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タグ相談・支援等
Q.匿名相談で病院に行っていると話すと「先生に相談してみて」と言われる
この記事の担当 生きかたカエル

Q.匿名相談で病院に行っていると話すと「先生に相談してみて」と言われ、通っていないと言うと「病院へ行ってみて」で終わってしまいます。病院では話せない不安や悩みについて話してみたかっただけなのにな、と少し悲しくなります。やっぱり迷惑なのかな。

A.ごめんなさい。迷惑なわけではないのですよ。
相談員が「病院に行きましょう」とか「先生に相談して」と言うのは、「こんにちは」「元気ですか」ぐらい機械的な決まり文句として使っていることの方が多いので、誤解をさせてしまっていますね。カエルが相談員に成り代わり、謝りたい気持ちになったので、思わず謝ってしまいました。

匿名の相談は相談対応を正当に評価してもらう機会が少ないこともあり、どこか機械的になってしまったり、あまり深く考えずに型どおりに声掛けをしてしまうことがあります。(相談員みんながそうではないのですが、そうなりがちなところはあると思います)
こうして、率直な気持ちを伝えてもらえるのはとても貴重なことだと思いました。

update 2024/12/12
Q.親や今の環境から抜け出したい。病気あり無職でも一人暮らしはできる?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親や今の環境から抜け出したいです。
ずっとそう思ってきて時間だけが過ぎました。年々しんどくなってきてしんでしまいたいと思うことが増えました。
病気があり、無職ですがそれでも一人暮らしってできると思いますか。

A.病気があって、無職でも一人暮らしはもちろんできます。
もしも、障がい福祉サービスを利用できそう(自立支援医療を使っているような場合)なら、グループホームを利用するのが手軽だろうと思います。保証人問題とか、初期費用など含めて通常の一人暮らしをスタートするよりもハードルが低くなります。
病気で働くことが難しいのなら、生活保護も受けることができます。働ける分は稼いで、足りない分を生活保護からもらう人も世の中にはたくさんいます。お金がなくなってから、活用することもできます。
家を借りるためには、ある程度のお金があれば保証人の要らないマンスリーマンションのような物件を数カ月単位でまずは借りてみることができます。もう少し長期的に考えるのなら、保証人がいなくても保証会社を使って部屋を借りることもできるかもしれません。全国には家から出たい人たちが一時的に生活できる安価な部屋を提供しているところが意外とありますので、そういったサポートを利用することも一つの方法かと思います。

まずは自分がもっともコンディションがよくなる生活環境を整えることが、おそらく個人的にも社会のパフォーマンス的にも合理的だとカエルは思っています。無理をして何かを我慢し続けたり、しんどい状況に耐えることにエネルギーを使うよりも、少しでも得意なことをやってみたり、疲れ切っているような場合はまずは心身を休めたりすることも必要な時もあるでしょう。
ずっと思っているのなら、親や今の環境から抜け出すことが第一だろうとカエルは思うので、そのことを理解してくれて、手伝ってくれる人とつながることがとても大切かと思います。

update 2024/12/12
Q.毎日家にいます。被害妄想でいっぱいで家の中でも身動きが取れません。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.毎日家にいます。引きこもっています。外から物音がすると怖くてお腹が痛くなります。家にいることがバレて噂されてたらどうしようとか、いつか誰かに怒られるんじゃないかとか被害妄想でいっぱいで家の中でも身動きが取れません。息を潜めて生活しています。

A.それはつまり、安全ではない状態であるということでしょうかね。
物理的に現在いる家が安全ではないところであれば、別のところに移動する方向性を考えましょう。物理的にはそれほど危険ではないところであれば、あなた自身の心が安全ではない状態のようにお見受けします。
心の問題なら、医者などの専門家の手助けを借りる方法もありますが、あなたなりに思いあたることまずは自分で整理する方法もあるかと思います。
また、匿名のチャット相談などを使ってみるのもありだとカエルは考えます。

update 2024/11/29
Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談を見るたびに辛いです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談が大嫌いです。ごめんなさい。でも、見るたびに辛いです。守られた場所からどんなお言葉を貰っても、そうはなれない自分が余計に惨めで苦しく思えるからです。悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。

A.「守られた場所からどんなお言葉を貰っても」という表現と、「悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。」の表現がグッドだと思いました。
また、この大嫌いの話を伝える先に、生きづLABOを選んでくれたのも感謝です。あなたの「大嫌い」は、強い違和感の表明、という色合いがあると感じているし、違和感はこの社会について考える上でとても大切なものだと思っています。

今は幸せになれました系の発信は、自分の立場と他の人の立場の違いを十分に知らずに(社会的優位性に無自覚に)語られている場合が多いので、ウ・サギは見ないようにしています。どうして自分はできないのだろう・・・自分はダメなのかな・・・?と思って、元気を失ってしまうので。
生きづLABOとしても、見ることで余計に惨めになったり苦しくなるのではなく、少しでもほっとできたり本来その人のもつ力を取り戻せる情報発信をしていきたいところです。

update 2024/11/15
Q.ただ話を聞いて欲しいと思って話すと相談と受け止められて結論を求められる
この記事の担当 ウ・サギ

Q.ただ話を聞いて欲しい、愚痴を聞いて欲しいと思って誰かに話すと、大概相談と受け止められて、あなたはどうしたいのという結論を求められることが多いです。
それがわからないから話してるのになと思います。

