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タグ社会派
Q.周りの人に恩返しできる人になりたいのに頑張れずに自己嫌悪です。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.価値ある人間になりたいと思って毎日頑張ろうとしてるのに、頑張れない自分が嫌いです。まず価値ある人間とは何なのか、誰が判断するものなのか、、、でも周りの人に恩返しできる人になりたいです。でも頑張れない、自己嫌悪です。

A.誰かに恩返しをしたいという心意気だけで十分だとカエルは思いました。実際に恩を返せるかどうかは、いろいろな物事のめぐりあわせがあると思います。頑張ろうと思ってできることでないし、頑張らなくても恩返しになることもあります。
カエルはこれまで迷えるオタマジャクシたちに出会い、いわゆる手助けする経験がありますが、お礼や恩返しをしたいとの申し出を受けることがあります。そんな時に伝えているのは、立場の強い者が弱い者を手助けするのは当たり前のことで、それが子どもの権利を保障する内容であれば、むしろ責任を果たす行為であり、子どもから恩を返される筋合いはないということです。
だから、「恩返ししたい」という気持ちだけで十分で、もしも、それを行動に移したいと思うのであれば、助けてもらった相手ではなく、自分よりも下の世代にいつか返してもらえたらと思っています。そうすると恩がどんどん引き継がれていく、いい流れができるとカエルは思っているのでした。頑張れなくても、社会的な存在としての自分を振り返り悩めるのですから、価値があることだとカエルは思ってますよ。

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update 2025/7/2
Q.ウシガエルは特定外来生物だけど、連れてきたのは人間だし、何だかモヤモヤする
この記事の担当 生きかたカエル

Q.とある城の堀からいきなりウシガエルの声がしてびっくりした。特定外来生物に指定されているけど、原産地から連れて来たのは人間だし、本人たちは好きで来たわけじゃないのにと何だかモヤモヤした気持ちになってしまった。

A.声だけでウシガエルだとわかるとは、カエルに詳しい者とお見受けしました。(カエルの住んでいる地域にはウシガエルが生息していないため、カエルには見当がつかなかったです)
それはさておき、特定外来生物に関するモヤモヤはカエルもとても共感します。同じように絶滅危惧種とか特別天然記念物の保護活動に関してもモヤモヤします。ほぼ人間の都合で絶滅の危機に追いやっておいて、人間の基準で貴重だから守ろうとするのは自作自演ではないのか?とか、人間を基準にして益だとか害だとか決めちゃっていること全般にモヤモヤします。所詮自分は広い世界や宇宙のほんの一塊の存在であるちっぽけさを肝に銘じて、偉そうにならないよう、わきまえて生きていきたいと思います。

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update 2025/7/2
Q.生きる意欲ないです。でもいらないです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.生きる意欲ないです。でもいらないです。

A.補足の語りも含めて回答すると、生きることアレルギーみたいな状態なのかなと感じました。
生きやすい社会を作る努力を十分にしないままに、個人に頑張りや意欲を求めていく世界になっているとウ・サギは感じているので、そう感じるのも無理はないと思います。(そういった社会を変えていきたいと思って、このサイトはやっていますが)
だから、元気を奪われているゆえに起こっている状態であると同時に、社会が求めてくるものに抵抗できる感性を持っているがゆえの苦しみにも思いました。

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update 2025/7/2
Q.「身長が高い=かっこいいはなぜ?」について周囲とも話し合いたいのでアドバイスがほしい。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.うさえながさんと生きかたカエルさんにお礼が言いたいです。僕の質問(Q.身長が低いのがコンプレックス。身長が高い=かっこいいという価値観はどこから来るものなのか?)にご回答頂きありがとうございました。うさえながさんと生きかたカエルさんのご回答を拝見してすごく共感しました。周囲の人とも話し合ってみたいのでアドバイスがほしいです。

A.ご丁寧に、お礼をいただきカエルも嬉しいです!(所長にも伝えておきますね)

