理痛で救急車で運ばれたヒトもいますし、もっとこの大変さが広く理解されてほしいところです。

update 2025/2/15
Q.「辛かったら休んでいいよ」「自傷する前に相談してね」と言われても上手くできない
この記事の担当 生きかたカエル

Q.「辛かったら休んでいいよ」「自傷する前に相談してね」と言われても、上手くできないです。衝動的に自傷するから、その前とか無理だと思ってしまいます。心身がこの状態なら休む・相談するみたいな指標があったらいいのにと思ったのですが、ありませんか?

A.いやいや、まずは自傷こそが立派な指標だとカエルは思いました。
人間界のトイレトレーニングも、出てしまってから「出たぞ」と気づいて、次に「出たよ~」と誰かに教えられるようになり、その先に「一人でできるようになる」と進みます。
それと同じようにまずは、「つらいことに気づかない」から「つらいから、自傷した」と認めて、それを誰かに「つらいから自傷しちゃったよ」と開示することが大事で、それはもうできているぞとカエルは思いました。
指標を知りたいという動機を持ち、こうして質問ができるのですから、やがて指標は見つけることができるでしょう。

update 2025/2/10