Q.「成仏したい」って1日1回くらい思います。私は今生きているはずなのですが、子どもの時から成仏に憧れています。なぜ、生きているのに成仏したいと思うのでしょうか…。楽になりたい、救われたいという思いが強すぎるから??
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Q.「成仏したい」って1日1回くらい思います。私は今生きているはずなのですが、子どもの時から成仏に憧れています。なぜ、生きているのに成仏したいと思うのでしょうか…。楽になりたい、救われたいという思いが強すぎるから??
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Q.おとなになって子どもつくったら虐待しちゃいそうで怖い。
A.「おとなになって」と書いていることは今は子どもなのでしょうか。子どものうちから心配をするというのは真剣に自分を見つめている証拠だと思うので、カエルはその点についてまずは拍手を送ります。なぜなら、「自分は絶対に虐待なんかしない」と思う方が虐待してしまうリスクがあると思うからです。
そして、虐待というのは非常に社会的な課題であり、個人の問題で起こることではなく、また、個人の資質や責任や努力で何とかできるものではないことをお伝えしておきます。歴史的に見て、虐待が起こる大きな要因の一つに貧困(経済的な問題)があります。また、現代における虐待の背景には社会的孤立があります。お金に困らないようにいざというときのサポート(生活保護など)について理解しておき、いざという時に頼れる人や機関、方法を理解しておけば、虐待のリスクをかなり下げることはできます。
ちなみに世の中には「虐待の連鎖」という言葉があり、虐待を受けて育った人は虐待をしてしまう傾向にあるという情報が出回っていることもありますが、それはちょっと間違っています。虐待が連鎖するのではなく、虐待の背景にある困窮や孤立という環境は世代間で似たような状況になる可能性があり、そうなると虐待のリスクの高い状態は続くという傾向は確かです。そうした環境にあっても、頼れる大人に出会うとリスクがぐっと低くなるというデータもあるようなので、とにかく頼れる誰かにつながることが大切だとカエルは思っています。
※なんだか、小難しい回答になりました。とてもいい質問にいろいろな思いがふくらみました。お許しください。
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Q.安心して頼れる仲間がいません。
グループワークやクラスでやることに関して、よく、私もリーダーをやらせて貰ってます。(リーダーは複数人います)
他のリーダーがすぐに帰ってしまったり、他の課題があったりしてうまく頼れずにいます。
A.複数リーダーの中で、おそらくあなたが一番気が付き、責任感も強いタイプなのだろうとカエルは推測しました。そうなると、周囲から頼られやすく頼りにくくなっても無理もないと思いました。
この状況は放置すると深刻化すると思うので、早いうちに手を打つことをおススメしますね。複数リーダーがいることを活用し、あなたも帰ってしまう日をつくるのはどうでしょうか?(カエルは理由は素直にしんどいと伝えてもいいし、他のもっともらしい理由を見つけてもいいと思います)
意外と今の状況を見ていて、あなたが奮闘しているのに気付いている人もいるかと思うので、何かと理由をつけて任せる日を作ってもすんなりいくような気がします。
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Q.好奇心旺盛で飽き性な性格なのがちょっと悩み。欲しいものや趣味、好きなものがコロコロ変わるんだけど、それを周りの人からあんまり理解されてない気がする。自分でも自分の性格に振り回されてる感じがある。どうしよう。
A.なるほど、ウ・サギは好奇心が乏しく変化の少ない性格なので、好奇心旺盛をずっと羨ましく思っていたのですが、それぞれ難しさはありますよね……。でも「理解されてない気がする」「自分でも自分の性格に振り回されている感じがある」はわかるような気がしていて、ウ・サギは波やムラの大きいタイプなのですが、自分と付き合うことへの疲労や理解されないときのもどかしさは大きいです。
サーフィンみたいなイメージで、振り回されるところも含めてまあまあ楽しめる?乗りこなせる?ようになるのが理想なのか・・・。自分で自分に振り回されるのは案外誰しもあると思うのですが、それを話せる場も理解も乏しい気がするので、自分を知ってうまく付き合っていくための学びの機会がもっとある世の中にしていきたいところです。