また、質問を機に周囲の人とも話し合ってみる…という次なるアクションへとつなげようとする意向を聞いて、ますます嬉しく思います。
周囲と話し合う際のアドバイスですが、相手に必要以上に合わせたり、過剰に期待せず、自分の気持ちを率直に伝えてみることがまずは大切かと思います。もう一つは、伝えた後の反応が芳しくない場合は、早々に撤退することですね。
質問箱でかわされるやり取りは哲学対話と呼ばれるような内容に近いのですが、哲学対話はあまり馴染みがないので、楽しめる人と楽しめない人がけっこう明確に分かれるかと思われます。自分は自分の経験から「私はこう思う」いう私を主語にしたI(アイ)メッセージと伝え合えると深まるのですが、「普通はこうだよ」「それは当たり前」「あなたはこうだ」という具合にIメッセージではないやり取りになると展開しなくなります。なので、かみ合わないなぁと思ったら、いったん撤退しましょう。
それはその人が悪いということではなく、対話の作法や面白さを学んだり、楽しむ経験が少ないことが要因だとカエルは思っています。だから、これからも質問箱でいろいろな対話ができると嬉しいです。

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update 2025/7/2
Q.浪人生です。自律神経がぶち壊れました。ニートみたいになっててつらいです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.浪人生です。自律神経がぶち壊れました。予備校の授業を休んで、家でぐったりしています。ダラダラスマホをいじって時間をつぶしています。ずっと座っているのでも息切れや動悸がして、家の手伝いも出来ず、ニートみたいになっててつらいです。

A.自律神経がぶち壊れたのなら、それは回復のプロセスをすっ飛ばして勉強を頑張ることは難しそうだとカエルは思いました。しかも、いろいろな症状が出ているようですし、お医者さんからの見立てももらっているようなので、怠けているとか根性が足りないのではなく、今は休むべき時だと推測されます。
ただ、休むことに罪悪感があるようなので、単に休むことが難しいのでしょう。頑張らないと気持ちが落ち着かないのなら、今は勉強ではなく自律神経を整えることに頑張ってみるというのはどうでしょうか?現在の症状が緊張など脳神経系の働きすぎが要因だとしたら、長い目で見ると今根性をかけて頑張ることは、勉強をするという目標から遠ざかってしまうコスパの悪い対策のような気がします。それよりも、脳神経の緊張にアプローチしてみて、勉強が無理なく持続できるコンディションにしていくことにシフトするというのはどうなのだろうと考えました。
自律神経を整えるためにはマインドフルネスやストレッチ、軽い運動、自分が落ち着く感覚刺激(好きなにおい、音楽、手触りなど)を入れてみる、などなど方法はいろいろありそうです。「何もしないでゴロゴロしている」という認識から、「自律神経を整えるための大切な時間」という認識に変換するのは、難しそうでしょうかね。
ちなみに、「ニートみたい」という表現から、ニートに対する恐れというのか、よくないものという理解があるのかもしれませんが、カエルは「ニート」と言ってもそれぞれの事情や背景があると思っています。だから、もしもニートの状態になったとしても、それでイコールよくないとか否定されるものではないとも思います。何か課題が起こると、それにわかりやすい名前を付けて理解しやすくする方法を私たちは使うのですが、同時に画一的なラベリングで決めつけてしまい、個々の事情をわかりにくくする弊害があります。質問者さんの事情を垣間見て、ますますそう思いました。

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update 2025/6/28
Q.家の庭でヒキガエルを見なくなったのを根拠なく親に「お前が追い回したからだろ」と言われたのだがどう思う?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.かつて家の庭にヒキガエルがよくいたのに、近年ではめっきり見なくなりました。それを知った親が根拠なく「お前が追い回したからだろ」とか勝手に言ってきます。生きかたカエルさんどう思いますか?