A.ウ・サギは昔それをやってしまって怒られたことがあるので(相談だと思って論理的に回答したら、そういうのじゃない!!と)、こころの中で冷や汗を流しながら読みました。
自分だけではわからない、気づけない、整理できない何かがあるから、人は誰かに話をするわけで、「どうしたいの?」と結論を求めるのではなく、想像して一緒に悩むのが大切なのか・・・とわかるまで時間がかかりました。

もし相手が昔のウ・サギのような人なら、「これは相談ではなく、ただ話を聞いて欲しいんです。自分でもどうしたいかわからなくて話しています」と最初から伝えることで解決する可能性はあります。でも、そう伝えてみてもうまく伝わらない相手なら、話す相手を変える必要があるかもしれません。
ウ・サギはネットの世界も利用しながら、腹が立ったときの愚痴向け、優しく寄り添ってほしいとき向け、気持ちを整理して一緒に解決策を考えたいとき向け、みたいに話し相手を使い分けています。そういえば、最近はAIも聞き役としてなかなか優秀らしいです。

update 2024/11/12
Q.15歳です。家を今すぐ出たいです。大人を頼ってもダメでした。どうしたらいいですか。
この記事の担当 うさえなが

Q.15歳です。家を今すぐ出たいです。大人を頼ってもダメでした。どうしたらいいですか。

A.家を出るのは、生きかたカエルが詳しいよ!
生きかたカエル、教えてあげて!!

*生きかたカエルから補足*
児童相談所が正攻法なのですが、諸事情でそうはいかないときもあるのが実態です。
そもそも、家から出て違うところで暮らそうにも、社会的養護(親の代わりに育てる場所)の選択肢が少ないのが大きいように思います。

いずれにしても、子どもの権利条約で「子どもの意見を聞く」ことの重要性は明確なので、ちゃんと主張を聞いてくれる人に出会うことだろうと思います。
あなたがどこに暮らしているのかわかりませんが、近くに「子どもシェルター」という名の付くところがあるのなら、連絡してみてください。
弁護士さんなど子どもの権利を守る役割の人に相談することができるかと思います。

それでもダメだったら、カエルにまた連絡ください!

update 2024/11/6
Q.施設などに行って親元を離れても私立の高校に通うことはできる?
この記事の担当 やみーペン

Q.自立支援所など、親元を離れても私立の高校には通うことができますか?精神面と金銭面が心配です。

A.どんな状態でもどんな場所にいても、望む場所で勉強したり過ごす権利は誰にでもあるんじゃないかとやみーペンは思う
制度的なことはやみ-ペンはあまりわかんないから、生きかたカエルよろしく~

*生きかたカエルから補足*
高校生が親元を離れるとしたら、社会的養護(自立援助ホームとか、児童養護施設かな)のどこかだろうと思われます。
であれば、高校には私立であっても通うことは可能ですよ。今、すでに通っているのであれば、そこに通い続ける場所にその施設があるかどうかですが、通えるところにあるのなら、子ども本人が希望する暮らしや学ぶ環境を優先するのが前提です。
子どもの処遇を考える時には「子どもの最善の利益」という考え方があって、高校生ともなれば子ども自身の意見を聞いて、どこの学校に通うのか、卒業後はどうするのか考えてくれます。学費ほか学校に必要な経費は公的な援助があるので、心配いりません。特別に高額な費用でなければ問題なく出ます。また、卒業時に進学するにしても、就職するにしても支度金という形で援助があります。
精神的にも施設の職員さんが相談にのってくれるので、基本的には心配はいらないと思います。
カエルは家にいる時よりも、安心して高校(公立、私立、定時制、通信制含めていろいろです)に通っている子どもたちにたくさん出会っています。

update 2024/10/27
Q.人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.様々な回答を拝見して、とにかく適度に人を頼ることがコツなのかなと思うのと同時にそんなに要領良く生きることができていたらそもそもここまで悩んでいないのでは、と思ってしまいました。(ごめんなさい)人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。

A.率直な意見をありがとうございます(笑)
このツッコミはカエルとして相当に嬉しかったです。
適度に人を頼ること…それができたら苦労しないよ…ということを安易に勧めていたのかも…ハッと気づかされました。

具体的なコツと言われて考えてみましたが、人によって「コツ」は異なるだろうと思うので、コツになりそうな内容を整理してみますので、使えそうなものを選んだり、それぞれアレンジしてみてください。

①人選のコツ
頼るためには、頼る相手の選択が実はとても大切だったりします。人選で結果が大きく決まってくるからです。
・自分のセンスを信じること(この人いいかも、何か嫌かも…そんな自分の感性を信じてください)
・肩書きや立場で選ばないこと
・他の人の勧めや評判を頼りにしない(他の人がいいと思う人が自分に合うとは限らない)
結局、手を変え品を変え、同じようなことを言ってますが、要するに相談する人を選ぶときには自分を信じて、自分自身と相談してみてください。