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Q.日常で起こる出来事に対して、すぐに強い不安に襲われ、その不安だけで頭がめいっぱいになり、パニックのような状態になります。すごく苦しいです。ですが、はたから見ると「ちょっとした事にすごく大げさに心配する」に見えるらしく。
A.「ちょっとした事にすごく大げさに心配する」という捉え方を周りにされるのは苦しいなあ・・・とウ・サギは思いました。何が「ちょっとしたこと」かは人によって違いますし、非合理的でアンバランスなことに一喜一憂したり不安になることは誰にでも起こる自然な心の動きだと思うので(例えば、子どもの成績への一喜一憂とか…)、強い不安に襲われるということはそれだけその人にとってはひっ迫した状況であると想像してほしいところです・・・。
パニックの対処について考えてみると、いい対処がもしあるならウ・サギも知りたいくらいなので、参考になりそうなことがあまり浮かばずにいます(すみません)。でも慢性的に気持ちが安らげていなかったり、ちょっとしたことや他愛のないことを話せる機会がなかったり、普段からギリギリのメンタルだとパニックの頻度や強さは上がるように経験からは感じます。そう思うと、パニックもなりやすさは気質的なものはあっても、それで苦しみが大きくなるのは環境の問題な気がして、なんだか本当に悲しく理不尽な世界だなと思ったウ・サギです。
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Q.自力では死ねなかったから
安楽に死ねる選択肢が切実に欲しい
それでも、それが不可能な以上生きるしかない絶望と諦めを感じている
その一方で、今ある希望を諦めたくない気持ちもある
しかし、変化を起こすことに積極的になれず苦しい
どう思いますか?
A.とても自然な心の動きや揺らぎだと思うと同時に、変化をサポートするハード面・ソフト面両方の資源が乏しい現状を改めて感じました。本来は積極的にならずとも、それほど手間をかけなくても、自分が安心できる生活をしたいという希望は叶うべきで(それができてやっと最低限の人権の保障だと思います)、選択肢も多様にあってほしいとウ・サギは考えてるので、現状にやりきれない思いです。
また、希望を叶えたい気持ちが大きくなるほど、思うように動けない自分や優しくない現実に対するストレスや葛藤も大きくなるのだろうともウ・サギは感じました。絶望と諦めの中にいると、希望があってもまた何かのきっかけで絶望に引き戻されたり、変化へのエネルギーも枯渇して当然だと思うので、自分の思う中で一番快適に完璧に希望を叶えてくれそうな選択肢(安楽に死ねる選択肢)に強く惹かれるのもまっとうな心の動きだと思います。ウ・サギも時々、自分が消滅すれば自分の苦しみも全部解決じゃん、それでいいじゃん、と思うことがあるのでなんとなくわかる気もしました。
補足も読みました(これまでも質問くださりありがとうございます)。
お気遣いが伝わってきました。思うこと、感じることは誰にも止められないですし、湧き出てくるものがあるなら、それについて開示してシェアできるのが対話なのかなと思っています。だからなんというか、大丈夫ですし、むしろ良かったとウ・サギは感じました。
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Q.学校に行きたくないです。みんなの前では休まないいい子を演じて家では号泣してます。友だちもいるし勉強も好き、なのに学校に行くと疲れてしまってしんどいです
学校のストレスを解消する方法がえっちな電話をしてるときです
その電話をしてる時が一番癒やされるし、幸せです
エッチな電話してることが親にバレて携帯没収されて絶望です
A.ショックの大きさが伝わってきました(補足にもいろいろ気持ちを書いてくれていましたね)。気の休まる隙間もないような高ストレスな環境の中で、えっちな電話をしているときだけが、自分を解放できたり幸福を感じられるひと時だったのでしょうか。脳の話で説明するなら、電話のときだけ、何かしらの快楽物質が強く出る状態にあるのかなと想像しています。
相手への恋心というよりは、えっちな電話という行為への依存に近いものだとウ・サギは受け取っているのですが、もぎとられるように相手との関わりが絶たれてしまったのは苦しいものだと思います。相手がどんな人であれ、あなたにとって貴重な癒しの時間を与えてくれたなら大切な存在だったと思いますし、それがなくなるとどうしようもなくしんどくなりますよね……。