A.我が種族の心配をしてくださって、ありがとうございます。
お察しの通り、カエルは人間に追い回されたぐらいで退散するようなやわな生物ではありません。おそらく、気候変動を含めた環境の変化だろうと思います。(しかも、質問者さんは追い回したこともないそうですね… ※補足にそう書いてありました)
カエルとしては、カエルの心配よりも、根拠なく子どもに変ないじりをする親の方が心配です。
最近、他の質問でも見られるのですが、大人が子どもに下手ないじり発言をして、子どもが幻滅する現象が目立ちカエルは気になっていました。大人にとってみると軽い冗談のようなノリにも見えるのですが、子どもにとっては何も面白くないし、むしろ傷ついていたり心外であったり、大人への信頼を失墜させるような言動に見えることを平気でやっている節があります。
カエルもそうしたことがないよう、気をつけたいと思いますが、大人本位のいじりっぽい文化についてはもう少し研究を深める必要があるかと考える今日この頃です。

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update 2025/6/25
Q.頑張ればできるのに頑張りたくない。頑張れない。これじゃあ怠けてるだけですかね?
この記事の担当 ウ・サギ

Q.頑張ればできるのに頑張りたくない。頑張れない。これじゃあ怠けてるだけですかね?

A.「頑張らない」という選択を自らしている、つまり自主性を発揮しているということだとウ・サギは捉えました。生きかたカエルがよく使う表現を借りるなら、自分の感性が働いている、という言い方もできそうです。
この社会では何かと頑張ることが推奨されがちですが、頑張る必要自体は全くないとウ・サギは思っています。自分の行いで自分が苦しんだり、周りが苦しんでいるなら、それは解決を試みた方がよいかな…?とは思います。でも、解決は自分の努力でなく、環境の調整や、周りの気持ち(必要性を超えて期待したり何かを課してしまうその人側の問題)が変化していく方のアプローチも大切だと感じます。
頑張りたくないなら、頑張らないで全然OKだとウ・サギは思いますし、あなたの場合はとくに「頑張りたくない」気持ちは何かの意思表示のようにも感じました。頑張りは誰かに強要されるものではなく、自分がやりたいときだけやればいいものだとも、とても思っています。

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update 2025/6/25
Q.身長が低いのがコンプレックス。身長が高い=かっこいいという価値観はどこから来るものなのか?
この記事の担当 うさえなが

Q.身長が低いことがコンプレックスです。身長が高い=かっこいいという価値観はどこから来るものだと思いますか。

A.高いとかっこいいの?知らなかった!
大きいと強そうだから??

*生きかたカエルから補足*
なかなかいい質問ですね。これはジェンダー(社会的に作られた性別で決められた価値観)に関係してそうな気がします。
身長が高い=かっこいいという価値観は、主にいわゆる男性に強く適用されることなのかなと思います。日本社会において、何となく背が高い男性はかっこいいと思う人がいて、その価値観を広めることで得をする人が権力を持っていると、その価値観が強化されていく仕組みがあるのだろうと思います。つまり、出発点は「何となくそういう人が多い」という程度の問題だろうと思われます。
それが、そのことで得をする人たちの力と「多くの人たちがそう思うことを推した方が得をする」あるいは「多くの人たちがそう思うこと以外だと損をする(いじめられるとか、否定されるなど)」という集団心理や同調圧力の存在が後押ししているのだとカエルは分析しています。
もしも、誰にも公開しない形で一人ひとりの本心を調査をしたならば、それほど「身長が高い=かっこいい」と明確に答える人はそんなにいないと思われます。だけど、何となくそういうものになってある種の力をもって、世の中や私たちの内心を支配していくものになるのは怖いことですね。身長高い=かっこいい 以外にもたくさんあります。それぞれが何かをかっこいいと思う気持ちは全然いいと思いますが、それによってそうじゃない人が否定されることにつながる恐れがあると意識しないと、生きづらい社会になるとカエルは危惧をしています。いい質問のおかげで、いろいろ考えてみました。

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update 2025/6/23
Q.周囲のマイノリティへの理解がなくて苦しい。道徳とかで教えるのも少ないのはなぜ?
この記事の担当 所長室

Q.周囲のマイノリティへの理解がなくて苦しい。学校の道徳とかで教えてくれたら良いのに。そういうのが少ないのはなんで。

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update 2025/6/23