②練習や準備のコツ
相談や頼るためには、実は練習が必要なのです。頼るのが上手な人たちは、子どもの頃から、頼る練習を日常の経験の中で繰り返し経験していて、そこから人を頼る術を身につけています。一方で、頼ることが苦手な人は、失敗した経験が多かったり、強烈な失敗経験から頼ることへのイメージが悪くなっていたり、我慢することがデフォルトになっていて、いざというときに上手くいかない、そもそも頼れないということになります。だから練習や準備が有効なことがあります。
・自問自答する
自分で書き出したり、ブツブツ言ってみたり、自分の中にある困りごとやモヤモヤを1人で出してみましょう。とにかく外に出してみることで、気づくことがあったり、整理されたり、少し楽になったり。他の人に伝えるための準備になることが多いものです。
・匿名の相談を利用する
今は匿名の相談窓口がいろいろあります。匿名の相談はその相談によって悩みごとと直接解決するより、相談の練習機会として有効に機能します。どんなふうに相談すると伝わるのか、伝わらないのか。どんな対応をされると嫌なのか、どんなことを言われるとどんな気持ちがするのか、自分の気持ちに気づく機会になります。匿名の相談は相手が見えないので、気を遣う必要がありません。せっかく親身になってくれているのだから申し訳ないとか、断りにくいという気持ちがあっても、対面や知っている人に相談するより、ドライに相談を途中で放棄することもできますし、率直な気持ちを伝えることに抵抗が少ないと思います。

③頼る本番のコツ
・小出しにする
いきなり本題に入らず、ジャブを仕掛けてみて、相手の反応を見てその後の方向性を検討するのもありです。
・途中でやめてもいい
頼ることが苦手な人がよく陥るのは、「申し訳ない」「迷惑をかけた」と思って、相手に合わせてしまうことです。頼ることは「途中でやめてもいいのだ」「人を変えてもいいのだ」と心に念じておきましょう。
・頼るというより「活用する」マインド
「頼る」という表現があまり適切ではないのかもしれないと改めて考えました。頼るというと、自分が無力な存在のように感じるからです。人の手助けを借りる、頼るというのは自分という資源を有効活用するために道具を使うのと同じなのです。だから、頼る相手を便利なアイテムや道具だと想定し、活用するという視点で進めてみましょう。
そうすると、あれ?何か違うぞ、これは便利ではないと感じたり、道具に使われているのではと感じたりするかもしれません。その時は見直すタイミングです。

思わず、長くなってしまいました…苦笑
少しは参考になるでしょうか?
また、ツッコミどころがあれば、いつでもツッコんでください。

update 2024/10/17
Q.就労訓練に違和感を持ってしまい利用に進めません
この記事の担当 生きかたカエル

Q.就労訓練と呼ばれる支援サービスについて度々調べるのですが、意を決して実際に相談に行ってみても毎回違和感を持ってしまい利用に進めません。大多数の人たちがこなしている作業をこなせるように矯正させられる感じがとても恐ろしく感じてしまいます。

A.なるほど
とても、まっとうな感性だと思いました。
どんなことであれ、「そう感じる」ということはとても大切です。自分が感じていることを自分自身がしっかり受け止めていると思うからです。
ただ、就労訓練と言っても、いろいろなところがありますし、一人ひとりのスキルや特徴にあった訓練やサポートをするところもあるとカエルは思っています。
ただ、一般論として画一的な作業に適応させようとする傾向はあると思います。あなたの直感を信じて、そもそも自分に合うところはそんなに多くないから、どんなところがあるのか見てみよう的なマインドでいろいろ見てみるのも面白いのではないかと思いました。自分の観察眼と感性を磨く機会になると思いますよ。

update 2024/10/17
Q.父母がよく喧嘩している。怒らせちゃいけないと思うと動悸がして涙が出てくる。
この記事の担当 うさえなが

Q.父母が更年期でよく喧嘩している。
怖い。
怒らせちゃいけないと思うと、動悸がして、涙が出てくる。

A.涙が出てくるのはピンチだ…!
ピンチのときは・・・生きかたカエルに話を聞いてみよう!

*生きかたカエルから補足*
動悸がしたり、涙が出たりするのは、体がちゃんとSOSを出していることと、自分なりにストレスから身を守ろうとしている作用でもあります。しっかりと機能している自分の心身を労い、誇りを持ってもいいとカエルは思います。
ただ、うさえながのいう通り、ピンチであることは間違いないので、ピンチを何とかできないかと思案しています。
身近に話せる大人はいそうでしょうか。あなたがつらいことを父母は気づいていないこともあります。1人でも話せる人を見つけて、今回書いてくれたような話をして、「そういう状況なんだね。そんな中でも必死に自分を守っているのが伝わってきたよ。本当によくやっているよ。つらい時はつらいって言ってもいいし、嫌なことや嫌だし、怖いことは怖いんだ」と受け止めてもらえることを願っています。
身近にいなければ、チャットの相談とか子ども向けの電話相談とか、匿名でできる相談もあるので、使ってみるのもおススメします。

update 2024/10/17