えっちな電話という強い刺激でのストレス解消の様子は「いい子を演じているストレスがもう限界です!」という一つのサインや証明だとウ・サギは感じるので、どんな形であれど、サインが外に出されたのは大切なことだと思いました(親がそのサインを適切に拾ってくれてなさそうなのが苦しいですが…)。こうやって表現して吐き出す機会も大切で、あなたにとって必要なことにも思うので、またよかったら質問も使ってください。
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Q.やりたいことがあって専門学校に進学したいけれど、
「その学校に進学したら何か就職に役立つことが得られるの?」と聞かれて専門学校に進学していいのかが分からなくなった
A.自分のやりたいことをするのが一番いいとウ・サギは思いますよ。人生は就職したり就職に役立つことを得るのが目的ではありません。自分なりの豊かな暮らしを送るための一つの手段として就職があります(就職以外のお金の稼ぎ方もありますし、お金を稼がない生き方もあります)。対して、自分のやりたいことがわかっていたり、それを実際にできることは、自分なりの豊かな生活を送るためにおそらく欠かせないことだとウ・サギは思います。すごくやりたいことがある!というだけが人生ではないですが、やりたいなあとか、やってもいいなあとか、そういった自分の感性がまず大切だと思っています。
就職についてだけの話をしても、会社に受かったり仕事を続けるために必要なのは、資格や技能などのスキルだけではありません。もっと大切なものは他のところにあるとウ・サギは思います。
何か(自分より弱いもの)を背負っていたり守らなくてはならない場合は、時に自分のやりたいを犠牲にする必要もあるかもしれませんが、そうじゃないときに自分のやりたいを犠牲にする必要はないし、自分のやりたいを犠牲にしてまで得るべき価値のあるものもあまりない気がします。
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Q.精神薬を飲んでいます。周りからは止められるのですが、どう反論すればいいでしょうか。
A.それは困っちゃいますね。周りは何を思って止めようとしてくるのでしょうか…。精神薬なんて怪しいとか、心のことは自分の意思で解決しろとか、そういう発想なのでしょうか。
精神薬についての説明としては、治したいから薬の力を「借りている」といった表現がウ・サギはいいのかなと思っています。心の問題について薬で完全解決や治療ができるかというと実際に少し違うとも思うので、熱が高すぎてつらいとき解熱剤の力を借りるように、顎関節症がつらくなったらマウスピースを使うように、治療や症状との付き合いを補助する、治療しようとする本人の意思や体力を支えるという側面が大きいと思います。ただ、専門家でもないのに服薬を止めてくる相手に論が通用するかはかなり怪しい気はするので、反論としてこれが役に立つかにはちょっと自信はありません…。単純に「私が何を飲むかは私の問題ですし、お医者さんの判断なので、あなたたちに口出しされる筋合いはありません」と言いたいウ・サギです。
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Q.障害者界隈で活動していると、障害の種類や重さによってヒエラルキーがある事を日々感じて辛い。ただでさえ世間で肩身が狭い障害者同士なんだからフラットに仲良く出来ないものかといつも思う。
A.つまり、いわゆる障がいが重いほど、ヒエラルキーが高いということでしょうかね……。ウ・サギは界隈についてはよくわかりませんが、似たしんどい立場や気持ちがある同士は、共感したり支え合えるときもあれば、大変さのマウントや押し付け合いが生まれてしまうときもあるので、可能性と難しさの両方を感じています。
つらい思いをした=誰かのつらさを理解できる、寄り添えるという側面と、つらい思いを耐えてきた=だからみんなも耐えてくれていいでしょ、私の方が大変なのに…と感じてしまう側面と、ウ・サギも時々後者の自分が顔を出してしまうこともあります。(おそらく)誰しもがそういった両側面を抱える中で、コミュニティがフラットな関係で続いていくには、どうしたらいいのでしょうかね・・・。ピアグループの中にひとつまみでいいので、心が回復して安定している当事者と、社会問題として生きづらさを一緒に考えられるマジョリティが参加しているのが理想なのか・・・?ウ・サギもそのあたりは模索し続けたいです。
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